東京日帰り旅行(新橋&銀座編)
今日のお話しは、昨日のお話しの続きですが、新橋でタクシーを降り、朝食を食べるため、駅周辺を徘徊することにしました。
開いている飲食店は、ファストフード店やチェーン店ばかりで、朝食抜きにしようかと諦めていたところ、
居酒屋に辿り着きました。
入口には、
24時間営業の貼紙があり、興味津々で、店内へ。
正月休みということもあり、店内のお客さんはまばらでしたが、席に着き、聖なる休日には、昼酒が欠かせないので、
ビールをオーダー。
しばらくすると、
蛸(たこ)の唐揚げが運ばれ、食べ始め、店内を見渡すと、
3軒が一緒になっているとのことで、
出前可能という貼紙があり、興味があったので、
お品書きを見せてもらうことにしました。
お腹も空いており、出前をしてもらうことも考えたのですが、今日のお昼は、豊洲の鮪屋の社長と食事をすることになっていたので、長居をするわけにはいかないのいで、ビールと蛸の唐揚げだけで、こちらのお店から出ることにしました。
約束の時間には、かなり時間があったので、
銀座まで、
歩くことにしました。
そして、
銀座コアというビルに着き、看板を見ると、自分がかつて勤めていた日本料理店の系列店の名前があり、ビルの中に入ってみることにしました。
自分が勤めていた日本料理店は、しゃぶしゃぶが看板料理の『ざくろ』という日本料理店で、勤めていたのは、20年くらい前のことで、新宿の鮨屋から移って、2軒目の店でした。
地下と2階に、その系列店のしゃぶしゃぶ専門店の『しゃぶせん』があり、
厨房の入口に立っていると、偶然にも、中からかつての同僚が出て来たのです。
同僚とは言っても、自分よりも、ずっと年上で、声を掛けると、驚きながら、「よく分かったねぇ~。何年振りだろう?今、どこにいるの?中には、〇〇さんもいるよ。」と、応えてくれ、現在の自分のことを伝えました。
そして、もうひとりのかつての同僚というより、先輩の〇〇さんに声を掛け、同じようなやり取りをし、先程の蛸の唐揚げとビールだけでは、お腹が空いたままでしたし、懐かしさもあり、店内へ。
偶然は重なるもので、店内には、声を掛けることが出来なかったものの、かつてのホールスタッフもいました。
ところで、系列店とあるようように、グループ内での異動もよくあり、異動はなくても、新規開店などがあったりすると、別の店舗の助っ人に行くこともあり、自分は、新規開店の手伝いだけでなく、系列の『Tops(トップス)』に、手伝いに行ったことがあり、その時の仕事は、クリスマス用のケーキに使う胡桃の皮剥きで、それこそ内職のような仕事でした。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、『Tops』は、チョコレートケーキが有名で、全国の百貨店でも販売されています。
先ずは、勿の論で、
ビール。
ビールは瓶派の自分ですが、生ビールしかないとのことで、グラスビールの小にし、ビールの隣にあるのは、アスパラ豆腐という料理で、自分が勤めていた頃というよりも、その前からある料理です。
アスパラ豆腐は、缶詰のアスパラ、グリンピース、ずわい蟹を敷き、その上に、玉子豆腐の出汁を貼ってから、蒸し上げてあります。
包丁したら、胡瓜、マヨネーズ、パプリカをあしらって、お出ししているものです。
程なくすると、野菜と肉が運ばれてきたのですが、注文したのは、黒毛和牛のしゃぶしゃぶで、
和牛は、鹿児島産とのことで、それと共に、
アスパラ豆腐同様、定番のトマトサラダで、賽の目に包丁したトマトに、醤油ベースのドレッシングが掛かっており、その上に、玉葱、パセリがあしらっています。
また、ドレッシングには、セロリの種が入っており、これが何とも言えないアクセントで、食欲がそそられます。
そして、しゃぶしゃぶの美味しさを引き立ててくれるのが、
胡麻だれです。
10種類以上の香辛料をベースにした少々辛めの味なのですが、一度クセになると、やみつきになる味で、この味を知ってから、しゃぶしゃぶの美味しさを、自分は知りました。
また、この胡麻だれのレシピは、各店の料理長をはじめ、『ざくろ』グループの一部しか知らないもので、いわゆる門外不出のものです。
当然のことながら、自分は知りませんし、全ての料理長が知っているとは限らないとも、当時言われたような気がします。
その後、しゃぶしゃぶを食べ終えたのですが、会計をしてくれた店員の方も、別の同僚で、声を掛けると、その元同僚も、覚えてくれていたようでした。
新橋と銀座で、遅(おそ)朝食というか、早(はや)昼食を食べ終え、
懐かしさとほろ酔い気分で、地下鉄で向かったのが、東京日帰り旅行の最終目的地の御茶ノ水でした。
そして、御茶ノ水で、鮪屋の社長と食事をしたのですが、その様子は、次回以降、お話しさせて頂きます。
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