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もっとおいしいお話し

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ハイブリッドなランチメニュー

Vol.3935

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日(2月16日)も

認(したた)めます。

今朝、ランチのご予約の料理を

盛付けていると

熱血君がやって来て

「親方、おはよう♬

ハチビキの刺身じゃん。

これ、お昼の予約の?」

「そうだよ。」

「今日の予約の献立は

いつもと違う感じなの?」

「鋭い!」

「ってことは

今日のブログは

その話になるとか・・・?」

「またまた、鋭い。

普段のランチメニュー

アレンジしたものだけど

夜の会席のコースの要素も

入っているから

ハイブリッドな感じかな・・・。」

「おぉ~、なんか楽しみ。」

「じゃあ、順を追って

話していくよ。」

「はぁ~い。👏👏👏」

お客様が見える前に

小鍋をセットしておき

小鍋は

鰻(うなぎ)鍋です。

野菜(玉ねぎ、ごぼう、えのき)の上に

鰻の蒲焼、豆腐を乗せ

薄めの出汁をはってあります。

出汁の味付は

薄めのお吸い物ぐらいの感じです。

笹がきにしたごぼうの風味が

それこそ「いい仕事」しています。

ご予約時間が近づいたら

ご飯とお新香をセットし

ご飯は

白御飯です。

殆どの場合

乾物などを使った炊込御飯ですが

お客様のご要望で

白御飯にしました。

このようにアレンジしたのは

今日のお客様が

常連さんだったからで

鋭い方は、熱血君のように

お気付きかと思います。

お客様が見えたら

先付(さきづけ)の

グリンピース豆腐をお出しし

葉血引(ハチビキ)の刺身



ソースと共に


鯵(あじ)フライを

お出ししました。

鯵は、一昨日の朝

沼津魚市場で仕入れた

島根県産のものです。

程良く脂が乗っているので

フワフワとしており

揚げたての生パン粉の

サクサク感が

何とも言えません。

実は、以前にも

お出ししており

その時にも喜ばれたので

今日も再登場しました。

コース仕立てとは言え

お昼ごはんですので

鰯つみれ錦糸蒸し

鰆(さわら)の西京焼と

間髪入れることなく

お出ししました。

鰆の西京焼を見ると

熱血君が

「変なこと訊くけど

形がイマイチっぽいような・・・。」

「おぉ、鋭い!

今日は冴えまくっているね。」

「えへへ・・・。」

「ランチメニュー程度の金額だから

形が良くない部分になっちゃうんだよ。」

「味はどうなの?」

「全く問題ないし

この時季の鰆は

抜群だよ。」

「んまそうだもん。」

最後に

マスクメロンのアイスと共に

食後のお飲み物の

コーヒーや

紅茶を

お出しししました。

常連さんでなくても

今日のような内容で

お出しすることは可能ですので

詳しいことについては

お気軽にお問い合わせ下さい。

また、これまでにも

お話ししているように

可能な限り

対応させて頂いておりますので

合わせて宜しくお願いします。

「明日は市場だね。

そんじゃ、また🐡」曰く、ミニふぐ。

舌代(ぜつだい)  

Vol.3908

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます。

“昼ふぐ”の料理の準備をしていると

熱血君がやって来て

「今日は、“昼ふぐ”があるんだね。」

「個室に席を

用意してあるよ、ほら。」

「エアコン

ファンヒーター

薪ストーブも

点いていて

かじやんのヒット曲&チャートレビュー : 【キニナル曲】 あったかいんだからぁ♪ / クマムシ

♬ あったかいんだからぁ ♬」

「薪ストーブは

個室の外だから

関係ないんじゃね?」

「細かいことは

いいの、親方。」

そうこうしていると

ランチの営業時間となり

“昼ふぐ”のお客様だけでなく

フリーのお客様もご来店🙏

ところで、玄関前のメニュースタンドには

昼席

夕席と

お品書きを置いてあります。

特に、ランチの場合

早仕舞いすることも

しばしばです。

また、昼夜問わず

御席の御用意が

出来ない場合もあるので

そんな時は

お詫びやお知らせを

掲げておきます。

これまでは、そのようなPOPは

手書きのものでしたが

色々と不都合なので

このようなPOPを用意しました。

用意したとは言っても

自分で作ったわけではありません。

どんなものでも

プロの手にかかったものは

出来が違います。

舌代は「ぜつだい」と読み

「口頭で伝える代わりに

簡単に書いたもの」を

意味する熟語です。

舌つまり、話すことの

代わりということになります。

この言葉を知ったのは

30年近く前

最初に勤めた鮨屋で

感心しただけでなく

日本語の趣の深さを

知った次第です。

舌代のPOPは

3種類あります。

【その1】

13時閉店

(12時半ラストオーダー)

