地物の“めいちだい”と“太刀魚”が、てんこ盛りの沼津魚市場
昨日、沼津の魚市場に行くと、
季節外れの銀世界が、広がっていました。その銀色の主は、
沼津港近郊で揚がった地物の太刀魚でした。せっかくなので、角度を変えて眺めてみました。
こんな感じの眺めです。また、今朝は、ここだけでは、捌ききれないので、
別の場所に、並べざるを得ませんでした。沼津港近郊では、8月半ば過ぎから、入荷が増えることの多い太刀魚ですが、この時季で、こんな状態になるのは珍しく、真冬かと思うほどでした。そんな真冬を想像させる太刀魚の入荷の様子は、こちらをご覧下さい。
これだけ入荷があると、仕入れ甲斐があるのですが、この週末は、台風の影響があると思われたので、予めそれなりの仕込みをしていたので、今朝は素通りしました。
素通りして行った先は、活魚の生簀で、
この列から、終わりまで、並んでいたのは、
めいちだいで、産地は、
南伊豆の妻良(めら)です。さらに今朝は、入荷があり、
“メイチ”、その隣も、
その反対も、
“メイチ”のオンパレードです。はっきりした数は、分かりませんが、100枚近くはあったはずです。これだけたくさんのめいちだいが入荷したのは、旬のものだけであるだけでなく、定置網にかかるからです。
ただ、これだけあっても、人気があるので、値段も高くなってしまう不思議な魚なのです。また、大きくなっても、1キロを超える程度なので、歩留りも悪く、脂が強く、個人的には、好みでは無いので、余程のことが無い限り仕入れることはしません。そんなめいちだいを、以前仕入れた時の様子は、こちらをご覧下さい。
昨日の太刀魚とめいちだいを別にして、ここ最近、魚全体の入荷が少ないのです。水産資源そのものが、減っていることが大きな原因かもしれませんが、時季としても、春や秋のお彼岸の頃は、端境ということもあり、自ずとこうなってしまいます。
そんな中でも、自分が仕入れたのが、
神津島産の金目鯛でした。また、夏前に生まれた小肌の幼魚でもある新子も、
これぐらいの大きさになってきました。まだ、残暑という言葉を耳にしますが、秋は、すぐそこまで来ているようです。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
(全9品 お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は五周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しました。
なお、お召し上がり頂ける期間は、10月13日(日)までとなっております。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。