新たな喜び
今日から、3月です。段々と暖かくなってきましたが、”熱血料理人”こと不肖・志村は、暖かいというより、あいも変わらず、常夏のように燃えています。
燃えているのは、料理”だけ”なのは、今更お話しするまでもありませんが・・・。
料理人の仕事は、料理を作ることではありません。美味しい料理を作るのが、その仕事だと思っています。そして、作った料理を、お客さんに食べてもらって、お金を頂くという何事にも変え難い崇高な仕事だとも、思っています。
お客さんに、「美味しい。」と言われることは、何よりも嬉しいことです。しかしながら、最近違った形で、新しい喜びを感じることが出来ました。
先日”レモンのシャーベット”のお話しをしましたが、このレモンを作った方が、このシャーベットを食べてくれて、「自分のレモンがこんな風に姿を変え、食べることが出来て、嬉しい。」と言ってくれました。
また、自分が提携している農家の芦沢さんが、”佳肴 季凛”でランチを食べに来てくれました。そのお話しは、こちらを。
この二つのお話しから、自分が言いたいことは、”料理人というのは、生産者の代弁者である”ということです。
農業や水産業に携わる方たちがいて、素材が生まれ、その素材を使って、料理がはじめてできるのです。素材あっての料理なのです。
素材を活かすも殺すも、料理人次第です。今回のように、食べ手(=お客さん)である素材の作り手に喜んでもらえたということは、全て良しの点数がつけられるとも言えます。
”食”という字は、”人を良くする”と書きます。それに携わるのが料理人です。それを生業としていることに、日々感謝しながら、料理を作っていきたいと思います。
ところで、明日は”佳肴 季凛”の定休日です。お約束の”休日出勤”ではなく、恋焦がれてやまない東京へ行ってきます。
しかもその中でも大好きな築地へ、行ってきます。”秘密兵器”というか”ピンチ・ヒッター”を探しに行ってきます。それだけでなく、他の食材を仕入れてくる予定です。
来週の”もっと美味しいお話し”は、築地での様子が続く予定ですので、あいも変わらずおつき合いしてください。
今夜は嬉しさのあまり、寝れるかどうか、心配です。
志村
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