今ぞ、トップシーズンの丸宗田(マルソウダ)
鮮度の良い魚こそ
御馳走で
時季ごとに
魚の美味しさは変わり
漁港が併設される沼津魚市場には
2026年9月23日
Vol.4970

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます
「おはよう、親方🐡

また、ソウダガツオじゃん!」
と、ふぐのぽり君
「おはよう🐡
この時季
それこそトップシーズンだから
つい仕入れちゃうんだよ

宗田鰹には
丸宗田(マルソウダ)と
平宗田(ヒラソウダ)がいて
これは、丸宗田の方で
平宗田は、もう少し経つと
出て来るよ」
「へぇ~
トップシーズンってことは
沢山あったの?」
「2トンだよ

地元・西浦の
冨久豊丸(ふくほうまる)が

2トン水揚げしていたんだよ」
「に、にっ、2トン!
2トンってことは
どれくらいなの?」
「この魚が
大きめで500グラムだから
ざっくり言って
4000本とか
5000本かな

カメの中に
こんな感じだよ」
カメとは
船底の床下に作られた
生簀タンクのことです
「ヤバっ!」
「これをすくったら

バサーっと開けると

ソウダ ソウダ ソウダ!」
「このコンテナに
どれくらい入るの?」
「この丸宗田ぐらいの魚だと
250~300キロくらいだから
5とか600本
今日の場合
これが6~8個
って感じだね」
「想像つかないよぉ」
「自分だって
そうだよ」
「そうだよ
って狙ったの?(笑)」
「・・・・・
えっ!?
狙ったのは

この4本で
秤にかけたら

えらを抜いて

氷入りの海水で
一気に冷やし込んだんだよ
魚の下処理の
一丁目一番地が
血抜きだからね」
「そうなんだぁ」

普通の魚と同じように
鱗(うろこ)を取るのですが
マグロやカツオの仲間は
特定の部分に
鱗(うろこ)があり
この部分は
有鱗域(ゆうりんいき)と
呼ばれています
水洗いを終え

三枚に卸し

皮目に切れ込みを入れたら

バーナーで炙ります
炎が赤いのは
脂があるからです
炙ったら、身を返し
火が入らないようにするため
冷やします

生理性化学物質のヒスチジンが

含まれているので
完全に取り除かなくてはなりません
その後、たたきにし

器に盛り付け

薬味を盛付けたら
丸宗田の叩きが
の出来上がりました

「超、うまそぉ~」
「さっきから言ってるように
トップシーズンだから
マジで美味しいよ

で、これが
先々週、仕入れた時のだよ」
「赤い色が
こんなにも綺麗なんだぁ
リピートするくらいの
旨さなんだぁ・・・🤤」
「鮮度バリバリだからね
で、これを
オンザライスにするのが

たまんないんだよ」
「はぁ~🤤
こんだけ獲れても
スーパーとかの売場に
並ばないのは
どうしてなの?」
「いくつか理由があるんだよ
①鮮度落ちが速く
変色しやすいから
②ヒスタミンで中(あた)ると
厄介だから
③加工屋が宗田節を
作るから
こんな感じが
理由だよ」
加工屋とは
水産品を作る業者の
宗田節を作る業者のことです
「そうなんだぁ
これは、マルソウダって
言ってたけど
ヒラソウダと
味は違うの?」
「平宗田の方が
美味しいけど
これはこれで
十分、美味しいよ
丸も平も
宗田鰹で
一括りにすることもあるけど
沼津だけじゃなく
どこの産地でも
丸宗田をソウダ
平宗田をシブワ
って区別しているよ」
「へぇ~」
「もともと、加工屋が
いるからね」
「ところ変われば
何とかなんだね」
丸にせよ、平にせよ
鮮度の良い宗田鰹を
仕入れることが出来るのは
足繁く
沼津魚市場に通っているのは
言うまでもありません
第一義が
自分の商売の仕入れのためである
のと同時に
多くの人に
魚の美味しさを伝えるためです
さらには
魚菜食文化の日本料理を支えてくれる
漁師の代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命であるのです
地方で味わえる
バリバリの土着の魚は
時空を超えた味わいで
それを逸品に
仕立てるためには
一切の妥協は要りません
⭐ モニターステーション ⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧下さい
















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