初市で仕入れた『西京漬』用のサーモン
生涯一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3528回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
ホームグランドの沼津魚市場は、
今日が初市で、行き交う人との挨拶は、「おめでとうございます。」や、「今年もお願いします。」などでした。
初市だからと言って、賑わうわけでもなければ、ご祝儀相場で取引されるわけでもなく、そんなことは今は昔で、成人式の三連休の後にならなければ、操業しない漁師も多く、貝類専門の売場は、
ガラ~ン。
とは言え、地物メインの売場は、
銀世界の如く、太刀魚が並んでいました。
別棟の売場に行くと、
案の定、ガラ~ン。
ところで、先程の太刀魚が並んでいた売場の別角度から撮った写真をローカル新聞の夕刊で、たまたま目にしたのですが、 その記事全文を見た自分としては、すぐ上の写真のことについても、言及して欲しい限りでなりませんでした。
マスコミの報道が切り取られたものであり、記事を作るのが仕事としか言わざるを得ず、ねつ造、偽造が後を絶たない温床そのものです。
そんなことはさておき、
【西京漬】に仕込むため、サーモン(ノルウェー産)などを扱う問屋に行くと、
十分なくらい並んでおり、
5,6キロのものを仕入れ、暮れの29日から休業している【季凛オンラインショップ】の営業初日の明日(6日)に間に合わせることが出来ました。
ただ、仕上るのは、7日になるので、発送出来るのは8日以降になります。
【佳肴 季凛】に戻ったら、サーモンの下拵えを始めることにし、
サーモンは鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除き、頭を落とし、水洗いをしたら、
三枚に卸し、切身にしたら、
有機JAS認証済みの西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、
真空パックし、サーモンの【西京漬】の仕込みが終わり、
昨日仕込んだ鯖(ノルウェー産)、
一昨日仕込んだ銀鱈(カナダ産)と、
お決まりの三種類全ての仕込みが終わり、先程お話ししたように、【季凛オンラインショップ】の新年の営業日まで間に合わすことが出来ました。
そして、中骨や腹骨は、
塩を振ってから、焼き、ほぐしておき、
一昨日の銀鱈のほぐし身と共に、
真空パックしておき、冷凍庫へ。
ある程度まとまったら、火入れをしてから、フレークにするので、素手で仕込んでも、問題はありません。
これまでお話ししていうように、年明けから今週末にかけて、バスツアーの御予約を断続的に頂いているので、その準備などに追われていることもあり、しばらくの間は、完全予約の営業とさせて頂いています。
ということで、初市日の今日は、サーモンの【西京漬】の仕込みなどだけで終わり、
後片付けをし、
暮れから年明けまでに出来なかった野暮用を済ますため、初市日の仕事が終わったのでした。
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