グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ すっぽん料理の御予約がある時は・・・

すっぽん料理の御予約がある時は・・・

昨日お話ししたように、今日は、

s-P3040266

ランチの営業をお休みさせて頂きました。

 

というのも、すっぽん料理の御予約を頂き、その仕込みがあったからです。すっぽん料理の御予約があるからといって、必ずしも、お休みすることはありませんが、ラストオーダーの時間を、早めさせて頂くことが、殆どです。

 

今日の場合、

s-P3040268

お弁当を仕上げたら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、

s-P3040269

カウンター周りを養生してもらい、昨日仕入れた佐賀産のすっぽんを、

s-P3040203

卸すことにしました。ネットから、取り出し、

s-P3040204

まな板に乗せると、

s-P3040206

すっぽんは、仰向けになると、

s-P3040205

首を伸ばして、起き上がろうとする習性があるので、その時、首を掴み、締めて、卸すのですが、ここからは、かなりグロテスクですので、写真は割愛させて頂きます。

 

卸し終えたすっぽんは、表面の薄皮を取り除くため、霜降り(お湯にくぐらせること)をします。この仕込みが、一番手が掛かります。となれば、

s-P3040207

真由美さんの出番です。下拵えを終えたすっぽんが、

s-P3040208

こちらです。当店のすっぽん料理は、所謂“すっぽん尽くし”ですので、刺身も、すっぽんで、

s-P3040213

これらの部位を、

s-P3040224

盛り付けて、お出しします。すっぽんの刺身については、こちらをお読み下さい。

 

また、活血もお出しするのですが、

s-P3040214

活血は、りんごジュースで、割ってあり、

s-P3040225

このように、グラスに入れて、お出しします。

 

活血は、文字通り活きたすっぽんのものでなくてはなりませんし、時間が経つと、黒く変色してしまうので、昼以降に、仕込みをせざるを得ないのです。

 

ですので、今日のように、4ハイも卸すとなると、ランチの営業を、お休みさせて頂くようになってしまうのです。

 

また、揚物も、すっぽんで、後足の部分を、下味を付け、

s-P3040212

唐揚にしたものをお出しします。すっぽんの唐揚については、こちらをお読み下さい。

 

下拵えを終えたすっぽんは、出汁を取るため、

s-P3040209

昆布と一緒に、鍋に入れ、水と日本酒を注いだら、強火で、一気に加熱します。約20分すると、

s-P3040210

少しずつ濁り始め、 アクが浮いてくるので、

s-P3040211

丁寧にすくい取ります。

s-P3040216

その後、アクが出なくなったら、火を弱め、薄口醤油、塩、味醂、赤酒で、味を調え、

s-P3040219

煮詰めていきます。ここまでになるのに、2時間くらいかかります。その後、

s-P3040222

人数分ごと、土鍋に取り分け、豆腐、焼葱、くずきりを入れ、温めなおして、お客様にお出しします。

 

御覧頂いたように、すっぽんの下拵えは、かなりの手間と時間が必要なので、先程お話ししたように、ランチの営業時間の変更したり、お休みさせて頂くようになってしまうのです。

 

ちゃんとした仕込みをし、お出したいというよりも、お金を頂く以上、最大限の努力をしたいが故のことですので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る