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美味しく食べられる冷凍マグロの上手な解凍方法

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先日、久しぶりに入荷した紀州勝浦産の生の“本鮪”です。
wakayama.jpg
「さすが、生の天然の本鮪!!!」の一言に尽きるものでした。詳しいことについては、こちらを
これが、その赤身です。鮮やかな色は、生(の本鮪)特有のものです。
indoakami.jpg
と言うのは、嘘です。この赤身と同じく、真っ赤な嘘です。実は、この赤身、冷凍の“南鮪(通称 インド鮪)”のものです。
冷凍ものではありますが、これほどきれいな色が出るのは、鮪自体が良質なものであるだけなく、その解凍方法によるものです。その解凍方法が、今回のおお話しです。
冷凍マグロは、東京・築地の鮪屋から仕入れているのですが、このように冷凍のまま柵取りしてもらってから、届けられます。
reitouindia.jpg
凍っている柵がこちらです。白くなっているのは、柵取りした時の切りかすです。
reitou.jpg
さて、解凍する時ですが、まず水道の水に塩を溶かします。その濃さは、海水と同じ程度です。
tatezio.jpg
そこに、先程の柵を入れ、
sakutotatezio.jpg
切りかすを取り、軽く洗い、すぐに海水の中から取り出します。取り出したのが、こちらです。
arau.jpg
取り出したら、キッチンペーパーで軽く表面の水分をふき取ります。
huku.jpg
ふき取ったら、別のキッチンペーパーで、柵ごとくるみます。
tutumu.jpg
くるんだら、そのまま、“ピチット”(商品名)という、脱水シートでさらにくるみます。
pitituto.jpg
そうしたら、このまま冷蔵庫に入れ、自然解凍させます。
reizouko.jpg
季節や大きさにもよりますが、8時間~10時間というのが、目安です。変色したり、味が落ちたりするので、急いで解凍するのは、禁物です。
そのようにして、解凍したものが、こちらです。
akamisaku.jpg
先程の刺身の写真のように、鮮やかな赤い色をしています。ちなみに、生の“本鮪”(青森県・大間産)の赤身は、こちらです。
akamiohma.jpg
自分は、このように冷凍マグロを解凍しているのですが、この他にも色んな方法がありますし、どれが一番だとは決め付けることは出来ません。
特に、我々の本職の料理人は、使い勝手の良さということも関わってくるからです。事実、自分のこれまでの修業先では、どれもが違う解凍の仕方でした。なので、天上天下唯我独尊にして、独善の塊の自分ですが、今回は敢えて強く言うことはやめておきます。
最後になりましたが、ご家庭で鮪を買って食べる時は、解凍してある冷凍マグロを買わずに、カチンコチンのものを買って、このように解凍した方が、美味しく食べることが出来ます。是非、参考にしてみて下さい。
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harushitaku.jpg
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