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HOME ≫ ブログ ≫ 手間が掛かる仕込みでも、小魚が好きな理由

手間が掛かる仕込みでも、小魚が好きな理由


手間が掛かる仕込みでも、小魚が好きな理由

小物と呼ばれる小魚は

否が応でも

仕込みに手間が掛かります


にもかかわらず

それらの仕込みが

平気というか

好きな自分です

その訳とは・・・


2026年1月15日

Vol.4807





いらっしゃいませ 

マクロビオティック 

(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ふぐのぼり君が

やって来ました



「おはよう、親方🐡

今朝も寒かったけど

魚あったの?」



「こんな感じだったけど


どうにかこうにか

自分好みの魚が

あったから

良かったよ」


と、返しました



「あんな感じなのに

すき間を潜(くぐ)り

抜けたんだね」



「まぁね

っていうか

地物の定置網の漁師が

持って来てくれたからね

まぁ、漁港がある魚市場の

一番のメリットだよ」


「よく言っているもんね

仕入れた来たのは

何なの?」


「これらだよ


仕入れから

仕込みまで

順番に話していくよ」


「はぁ~い♬」



①東伊豆のさばふぐ


死後硬直前のを選んで


目方を量り


血抜きをするのに

包丁を入れたら


氷入りの海水で

冷やし込みました


さばふぐは

お弁当や会席料理の揚物用です



②沼津・西浦産の鯵(あじ)


さばふぐ同様

死後硬直前のものを選び


秤にかけたのち


血抜きのため


即、えらを外したら


氷入りの海水へ


鮮度バリバリなので

水洗いまでしておき

卸すのは明日です


刺身でも使えますが

今回は揚物にします




③静岡・由比(「ゆい)産の

 春子(かすご)




カスゴは

真鯛(マダイ)の幼魚で


昨日、水揚げの魚ゆえ

このままです


春子は

酢締めにしました



「小さい魚ばっかで

仕込みが大変じゃね?」



「大変って言えば

大変だけど

必要な分を

使いたい料理用に

選んでいるから

想定内の仕込みだし


そもそも小魚の仕込みが

好きなんだよ」


「必要な分だけ

っていう理由は

分かるんだけど

手が掛かるのが

好きっていうか

平気なのは

どうしてなの?

もしかして

仕込みの“M男”とか・・・?(笑)」



「料理の道の振り出しが

鮨屋だったからだよ」


「鮨屋と小魚の関係が

分からないんだけど・・・」



「鮨屋に入って

一番最初に覚える仕込みが

貝類に

小肌(こはだ)、鯵(あじ)

烏賊(いか)とかの

小物だからだよ


それをクリアしたら

穴子を開くステージに移って


鯛(たい)とか平目みたいな魚を

卸すステージで


最後に、鮪(まぐろ)の柵取り

っていうのが

鮨屋の仕込みの流れなんだよ」



「和食っていうか

日本料理は

どうなの?」



「どうっていうか

鮨屋卒っていうか

中退で

和食に編入したから

よく分かんないよ

ただ、和食は

鮨屋ほど

小物を使う機会が少ないから

どうしても

小魚の仕込みを

覚えにくいのは

確かだよ


その代わりに

和食は、桂剥きとか

里芋の六方(ろっぽう)剥き

とかの野菜の下拵えが

基本だから

鮨屋と和食は

完全な別世界なんだよ」



「鮨屋は専門職で

和食は総合職

って感じ?」




「そうだね

かつてほど

専門屋は減ったけど

うなぎ屋、天ぷら屋

ふぐ屋、すっぽん屋

っていうのが

大都市にはあるし

一つの食材で

看板にして

商売出来るのも

日本料理の特殊な部分だね」



「どうして

親方は、鮨屋から

日本料理に転がったの?」



「基本的に、鮨屋は

魚しか扱わないし

その中でも

ふぐ、鱧(はも)は

鮨屋本来の仕事じゃないし


揚物、煮物、焼物を覚えないと

潰(つぶ)しが効かなくなると

不都合だからだよ


ついでに言うと

ふぐ、鱧、すっぽんを

クリア出来たら

日本料理の世界じゃ

免許皆伝ってことで

一端(いっぱし)の

職人として

認められるようなもんだよ」


「正真正銘の親方

ってことじゃん」


「一応ね」


「特に、ふぐなんて

公が認めるライセンス制だから

尚更じゃん👏」



「それはそれとして

自分の場合

小物が始まりだから

雀百まで踊り忘れず

なんだよ」


「人に歴史あり

なんだね」


歴史と言えば

料理の道に転がり

3分の1世紀超が経ちました



とは言っても

まだまだ発展途上ですし

料理人は一生勉強です


常に新しいものを求め

伝統と本筋を

受け継ぎながらも

地方独自の日本料理の

境地に達するがため

精進し続けます




「夕飯用のフライが

んまそぉ・・・🤤

これで、明日も

頑張れるね

そんじゃ、また🐡」



by ミニふぐちゃん 

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