【その2】

13時半閉店

(13時ラストオーダー)

【その3】

予約のみ=満席

それぞれの下には

“ふぐに魅せられし料理人”の

自分がこよなく愛す

天然のとらふぐに乗っている

自分のイラストと

落款(らっかん)が

描かれています。

POPを見た熱血君

「何だか、親方って

僕に似ているね?」

「チッチッ
☝️😌)) 」

「???」

「熱血君が

自分に似ているの。」

「あぁ~、そういうことね。

親方の名刺にも

このイラストが載っているよね。」

「そうだよ。

名刺をリニューアルした時に

作ったイラストだからね。」

「このPOPは

もう使ったの?」

「まだだよ。」

「じゃあ、いつから使うの?」

「明日デビュー。」

「明日のランチは13時閉店

(12時半ラストオーダー)と

させて頂きます。

で、いい?」

「たいへん良く出来ました!」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0268-1.jpg

ということで

くれぐれも

宜しくお願いします。

「そうなんだぁ。

じゃ、また明日🐡」 by ふぐとら

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当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は

是非、御覧下さい。

2年分の注連縄(しめなわ)飾り

Vol.3895

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます。

今日は、町内で

どんど焼が行われました。

どんど焼をどんどん焼と

呼ぶ地域もあり

自分の出身地(静岡県富士宮市)では

どんどん焼です。

なので、以降は

どんどん焼と記します。

また、『佳肴 季凛』のある富士市

隣の富士宮市では、元々

14日に行われていたのですが

いつの頃からか

その年によって

行われる日もバラバラです。

自分の子供の頃は

14日に行われていたので

「どんどん焼 14日

お猿のお尻も 真っ赤っか」

という歌のようなものもありました。

行事ごとや祝日を

恣意的に移動するのは

その日の意義を

否定しているとか

思えません。

そこまでするなら

その祝日を廃止すべきです。

どんどん焼の場合

14日が平日だと

人が集まりにくいからという理由で

Coaching for Writers - Writers' Dream CoachWriters' Dream Coach

成人式がらみの連休に

合わせるということに

自分はついていけません。

さらに、元々15日が

成人の日ですので

ここまで来ると

でたらめそのもの。

成人式が行われるのも

成人の日でなかったりと

そこまでするなら

廃止の方が

よっぽどスッキリします。

あんまりカリカリするのは

精神衛生上よろしくないので

この辺で・・・。

どんどん焼が7日に行われるため

注連縄(しめなわ)飾りを外し

「お疲れ様♬」と声を掛け

お清めの塩。

すると、熱血君がやって来て

「さっきは、いつもよりも

熱く吠えていたね、親方。」

「そう!?熱いっていうか

冷静だけど・・・。」

「いやいや、熱血料理人そのものだよ。」

「右に倣(なら)えっていうか

同じであることが

大事みたいなのが

ダメなんだよ。」

「うんうん。」

「人に合わせるのは

文句無しで大事だけど

同じふりをするのが

耐えられないね。」

「親方がよく言っている

『和して同ぜず』

ってことだね。」

「考えが違うのは

当然のことで

その違いをすり合わせて

より良いものを生み出すのが

大事じゃん。」

「そうだよね。」

「簡単に多数決をとって

少数派はNGっていうのは

民主主義じゃなく全体主義だよ。

多数決が民主主義なんて

ただの妄想だよ。」

「我が儘じゃなく

自分の考えを持つのは

大事だよね。」

「ほら

これを読んでごらん。」

「親方、御意!」

この文章は

画像

劇作家の鴻上尚史氏が

書いたものです。

成人の日の時事ネタにして

自分の意見と同様なので

載せさせてもらいました。

話を戻すと

今年の注連縄の下にあったのも

注連縄です。

何故、昨年のものが・・・?

