お初!丸々1本の目梶木(メカジキ)
休日出勤手当として
知り合いの漁師から
眼梶木(メカジキ)を
もらっちゃいました
2025年12月1日
Vol.4773(仮)

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝、沼津魚市場から
帰って来ると
熱血君が
声を掛けてきました

「おはよう、親方🐡
休みなのに
お疲れ様~」
「おはよう🐡
明日は市場が休みだし
お歳暮の【西京漬】の
仕込みもあるからね」
「そっかぁ
今日から
12月なんだよね」
「一年なんて
あっと言う間だよ」
「それはいいんだけど

めっちゃデカい魚が
いるみたいだけど・・・」
「目梶木(メカジキ)だよ」
「メカジキって
あの角みたいなのが
ある魚でしょ?」
「そうだよ、塊では
仕入れたことがあるけど
丸々1本の姿では
初めてなんだよ」
「お初なんだぁ
目が大きいね」
「だから、目梶木なんだよ」
「単純過ぎね
カジキマグロって
よく聞くけど
マグロの仲間なの?」
「完全に別ものだよ
マグロ類は
サバ科だし
カジキ類には
マカジキ科と
メカジキ科があって
カジキ類には
マカジキ、メカジキ
クロカジキ(クロカワ)
シロカジキ(シロカワ)
バショウカジキ
フウライカジキいて
どのカジキが
どの科なのかは
分かんないけどね」
「そこまで
分かっていれば
いいんじゃね
でも、マグロが付くのは
どうしてなの?」
「水産業界は
どっちも
太物(ふともの)って
いうカテゴリーに入るから
そう呼ぶように
なったらしよ」
「へぇ~
姿で仕入れたのは
どうしてなの?」
「仕入れたっていうか
下田の須崎で
マグロ漁をやっている
漁師から
もらったんだよ」
「わぁ~
もらったの!?」
「そうそう
休日出勤手当が
降りて来たかな
まぁ、その様子を話すよ」
「わぁ~い♬」
競り前の
仕分けをしていると

「季凛さん
小さいメカがあるんだけど
持って行って下さいよ」
と、大了丸
(だいりょうまる)の親方の
長谷川さん

記事こそ
消えちゃいましたが
ニュースにも出てきたりと
ちょっとした
有名な漁師です

「すげぇ~じゃん

カリスマ漁師ってこと?」
「自分よりも
ひと回り以上
若いから
カリスマ漁師予備軍だね
だから、彼と付き合っていれば
自分もカリスマ料理人に
なれるってことだよ」
「あいかわらず
単純で飛躍的な
考えの親方だね~(笑)」
「単純明快でいいんだよ
人生なんて」
「そうだね👏」
彼曰く、小さいとの
ことでしたが

渡された目梶木は
そこそこのサイズ
漁師の感覚と
料理人の感覚は
別ものです

魚もしっかり
腹わたを抜き
下処理がされていました
また、黄肌鮪(キハダマグロ)や
本鮪(ホンマグロ)を
水揚げする時も
神経を抜いたりと
丁寧な下処理をするので
規格外の魚でも
抜かりが無いところは
流石です

貰い物とは言え
一応、秤にかけると

10キロ弱でした

「一応、角は
取ってあるんだね」

「正確には
吻(ふん)って
呼ぶんだって」
「ふぅ~ん」
「・・・・・
・・・・・」
「やっぱ
無言の反応だったね」
「人間で言うと
鼻が伸びたようなもので
獲物を取るのに使ったり
鮫(サメ)とかの天敵から
守るための
武器でもあるんだって」
「へぇ~
こういう流れだったんだね
しっかし
親方は色んな漁師を
知っているよね」
「漁師の応援団だし
魚菜食文化の
日本料理を支えてくれる
大事な人達じゃん
彼らに代わって
声を出し続けるのが
自分の使命だから
声を掛けて
知り合いになるように
しているんだよ
沼津の市場は
漁港があるから
そういうメリットを
活かすのも
使命だしね」
「使命かぁ」
「そうだよ
命を使ってやるんだよ
ましてや
漁師は命を懸けて
漁に出ているし
その方が
ずっと立派だし
頼まれても
自分には出来ないね
だから、漁師だけじゃなく
一次産業を支える人達を
もっと大事にしないと
罰が当たるよ」
「そっか~
命を使って
命ある魚を取って
命を支えてくれる
なんて
漁師の人達には
足を向けるわけには
いかないじゃん」
「それを分かってくれれば
嬉しいよ」

頭を落とし
水洗いをしたら

片身を卸しました
動かし過ぎると
身割れするので

まな板ごと
動かさなくてはなりません

腹骨をすき取り
血合いを外し

柵取りしました

「瑞々(みずみず)しいって
言うのかなぁ
透き通っているけど・・・」

「鮮度バリバリで
死後硬直前の状態だから
透き通っているし
市場で持ち上げた時
クニャクニャしていたからね」
「死後硬直前の
メカジキなんて
凄っ!」
「初丸の目梶木が
こんなのなんて
超ツイているよ」
「で、刺身にするの?」
「刺身は味見程度にして
そこそこ脂が乗っているから
コース料理の
西京焼にするよ」
「西京焼マニアの
本領発揮だね!」
「とりあえず
試し焼きをしたんだけど

そっくり返るくらい
身が活きているから
このままにしておいて

切身にするのは
明後日だね」
「どうして、今日
漬け込まないの?」
「身が活きている
ってことは
水分が多い状態だから
それだと
西京味噌の味が
薄まっちゃうからだよ」
「そっかぁ
ただ漬け込めば
いいんじゃないんだね」
「そうだよ
何よりも、熱き想いも
一緒に漬け込まなきゃ
ならないからね」
「そうだよねぇ
佳肴季凛の西京焼の
一番のセールスポイントだしね

で、アラの部分は
どうなるの?」
「目玉とか
かまの部分は
煮るんだよ

目の周りなんて
トロ~ンとして
たまんないね
魚の食べ尽くしは
肉料理には無い
醍醐味だし
生でも加熱しても
食べれるのが
魚料理の魅力だね」
「生で良し
加熱しても良しかぁ
んまそぉ・・・🤤」
良さげな脂の乗りですので
西京焼にするのが
今から待ち遠しくて
たまりません
最後になってしまいましたが
長谷川さん
どうも有難うございました

「お歳暮の
『西京漬』の注文が
入って来たね
そんじゃ、また🐡」
by ふぐのぼり君
















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