文旦(ぶんたん)酒
美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたら、料理が好きになり、その挙句に料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3572回目の今日も認(したた)めます。
先日、地元の農家の方から、
文旦(ぶんたん)を頂きました。
一般に流通しているものよりも小さかっただけでなく、
昨年の11月に作った完熟のかぼす酒が、非常に美味しく、お客様にも好評だったので、 文旦酒を作ってみることにしました。
布巾できれいに拭き、
表面が乾いたら、
天地を落とし、
皮を厚めに剥きます。
皮を剥いても、
白いわたの部分が残っており、
苦味もあるので、きれいに取り除きます。
ちなみに、この白い部分は、中果皮(ちゅうかひ)とか、アルベドと呼ばれており、ラテン語の白が、語源です。
さらに、外側の黄色や橙色の部分は、外果皮(がいかひ)、またはフラベドという呼称で、同じくラテン語に語源があり、黄色を意味しています。
アルベドとフラベドは、自分の知識ではないのは、言うまでもありません。
果肉だけにしたら、
半分に包丁し、
さらに4つ、最終的には、8つに包丁します。
中のフラベドを包丁すると、
このような状態になり、文旦の下処理が終わりです。
また、文旦と共に、
ネーブルと思しき柑橘(かんきつ)もあったので、
文旦同様の下処理をしておきました。
通常は、皮も使うのですが、
お遊びの面もあるので、皮は使わなかったものの、鼻を近づけると、柑橘類特有の爽やかな風味が、何とも言えません。
文旦、
ネーブル(!?)は、
きれいに洗い、水気を取るだけでなく、消毒も兼ね、温蔵庫で2時間程度、入れておいた瓶に、
入れることにしました。
3つの瓶のうち、2つは、
文旦のみで、もう1つは、
文旦とネーブル(!?)のハーフ&ハーフ。
それぞれに、
氷砂糖を入れ、
焼酎を注ぎ、
御覧のように、
35度が1本、25度が2本で、文旦は、
35度と25度で各1本、ハーフ&ハーフは、25度で仕込みました。
仕上るのは、
2週間後で、かぼす酒の時同様、炭酸で割り、文旦サワーとして、お出しします。
かぼす酒の経験から、仕上がりの予想はつくとは言え、仕上がりが楽しみです。
2022.2.18|野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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