昨年のどんどん焼に

出し忘れた。

ただ、それだけのことです。

ようやく一年越しで

昨年の注連縄も

「お疲れ様♬」と相成りました。

昨年の注連縄を見る度に

妙な心苦しさを

感じていたのですが

本日、無事に解消。

明日からは

いつも以上に清々しく

仕事に臨めそうです。

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大皿メインの会席料理 

Vol.3894

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

「親方、おはよう♬

🦀かにじゃん🦀」と、ふぐネット達。

「そう、今夜の予約のだよ。」

「かにを使うなんて

珍しいよね?」

「そうだね。

めったに使わないからね。」

「で、今夜の料理は

どんな感じなの?」

「大皿中心のだよ。

飲み会的な感じだね。」

「へぇ~。今日のブログは

そのことかな?」

「そうだよ。

じゃあ、始めるよ。」

「はぁ~い♬」

大皿というか盛り込みにして

お出ししたのが

ずわい蟹

寄鍋

揚物の

3種類でした。

寄鍋と揚物については

以下のとおりです。

◆寄鍋

・鱸(すずき) ・海老

・つくね ・かまぼこ 

・白菜 ・えのき ・長ねぎ ・水菜

・くずきり ・豆腐 ・刻み柚子

・出汁:一番出汁、薄口醤油、塩

    みりん、日本酒

◆揚物 

・海老の彩り揚げ ・鯵のしんびき揚げ 

・鶏の唐揚げ ・枝豆 

また、一人前ずつの料理は

南京豆腐(かぼちゃの豆腐)

刺身で

葉血引(はちびき)、湯葉

すき身の三種盛です。

他には

鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し

ご飯(昆布御飯)でした。

男性のお客様が殆どなので

デザートは無しです。

ご飯と

お新香を

配膳しようとすると

ふぐネットが

やって来ました。

「こういう料理も

やってくれるんだぁ~。」

「頼まれれば

何でもやるよ。」

「そうなの?」

「出来ないものもあるけど

食べるのは、お客さんだし

予算と希望さえ言ってくれれば

出来る限り、対応しているよ。」

「ふぅ~ん。」

「歓送迎会とかの

飲み会を企画しているとか?」

「そんなことはないけど

僕達ふぐネット29匹衆で

懇親会でもやろうかと思って・・・。」

「かしこまりました🐡

熱烈歓迎でお待ちしています🐡」

今というか、これまでにも

お話ししているように

料理などについては

可能な限り

対応させて頂いておりますので

お気軽にお問い合わせ下さい。

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召し上がった方々が

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是非、御覧下さい。

2023年の注連縄(しめなわ)飾り

Vol.3883

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます。

クリスマスを過ぎたこともあり

暮れ感が一気に増して来ました。

そんな今日

注連縄(しめなわ)飾りが届きました。

作って下さったのは

静岡市清水区蒲原にある

『Flower Design Sweet』

村松広美さんで

こちらが村松さんのインスタです。

今回の注連縄が

5年目になります。

過去4年の注連縄が

以下のものです。

それぞれの写真と年を

クリックすると

その説明になります。

2022年

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4868.jpg


2021年


◆2020年

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG4899.jpg


◆2019年


アーカイブはさておき

2023年は兎歳なので

うさぎ🐰の型が抜かれています。

Sweet村松さん開口一番

「これ、見てみて・・・🐰」

映る影も

ぼんやりとうさぎ🐰

黄色と

ピンクの花は

オンシジューム(オンシジウム)で

蘭(らん)の仲間です。

毎回、自分の希望をお願いしており

今回は、黄色を入れてもらうことでした。

そのお願いは

今の時点では内緒です。

ただ、その夢というか希望が

来年かなったら

声を大にして、お話しするので

皆さんの応援、熱烈歓迎!

