グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 定休日の仕込みは、ふぐの棘取り

定休日の仕込みは、ふぐの棘取り

昨日は、定休日でしたが、

s-P5192530

先週仕入れたとらふぐの皮の棘を取りました。ともかく数が多かったので、この時点で、幾つあるのか、全く分かりませんでしたが、既に、心は折れそうでした。というのも、ふぐ皮の仕込みの中でも、棘の掃除は手間がかかるからです。ちなみに、この中のとらふぐの産地は、三重県熊野、富山県氷見、静岡県由比の3か所です。

 

最低でも、30本はあるのは分かっていたので、それなりの時間がかかることは、覚悟の上で、

s-P5192531

始めました。しばらくすると、

s-P5192532

宅配便で、荷物が届き、中を開け、

s-P5192533

袋から取り出すと、

s-P5192534

キロ弱の小さめの鰹が、入っており、今夜の夕飯のおかずが、決まりました。送り主は、とらふぐなどのふぐ類を仕入れている三重県の魚屋さんです。

 

今日の仕込みは、長丁場を覚悟していたので、気分転換のため、ふぐ皮の仕込みを、一旦止め、

s-P5192535

鰹を卸すことにしました。

s-P5192536

三枚に卸し終えたら、

s-P5192537

柵取りしてから、皮目をFIRE!

 

頭や中骨のアラの部分は、こんがり焼いてから、

s-P5192538

出汁を取るため、掃除しておきました。鰹の隣りにあるのは、週末に卸した鱧のアラで、こんがり焼いてから、一緒に出汁を取ります。ちなみに、鱧のアラで取った出汁は、このようなものです。

 

再び、ふぐ皮の棘を取り始めたのですが、集中力がくたびれかけてきたので、

s-P5192539

先付に使う“うすい豆腐”を、仕込むことにしました。

 

結局、2回の“水入り”をして、

s-P5192540

ふぐ皮の棘取りは、ようや終えることが、出来ました。その数、全部で39本。途中、幾度となく、ゴミ箱行きにして、お仕舞にしようかと思いましたが、そんなことをすれば、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”の名折れとなってしますので、耐え忍びながら、どうにか終わらすことが出来ました。また、“水入り”があったとは言え、最低でも、3時間はかかったのではないかと思います。

 

そんな苦行を耐えた自分へのご褒美は、朝届いた鰹をメインに、

s-P5192542

手巻き寿司にしました。

 

国内に限らず、世界中の生の鮪を仕入れているうちに、巷間“鮪コレクター”なる称号を頂いてしまっているにも関わらず、実を言うと、自分はありとあらゆる刺身の中で、一番好きなのが鰹です。補足になりますが、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”として、

s-PC170156

ふぐ刺の美味しさは認めますが、ふぐの美味しさの真価は、ふぐちりでしか味わえません。

 

鰹を堪能した明くる日の今日は、

s-P5202546

宅配便で、

s-P5202547

寒鰤(ブリ)で有名な富山県氷見から、

s-P5202549

3本の天然のとらふぐが、届きました。このうちの1本がオスでしたが、

s-P5202550

繁殖期を終えたらしく、その白子は、くたびれていました。

 

今週のふぐの入荷状況は、どうなるか、全く予想がつきませんが、あればあったで嬉しいし、無ければないで嬉しいという複雑な心境の今日この頃です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る