地物ゆえ、鮮度バリバリのアオムロこと、臭屋鰘(クサヤモロ)
朝獲れの鮮度バリバリの魚を
知った以上
それを仕入れるためには
休みも関係ありません
そんな今朝
仕入れた魚とは・・・
2025年9月29日
Vol.4724

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝、沼津魚市場に行くと
地元・西浦の
定置網漁船(ていちあみぎょせん)
冨久豊丸(ふくほうまる)が
水揚げを終えたところでした

その中にあったのが
臭屋鰘(クサヤモロ)で
御覧の通り
そこそこの山積み状態です
クサヤモロは
その名の通り
くさやの原料になる魚の一つで
青鰘(アオムロ)とも
呼ばれています
秤に掛ける前の
選り取り見取り状態ですので

死後硬直前の魚を
選んだら

目方を取ってもらうと

即、えらを抜き
氷入りの海水で
一気に冷やし込み
市場での下処理が
完了です
それなりの水揚げがあり

一つの山が
7キロで

合計100キロちょっとの
水揚げで

仕入れを終え
【佳肴 季凛】に戻ると
熱血君がやって来ました

「おはよう、親方🐡
休みなのに
市場へ行って来たの?」
「おはよう🐡
明日、雨は
大丈夫そうなんだけど
風が吹きそうで
魚が少なそうだから
行って来たんだよ」
「え゛~っ!?
仕入れに行くのに
晴れとか雨以外のことも
気にするの?」
「そうだよ
前はそんなこと
気にしなかったけど
朝獲れの地物の魚を
仕入れるようになったら
そういうことも
頭に入れて
仕入れるようになったんだよ
何だかんだ言っても
鮮度の良さに勝るものは
ないからね」
「ってことは
天気図とか
読めるの?」
「んなわけ
ないじゃん
漁師と仲良くなれば
出漁の予定も分かるし
それだけじゃなく
売場の担当者にも訊けば
何となくのことが
分かるからだよ」
「魚の仕入れって
面倒なんだね」
「魚っていうか、地魚ね
今日獲れた魚が
明日、明後日も
獲れるとは限らないし
そのスリルっていうか
ギャンブル感を知ったら
快感になっちゃったんだよ」
「ヤバっ!」

身は水洗いし

焼いてから
出汁を取るため
頭も水洗いし
休日出勤が
終わりました

「お疲れ様~♬」
「休み明けの市場行きが
無くなったから
お気楽、極楽だよ」
「👏👏👏」
自分好みの魚を
思うがままに
仕込みが出来るのは
自ら、魚市場に
行っているからですが
それが出来るのも
漁港が併設されている
沼津魚市場の
最大のメリットでもあります
その恩恵に与(あずか)れるのは
魚菜食文化の日本料理を
生業とする身にとっては
有難いこと
この上ありません

「これって
かぼすだっけ
すだちだっけ
そんじゃ、また明日🐡」
by ふぐのぼり君
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