そして、赤い花が

ダリアで

白い花が

マム(西洋菊)です。

今回が5年目ということで

その度に様々な花を入れて下さるので

自分だけでなく

女将兼愛妻(!?)の真由美さんも

楽しんで教わっています。

マストアイテムの注連縄には

白に紅い水引を巻き

見るからに、お正月。

癒しのふぐギャラリー”に置くと

「いいじゃん!いいじゃん!」

「玄関に飾らないで

ここに飾ろう!」

などと、やんやの大歓声。

そんなこともあり

飾るのは明日にします。

歳神様を迎える準備も

出来ました。

自分自身の希望や夢は

もちろんのこと

2023年が多くの人に

幸あらん。

2022年最終週

Vol.3882

マクロビオティック(玄米菜食)

をベースにした

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝の沼津魚市場は

ガラ~ン。

クリスマス寒波による

悪天候の影響がもろに・・・。

そんな今朝の仕入れは

『西京漬』用の鯖(さば)などでした。

【佳肴 季凛】に戻ると

熱血君がやって来て

「おはようございます、親方♬

寒かったでしょ?」

「寒くて、途中で

戻って来ようかと思ったよ。」

「そんなのあり?」

「あるわけないじゃん。

でも、あまりの眠さで

サボることもあるよ。」

「え゛っ!?」

「あと、天気が悪過ぎる時も。」

「それで平気なの?」

「平気だから、サボるじゃん。」

「そりゃそうだけど・・・。」

「たまには、そういうズルもさせてよ。」

「そうだね。(笑)」

仕入れて来た鯖は

冷凍庫へ。

その後

『西京漬』に仕込むため

銀鱈(ぎんだら)の仕込み開始です。

先ず

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに

鱗取りと

金だわしで鱗を取ってもらったら

包丁を使って

自分が手直しをします。

銀鱈に限らず

魚は、鱗とぬめりが

生臭さの原因ですので

手抜きは出来ません。

腹を裂き

水洗いしたら

三枚に卸し

尾の部分と

中骨を試し焼きをしてから

切身にします。

その後、3時間程度

脱水シートに挟み、冷蔵庫へ。

試し焼きをするのは

加熱すると

身が溶ける“ジェリーミート”と

呼ばれる身質のものがあるからです。

また、切身の大きさは

真ん中の部分で

90~100グラム。

尾に近い形の悪い部分の場合

110グラムを超えるぐらいに

包丁しています。

表示では約90グラムですが

冷凍ものゆえ、水が出るので

1割程度、大きくしています。

また、当店と変わらないものを

食べて頂きたいのも

その理由の一つです。

また、試し焼きした部分や

あらの部分は

大まかにほぐし

ほぐし身は

おまけアイテムのフレークになります。

そして

有機JAS認証済の

西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌と共に

真空パックし終えると

再び熱血君。

「お疲れ様~♬」

「座っているだけで

目が閉じるくらいだよ。

・・・・・

ZZZ・・・(-_-)」

「ねぇ、親方

寝ちゃったの?」

「はっ!あっ・・・。」

「早く休みなよ。」

「明日も、市場へ行くしね。」

「明日(26日)は

休みじゃないの?」

「営業はね。

でも、『西京漬』のサーモンを

仕込まなくちゃならないから

仕事だよ。」

「ってことは

10月からの休日出勤は

何連荘(なんれんちゃん)?」

「11のはず。」

「ひゃぁ~。」

「年明けの2日も月曜日で

バスが来るから

12連荘が決定。」

「大丈夫?」

「適当に間引きしているからね。

3日は完全にオフっていうか

仕込みが無いと思うから・・・。」

「思うって?」

「仕込みっていうか

包丁を使わなければ

休みっていう考えだからね。」

「それならいいけど・・・。」

「本当に手がなくなったら

熱血君にも頼むから

そのつもりでいてよ。」

「はぁ~い。」

そんなこんなで

2022年の最終週の始まりです。

お付き合いのほど

宜しくお願いします。

高知県産の目鯛(めだい)

Vol.3824

生涯、一料理人を貫くためが想いを

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

昨日、沼津魚市場に来たものの

全くのゼロ。

明くる日の今日は

是が非でも

ババを引くわけにいかなので

緊張していました。

最初に立ち寄った売場で

地物の錘鰤(つむぶり)が

水揚げされていたので

先ずは、ひと安心。

ただ、この売場の魚は

セリで買わなくてはならないので

魚市場だけに、それこそ

「そうは問屋が卸さない」状態。

その後

別の売場に行くと

高知県産の目鯛(めだい)が

二山(ふたやま)というか、

2パレット。

到着したばかりなので

パレットごと固定されていました。

よく見ると、沼津が

ぬまづではなく、ぬまず。

Numaduではなく

Numazuですので

日本に来たばかりの外人さんが

間違えたのかもしれません。

日本語って

難しいですよね~。(笑)

