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ダイナンウミヘビ

今日の昼間、友人から、こんな写真が、

s-ダイナンウミヘビ

送られてきました。

 

彼によれば、かなり長く、鱧らしいとのことでしたが、実物を見るまでは、正解は保留となり、到着を待つことにしました。

 

袋から取り出し、

s-P6175232

顔を見ると、似てはいるものの、明らかに、鱧とは違いましたし、異常なほど、

s-P6175233

細長く、

naga

2メートル近くありました。

 

これまで、色んな魚を見てきましたが、この魚は初めてで、名前すら分からなかったので、自分がふぐや鱧を仕入れている三重県熊野の魚屋さんに、メールを転送し、正解を待つこと数分、この魚が、“ダイナンウミヘビ”なる魚というこことが分かりました。

 

“ウミヘビ”と名がつく以上、「毒があるのか?」、それとも「魚なのか?」でしたが、魚にして、毒もなく、普通に食べられるとのことでした。

 

となれば、早速卸すことにしたのですが、鱧、鰻(うなぎ)、穴子(あなご)同様、ヌメリが多かったのですが、長いので、ヌメリを取るのに、かなり手間取りました。

 

はらわたを抜き、卸した始めたものの、まな板には乗りきらないので、途中まで開いた時点で、

s-P6175238

このように、まな板から下ろし、

s-P6175237

開きました。

 

ようやく、3分の2まで開いても、まだ、

s-P6175239

最後の3分の1は、開くことが出来ないくらいの長さでした。

 

この時点では、まだ半身は、骨に付いているので、今度は、完全に身と骨を切り離したのですが、先ほどと同じく、長すぎるゆえ、かなり手間取り、胴体を、半分にしてから、

s-P6175242

卸し終え、このように、4つの柵が出来ました。

 

鱧に似ていることもあり、身を触ってみると、

s-P6175243

骨切りが必要ということが分かり、

s-P6175245

骨切りをしました。魚体もそれなりでしたので、骨の太さを感じました。それでも、食べられない程度のものではないような感じだったこともあり、

s-P6175247

適当な大きさに包丁してから、天ぷらにし、食べてみると、

s-P6175246

おかずレベルでは、まずまずでした。また、皮も、少し硬かったのですが、骨同様、セーフでもありました。

s-P6175250

自分は、骨切りをしながら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、揚げてもらい、腹骨の部分も、

s-P6175251

素揚げしたところ、

s-P6175253

骨っぽいながらも、まずまずでしたので、

s-P6175254

一緒に盛り付け、友人の夕飯というか、晩酌の共に、持たせてあげました。

 

自分に限らず、料理人が扱う魚は、意外と限られていて、それ以上に、食べることが出来ても、知らない魚が、あるものだと、再認識させられました。

 

もっと言えば、料理というよりも、料理を取り巻く環境は、かなり広く、深過ぎるゆえ、まだまだ大いに、勉強の余地ありです。

 

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hammosaisai.jpg

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