6本全て白子入りは、三重県産の天然のとらふぐ
今朝の沼津の魚市場で、
仕入れてきた魚の一つが、
3本のさばふぐで、南伊豆産のものでした。このさばふぐを卸し終え、、水洗いをしようとしていると、
宅配便で、三重県から、荷物が届き、蓋を取り、
袋から取り出したのが、
6本のとらふぐです。
おまけで、
2本の小さいふぐが、入っていました。手前のものが、むしふぐで、奥のがしょうさいふぐですが、むしふぐは、食べられないので、そのまま処分しました。むしふぐについては、こちらをお読み下さい。
ところで、とらふぐの頭の付け根に、傷があるのは、締めてあるからで、三重県の市場では、
このように、スイスイと泳いでおり、この写真は、送ってくれた魚屋さんが、撮影したものです。
このブログをお読みになっている方の中には、秋口から、三重県から仕入れる天然のとらふぐは、釣りのもので、活きたまま、送られてくるのをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、活きているのにもかかわらず、あえて締めるのは、この時季のものは、定置網にかかったもので、釣りのものに比べ、弱いこともあるので、活かしたまま送られても、水温が上がってしまい、死んでしまうこともあるからです。
6本のうち、5本卸し終えると、
5本全てがオスで、
白子もバッチリ入っていました。白子は、対になっているので、このように、10個あります。この時点で、5打数5安打で、確率論的に言えば、5本のうち、全てがオスであるのは、2の5乗分の1となり、その数字は、わすが2%です。
ここまで来たら、狙うのは、6打数6安打しかありません。最後の1本を卸し始めると、
オスと思しき兆候が見られ、
その兆候通り、オスのとらふぐで、白子が入っていました。結果的には、6打数6安打で、先程と同じ様に言えば、2の6乗分の1で、1,5%というゼロに近い数字が、出ました。
白子もさることながら、卸したのが6本ともなると、水洗いにも、手間がかかります。となれば、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番。水洗いを終えたのが、
こちらで、6本のとらふぐ、3本のさばふぐ、1本のしょうさいふぐの合計10本で、
白子 も、この後、水気をきれいにふき取ると、
“白いダイヤ”の称号に相応しく、鎮座していました。
白子もさることながら、身の部分は、活け締めのものですので、刺身でお出ししても、全く問題が無いのですが、予定通り、
ぶつ切りにして、下味をつけてから、唐揚にしました。活け締めの天然のとらふぐですから、その美味しさは、今更ながら、語るまでもありません。
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