2パレットで

約60本ですので

選り取り見取り。

実は、昨日も同じくらいの

本数が入荷していたので

簡単に飛び付くわけにはいきません。

というのも、留(とめ)

つまり、売れ残りの場合があるからです。

売場の担当者に

「これって、今日着?」

「そうですよ。」

「昨日もあったけど

留(とめ)じゃないよね?」

留とは、前日着

つまり古いもののことです。

「留は

この1本だけですよ。

字が赤いでしょ。」

水産業界では

日付を書かないものの場合

このように区別するのは

珍しくありません。

「昨日の今日だから

気になっていたんだよ。」

「目ざといですよね。」

そして、選んだのは

3,1キロのものでした。

目鯛を卸すため

まな板に乗せると

ふぐネットがやって来て

「おはようございます、親方♬」

「おはよう。目鯛があって

良かったよ。」

「僕達も心配していたんだ。」

「多分良さそうだと思うけど

卸すまでは分からないからね。」

「良い魚だといいよね。

今日も頑張ってね、親方。」

「はいよ~。」

その後、鱗を取り、

はらわたを抜くと

心臓が動いたような・・・。

昨日の水揚げ

しかも氷詰めになっているので

動くはずがないのですが

突くと、ドックンドックン。

気になったので

三重の魚屋さんとやり取りをすると、

珍しくないとのこと。

とは言え、身の良し悪しが気になるので

卸したところ

これまでに仕入れた目鯛の中では

一番かもしれないような気がしました。

水分が多いので

脱水シートに挟み

冷蔵庫へ。

昨日、無理に仕入れなかったことが

功を奏し、

まさに早起きは三文の得。

それもさることながら

自分が気に入った魚を

仕入れることは

三文どころか、プライスレスです。

さらに言えば、

そのモチベージョンこそ

どんなものにも代えることは

出来ません。

量より質の法事の献立

Vol.3805

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今日は、お昼に、

法事の御席がありました。

ということで、

今日の御席の献立が、

今回のお話しです。

御席にセットしてある小鍋は、

浅蜊(あさり)と野菜の小鍋仕立てで、

見にくいかもしれませんが、

浅蜊は、鍋の底に。

献杯をされたら、

小鍋に火を点け、

先付のふぐ皮に続き、

海老の彩り揚げを、

お出ししました。

海老の衣は、

お茶漬用のあられの

“ぶぶあられ”に色を着けたものです。

法事の御席ですので、

天紙は緑で、

ふち取られています。

コースの最初の方に、

揚物をお出しするのは、

先付、刺身と冷たい料理の

合間にお出しすることで、

料理にメリハリをつけるためです。

小鍋が温まる頃、

刺身用の醤油とお新香をお出しし、

刺身は、

目鉢鮪、〆鯵、湯葉の三種盛でした。

刺身と共に、

食事の昆布御飯をお出しし、

男性には、

普通よりも大きめの茶碗に、

女性には、

先日新調した当店オリジナルの茶碗に、

よそりました。

そして、

鰆(さわら)の西京焼、

鱧(はも)しんじょう蒸しと続き、

夕張メロンのアイスで、

コースが終了です。

すると、ミニふぐがやって来て、

「全部で8品なんだね、親方。」

「そうだけど・・・。」

「ってことは、品数は、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-11.png

ランチメニューの“凛”と、

同じじゃん。」

「食後の飲物はつかないけど、

よく気付いたね。」

「普段から、

色々と見ているからね~。」

「最近のお客さんは、

『品数を増やさず、

質を良くして欲しい』っていう

要望が多いから、

こういう献立にしているんだよ。」

「ふぅ~ん。」

「あと、夕席のページにもあるけど、

色々と用意出来るよ。」

「どんなのがあるの?」

「だから、色々だって。」

「出た!親方得意の

ぶっきらぼうアンサー。(笑)」

「特に多いのが、

今日みたいな刺身を

ふぐ刺のSサイズに替えるものかな。」

「へぇ~。こうなると、

かなり豪華になるね。」

「そうだよ。色々と訊いてくるけど、

特別な食事でも、

考えているの?」

「特にないんだけど、

たまには、贅沢なランチでも

食べたいなぁって、思ったからだよ。」

「いいじゃん、熱烈歓迎で

お待ちしています♬」

昼夜問わず、

料理内容に関しては、

ご予算、ご要望に応じて、

可能な限り対応させて

頂いておりますので、

お気軽にお問い合わせ下さい。

