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もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ ファイナルカウントダウンのジャンボ鱧(はも)

ファイナルカウントダウンのジャンボ鱧(はも)


水槽に入れてあるからと言って

活きた魚が

未来永劫、無事とは限りません

時には

ダメになることもあるので

気を抜くことは出来ません


2026年9月27日

Vol.4974



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます






今日の午後

水槽の鱧の様子を見に行くと

ジャンボ鱧の姿が

白くなっていました 




「ハモって

もう少し黒とか

茶色じゃね?」

と、ミニふぐちゃん


「そうなんだけど

ファイナルカウントダウンが

始まったから

そろそろ万事休す

って感じなんだよ

水産業界じゃ

活きている魚が

死んじゃうことを

落ちるとか

上がるって言うんだけどね」


と言うと



「ファイナルカウントダウン

なんて言うから

♬ チャララ~ラ~

チャラチャッチャッチャ~

っていうメロディが

頭に浮かんだよ」


と、言ってきました


「あはは・・・

紅顔の美少年だった

高1の時にヒットした

ヨーロッパの

【ファイナルカウントダウン】だね

Amazon.co.jp: ファイナル・カウントダウン(紙ジャケット仕様): ミュージック


レコード持ってたんだよ」


「レコード!?」


「やっと、CDが

世に出始めた頃だよ」



「さすが、昭和!

っていうか

洋楽が好きだったの?」



「特に、ヘビメタが

好きだったんだよ」


「親方が

ヘビメタ好きなんて

初耳学!」

「そんなことより

とっとと締めないと

鱧が台無しになるから

下がっていてよ」

「はぁ~い♬」 


実は、この後

無造作に捕まえようとすると

水槽の底から

猛烈な勢いで跳ねて

噛みつかれそうになり

かなりビビりました💦





興奮状態にあるので

慎重に運び

改めて見ると

白くなっているのが

お分かりになると思います 




活〆にし

神経を抜き

氷入りの海水で

しばらく冷やし込んでから


ヌメリを取り

はらわたを抜き

水洗いしたのち


卸すことにしました



「こうなっちゃえば

もう怖くもないね」



「それこそ

まな板の上の鯉ならぬ

鱧だからね」


「あぁ、確かに!」


卸してから

ジャンボ鱧の下処理の際の

ボスキャラ的仕込みの骨抜きをし




定外の鱧の仕込みが

無事に終わりました



「普段の活きているハモみたいに

身がきれいじゃん」


「虫の息状態だと

身に血が飛んだりして

使いづらいこともあるけど

今日のは

ちゃんとしているから

良かったよ」


「ブログねたにもなったし

ちゃんと食材にも

なったからね」

鱧に限らず

水槽で活かしておく魚がいると

必要以上に神経を使います


というのも

落ちてしまったら

使い勝手が完全に狂うからです 


とは言え

沼津魚市場での仕入れに始まり

最後まで

命ある食材を無駄にすることなく

使い切るのが

料理人の仕事ゆえ

それを全うするためには

気を抜くことは出来ません

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