11本のうちの2本は、静岡県焼津産の超特大の天然のとらふぐ
一昨日は、定休日でしたが、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。いつものように、色々と物色していると、
野締めの大分県産の天然のとらふぐ(1,3キロ)が、入荷しており、ふぐちりや唐揚用に使うので、仕入れることにしました。仲買人に、希望の値段を伝え、戻ると、
自分の仲買人の札の“58”が置かれていたので、
セリ落としてもらうことが出来ました。その後、富士市の【佳肴 季凛】に戻り、
仕入れてきた魚を冷蔵庫にしまうと、そのまま東名の富士ICへ。向かった先は、
焼津の魚市場でした。中に入ると、既にセリも終わっているので、
もぬけの殻状態でしたが、
焼津産の天然のとらふぐが、5本生簀にいました。5本全て、自分がせり落としてもらったものです。その大きさは、一番奥から、
2,4キロ、
5、1キロ、
2,2キロ、
7,2キロ、そして最後が、
7,5キロで、この中で、最も大きいものでした。ちなみに、これまで、自分が仕入れた天然のとらふぐで、一番大きかったものは、去年の3月に仕入れた三重県産のもので、7,3キロでした。
0,2キロの差とは言え、記録更新です。その大きさですが、
2,2キロのものを取り出し、
7,5キロの生簀に入れてみると、その大きさは、一目瞭然です。
5本全て活かしたままで、持って帰るのは、不可能なので、
その場で締め、
袋に入れ、
発泡スチロールに詰めて、持って帰りました。【佳肴 季凛】に戻り、
7キロアップの2本と、2,2キロのもの、沼津で仕入れた1,3キロのものを並べてみると、その大きさの違いが改めて分かりますし、
ともかくデカイの一言に尽きます。この日、卸した6本は、全てメスで、これぐらいの大きさのものになると、
卵巣も、
肝臓も、超特大のジャンボサイズです。ちなみに、どちらも、煮ても焼いても食べれませんし、食べると、痺れてしまいます。
結局、一昨日は、
全部で6本卸し、その目方は、大分産の1,3キロと焼津産の24,4キロの合計25,7キロでしたが、明くる日の昨日、
こんな荷物が届きました。送り主は、
ふぐの本場の山口県下関の魚屋さんです。伝票には、
“天然とらふぐ 身欠き”と書かれています。中を開けると、
すでに卸した状態になっているとらふぐが入っていました。このように卸した状態のものを、先程の伝票にもあるように、“身欠き”と呼んでいます。袋を開けると、
自分が卸すものと殆ど同じ状態でしたので、とりあえず一安心しました。
ふぐに限らず、どんな魚でも、自分で仕込まないと気が済まないのですが、下関からでは、朝一番の到着は不可能であるだけでなく、内臓が入ったままで、活け締めにすると、餌の臭いが回ってしまい、刺身で使うには、不向きですので、“身欠き”にしてもらったのです。
これからの時季、天然のとらふぐの入荷は、段々と少なくなっていきますが、日本全国の産地や市場の相場や入荷状況に応じて、最良のものをお出ししますので、【佳肴 季凛】のふぐ料理を、心ゆくまで、ご堪能下さい。
コメントを残す