小鍋が国産牛のしゃぶしゃぶの昼の会席料理 

『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日( Vol.3777)も認めます。

今日のお昼の御席は、

お子様も同席され、

お子様には、

フライ定食を御用意しました。

フライの内容は、チキンカツ、

海老フライ、ハムカツの四種類です。

すると、熱血君がやって来て、

「ノーマルのお子様ランチとは、

s-P6190287

違うね?」

「そうだよ。

中学生と聞いたので、

こんな風にしたんだよ。」

「こういうのも、いいよね。」

「年齢によって、色々変えたり、

好みを聞いて、

作っているよ。」

「カスタマイズ化されているなんて、

いいじゃん、いいじゃん!」

「今日の本題は、

お子様料理じゃないから、

お子様料理のことは、

ここをクリック読んでくれる?

お客さんも揃ったから、

下がっていてね。」

「はぁ~い。」

乾杯を終えたら、

先付のもろこし豆腐、

海老の彩り揚げを、お出ししました。

殆どの場合、

小鍋をセットしてあるのですが、

今日の小鍋は、

国産牛のしゃぶしゃぶですので、

小鍋に、

熱々の出汁を貼ってから、御席にセットし、

小鍋には、玉ねぎ、しめじ、

人参、くずきり、豆腐が

入っています。

出汁は一番出汁に、

日本酒と塩で味を調えたもので、

一番出汁については、

こちらをお読み下さい。

しゃぶしゃぶの薬味は、

ぽん酢、もみじ卸し、葱です。

食事の昆布御飯は、

前もって、配膳しておき、

刺身の醤油と共に、

お新香をお出ししました。

刺身は、

右から、

目鉢鮪(めばちまぐろ)、

しょうさいふぐ、

湯葉で、

目鉢鮪には、

葱を巻いてあります。

その後、

鯖の西京焼、

鰯つみれ錦糸蒸しをお出し、ひと段落。

最後のデザートは、

梅のアイスでした。

一連の流れを見ていた熱血君が、

「親方、何となく、

ランチメニューの“凛”に

似ているような気がするけど・・・。」

「鋭い!食後の飲物は付かないけど、

品数を変えずに、

アレンジしたものだよ。」

「こういうのも、

出来るの?」

「さっきのお子様料理の話じゃないけど、

色々と出来るよ。」

「へぇ~。」

これまで何度もお話ししているように、

料理に関するご要望などについては、

可能な限り、

対応させて頂いておりますので、

お気軽にお問い合わせ下さい。

27日(土)、28日(日)、29日(月)

Vol.3751

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

生業とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

お盆休みの関係で、

今日は火曜日ですが、お休みさせて頂き、

明日から、通常通り営業致します。

そんな今日は、

陽が落ちた頃合いを見て、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと

次女と共に、

義父の畑に行って来ました。

かなり広いので、

草取りをするだけでも、

半泣き。

これを一人でやっていたかと思うと、

脱帽にして、降参。

次女は、時々手伝いをしているので、

かなり詳しく、

“門前の小僧”さながらで、

色々と教えてもらい、

助かりました。

義父の代わりに行った理由は、

長くなるので、

お話ししませんが、

今後行く機会が増え、

意外とはまったりして・・・!?

ところで、28日(日)の日曜日は、

お弁当のご注文を頂いており、

仕上がり時間などの都合で、

お休みとさせて頂きます。

また、前日の27日(土)は、

その準備のため、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG2928.jpg

ランチの営業のみとさせて頂き、

御予約のみの予定です。

なお、ホームページのカレンダーは、

システムの都合上、

そのままにしておきますので、

お間違えのないよう、

お願い致します。

すると、ふぐネット達がやって来て、

「親方、29日のことは、

話さなくていいの?」

「休みだし、畑仕事で疲れたから、

この辺にしておくよ。」

「そうだね。

休みだけど、お疲れ様でした。」

「有難うね。」

そんなわけで、29日のことは、

日を改めることにし、

この辺で、失礼させて頂きます。

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