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苺(いちご)のムースの作り方 

ここ最近『佳肴 季凛』でお出ししているデザートが、
moose.jpg
“苺(いちご)のムース”です。
デザートというと、既製品を使っていると思われがちですが、『佳肴 季凛』では、デザートに限らず、お出ししている料理は、全て手造りです。
手造りというと、手間はかかるのですが、やはりその美味しさは、明らかに違います。また、召し上がったお客様の中には、作り方を尋ねられることもしばしばです。
そんなお声も多いので、今日のお話しは“苺(いちご)のムース”の作り方です。
苺を洗って、へたを取ったものを、フードプロセッサーに入れ、
kuiji.jpg
苺のペーストを作ります。ペーストにするので、大きさは不揃いでも構いませんが、出来るだけ鮮度の良い物を使うことが、肝要です。ちなみに、『佳肴 季凛』で使っているのは、
itigo.jpg
地元・富士市の農家から、直接仕入れた“あきひめ”という苺です。
次に作るのが、苺のペーストと合わせるムース液です。
kimi.jpg
鍋に、常温に戻したクリームチーズと卵黄を入れ、混ぜ合わせます。この時、残った卵白は、後で使うので、取っておきます。
そこに、豆乳を入れて、伸ばしていきます。
mazeru.jpg
普通は、牛乳を使うのですが、マクロビオティックを基本に据えている『佳肴 季凛』ですから、豆乳を使うことにしています。ちなみに、この豆乳は、
tounyu.jpg
有機のものです。
この中に、
zera.jpg
予め水で戻しておいた板ゼラチンと、砂糖(上白糖)を入れ、火にかけ、ゼラチンを溶かします。この時、沸騰させないよう注意が必要です。というのも、ゼラチンの凝固力は、60度前後が一番強く、それ以上になってしまうと、凝固力が弱くなってしまうからです。
ちなみに、凝固剤の一つである寒天は、沸騰させることで、凝固力が強くなるのです。
ゼラチンが溶けたら、鍋を火からおろし、ムース液を、
kosu.jpg
漉します。それを、ボールごと冷まします。
samasu.jpg
その中に、
rikyuuru.jpg
風味付けのために、苺のリキュールを入れます。
この時、冷まし過ぎると、固まってしまうので、注意が必要です。冷めるまでの間に、生クリームと、
namakuriimu.jpg
先程使わなかった卵白を、
ranpaku.jpg
ホイップしておきます。
ムース液が冷めたら、
itigotoireru.jpg
苺のペーストを入れると、
muusueki.jpg
こんな感じになります。そこに、ホイップした生クリームと卵白を入れ、一気に混ぜ合わせます。そうすることで、ムースの二層化するの防ぐだけでなく、凝固力が強くなり、弾力が生まれます。
固まりかけてきたら、
nagasu.jpg
流し缶に流します。この状態で、八分程度は固まっています。これを、冷蔵庫で冷やせば、出来上がりです。完全に固まったら、流し缶から取り出して、切り分けます。
切り分けて、ミントの葉をあしらったのが、最初の写真です。
新鮮な苺を使っているので、その風味と味わいは、既製品とは全然違いますし、クリームチーズやリキュールの中に僅かな保存料や着色料などは入っていますが、安心して食べられます。
“苺のムース”に限らず、デザートは、夜のコース料理だけでなく、ランチメニューの最後でお出ししています。手造りの美味しさを、是非味わってみて下さい。
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