お持ち帰りの鯛(たい)の柚庵焼(ゆうあんやき)
今日は、
お持ち帰りの鯛の焼物を御用意しました。
これまでにも、何度も御用意しており、御覧のように、切身にしたものを姿造りとして、盛り付けてあるのですが、今日は、身の部分は、柚庵焼にし、柚庵焼とは、 出汁、薄口醤油、日本酒、味醂、赤酒を、同分量で合わせた中に、柚子(ゆず)の和切を加えたものに、切身を漬け込んでから、焼いたものです。
柚庵と書きましたが、幽庵と書くこともあり、今回は柚子を使ったので、柚の字をあてました。
鯛は、
沼津魚市場で仕入れた愛媛県産の養殖の真鯛で、
1,2キロのもので、
通常通りの仕込みをし、切身にしたら、先程お話した柚庵地に、15分ほど漬けたのですが、
柚庵地は、料理人によって様々で、料理人の数だけあると言っても、過言ではありません。
卸し終えた頭と中骨は、
キッチンペーパーを敷き、冷蔵しておくのですが、
頭の部分には、キッチンペーパーを詰め、生臭くならないようにしておき、こうすることで、仕上がりの味わいに違いが出るのです。
身と異なり、頭と中骨は塩焼にするのですが、
焼上がりの見た目を考慮し、塩を振る前に、
妻楊枝で、ひれを広げておき、ひれは焦げやすいので、
焦げないようにするため、化粧塩をしておいてから焼き、半分に割っていない頭は、
前後左右から火を入れるため、倒れやすい時は、アルミホイルで固定しながら、焼きます。
皮に包丁目を入れたら、
部位ごと、
同じ位置で、焼いていきます。
焼き上がったら、
妻楊枝を抜き、
切身を並べ、
前盛りを用意したら、盛り付けていきます。
お持ち帰り用ですので、
各自治体の区分によって処分方法が異なる使い捨ての容器で、
大根をホイルで巻いたものを台にし、
松も同様にしたら、
頭と中骨を盛り付けたら、
身を盛り付け、
はじかみ、玉子焼、昆布の佃煮、梅の花に抜き、甘酢で含めた大根と人参を盛り付けたら、
ラップをし、
御自宅で崩すことなく、ラップを外せるよう、番号を付け、
お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
鯛の焼物は、お召し上がりになる人数によって、使う鯛の大きさを変えており、その旨をご注文の際に、伺っております。
お持ち帰り料理の中でも、最も特殊なものですので、お早目のご注文をお願いしておりますが、詳細については、お手数ですが、直接お問い合わせ下さい。
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2020.11.21|お持ち帰り(テイクアウト) 魚 |permalink|コメントはまだありません
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