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HOME ≫ ブログ ≫ 昨日の今日で、万事休すの鱧(はも)

昨日の今日で、万事休すの鱧(はも)


森羅万象

予期せぬことは

起こるものです

それを幸運と取るべきか

不運と取るべきか・・・



2026年10月6日

Vol.4983



いらっしゃいませ

マクロビオティック 

(玄米菜食)を 

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の

志村弘信が認(したた)めます




「おはよう、親方🐡

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sIMGP1426.jpg


このハモ

なんかヤバくね?」


と、ふぐのぼり君


「おはよう🐡

ヤバいも何も

昨日仕入れた鱧なんだけど

落ちちゃった(タヒんじゃった)

んだよ」

と、言うと


「昨日のハモってことは


これだよね?」


と、訊いてきました



「そうだよ


これ、これ👆」


「え゛~っ

何があったの?」


「水槽がこんなんで


濾過槽(ろかそう)も


濁っていたから

水槽の中に

手を突っ込んで

落ちていた鱧を

取り出したんだよ」


「どうして

落ちちゃったの?」

「手を突っ込んだら

活きた鱧じゃないものに触れて

取り出したのが

これなんだけど



腹に入っていた魚を

吐き出して

それで水が汚れて

万事休す・・・😢」


「あちゃ~

それにしても

こんなにも汚れるものなの?」


「さっき、あれ以外のも

捨てたけどね


吐き出したものじゃないけど


腹に入っていたのが

これだもん


腹にえさが残った状態で

落ちると

その臭いで

使い物にならなくなるから

とりあえず

腹から抜いたんだよ」

「そうなんだぁ

でも、自分が食べたもので

タヒんじゃうなんて・・・」


「まぁ、最後の晩餐で

命を落とすとは

鱧も想像していなかったと思うよ」


「で、水槽は?」



「これから

濾過槽のサンゴだけは

洗うけどね

そうすれば

多少、水も綺麗に

なるからね」


「休み明け早々

気が重いねぇ」



「まぁ、活きものだから

しょうがないよ」


「そっかぁ・・・」



ボウルや

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sIMGP1433.jpg


バケツに入れたら


濁りがなくなるまで


晒しておきました 


これと同時進行で

鱧の下処理を始めると


臭いを感じなかったので

普段のように卸すと


臭いも無いどころか

ほぼほぼ活〆状態で

身も透き通っていました



というのも

水槽から取り出した時点で

落ちた直後だったり

虫の息状態だったので

頭の付根に包丁を入れ

血抜きをしたからです 


「良かったじゃん

不幸中の幸いだね


これなら

十分使えそうだね」 


卸し終えたら


骨抜きをし


並サイズの鱧の方は

骨切りを始めたものの


太さを感じたので

骨を感じなかった1本だけ


骨切りをしました 


「ともかく


それこそ、不幸中の幸い

ってやつじゃね?」


「そうだよ

これで使えなかったら

何の意味もないからね」


「で、水槽の方は?」


「とりあえず

食べかすとか

汚れを取ったんだけど


これじゃ

どうにもならないから

明日、市場から

海水を持って来て

交換するよ」


「でも、これでさぁ

やろうと思っていた

水槽の掃除も出来るから

いいんじゃね?」 




「まぁ、そういう意味でも

不幸中の幸いかもね

海水も交換ついでに

明日は水槽の掃除だよ」


「親方、頑張って!」

休市日明けの明日は

海水交換のミッションが

課されました

気を取り直して

明日に備えます 

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