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一カ月半振りに、三重県から入荷した天然のとらふぐは、7,0キロのジャンボサイズ

今朝、三重県から、

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宅配便で、荷物が届きました。中を開けると、

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天然のとらふぐが、1本入っていました。三重県から、天然のとらふぐが入荷したのは、約一カ月半振りのことです。袋から出し、まな板の上に置くと、

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その大きさが、想像つくかもしれません。お気付きの方もいるかもしれませんが、自分が卸すとらふぐは、活きたものが、殆どですが、このように締めた状態で入荷したのは、大きすぎて、発泡スチロールで、活かしたまま送ることが出来ないからです。

 

ただ、締めてしまうと、お腹に餌が入っている場合、その臭いが回ってしまい、活け締めのものでも、刺身にすることが出来ないこともあり、卸すまでは、その可否については、分からないので、このように入荷してくるのは、ある意味ギャンブルでもあります。

 

さて、このとらふぐの目方は、

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7,0キロのジャンボサイズで、去年の今頃も、三重県から、ジャンボサイズのものが入荷しましたここまで大きいと、ふぐの異名である“鉄砲”というよりも、“大砲”と言ったほうが、いいかもしれません。その時よりは、0,3キロほど小さいのですが、ほぼ同サイズです。ただ、これまでに、自分が仕入れた中で、一番大きかったのは、2月の終わりに、焼津から入荷した7,5キロのものです。

 

このとらふぐを卸し、お腹から出てきたのは、

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真子と呼ばれる卵巣で、猛毒なので、食べることは出来ません。つまり、このとらふぐは、メスでした。自分のこれまでの経験上、4キロを超えるとらふぐで、オスを見たことは、一度もなく、とらふぐに限らず、魚に詳しい人によれば、大きいとらふぐは、メスという定説が出来上がっているようです。

 

卸し終えると、このとらふぐが入っていた発泡スチロールで、

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水洗いをし、

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きれいに、布巾で拭いてから、

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三枚に卸し、

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刺身に出来るように、晒にくるみました。ということは、先ほどお話した懸念は、全く無かったのです。

 

そのまま、アラの部分と一緒に、

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冷蔵庫へ。

 

これだけ大きいとらふぐ、しかも天然ものになると、まともな刺身に仕立てられるのは、早くても月曜日、理想的には、火曜日か水曜日頃です。大きいからといって、大味ということはなく、むしろ味わいが、深く、特にふぐちりにすると、その違いは、驚くほどです。他の魚に例えるなら、めじ鮪と本鮪の違い、いなだと鰤のそれだと言えば、お分かり頂けると思います。

 

一度、ジャンボサイズのとらふぐの味を覚えてしまうと、ふぐの魅力に取りつかれてしまうこと、必至です。その最たる例が、自称“富士市でふぐが、一番好きな料理人”の自分なのは、今更語るまでもありません。

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