2本のジャンボちゃんこと、超特大とらふぐ(天然)の皮とひれ
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3643回目の今日も認(したた)めます。
今週の火曜日に、三重県熊野産のジャンボちゃんこと、超特大とらふぐ(天然)を仕入れたのですが、
この2本の皮とひれの仕込みが済んでいなかったので、
その仕込みをすることにしました。
皮は、粘膜と棘を取り除いてあり、
水から上げ、部位ごとに分けておき、タッパの中に残っているのは、
ひれだけ、ひれは、干せるだけにしておいてあります。
ジャンボちゃんだけの皮の仕込みをするだけでは、手間が惜しいので、冷凍しておいた皮も追加し、
開封したら、
同様に、
部位ごとに分けたら、
湯引きしました。
自分が包丁したのは、
さめ皮とも呼ばれる真皮で、表面の棘のある部分で、ゼラチン質が強いので、出刃包丁でしなくてはなりません。
他の部分は、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが包丁してくれたのですが、量こそ多いものの、普通の包丁で出来るので、力は不要で、同じ時に始めても、終わるのは、真由美さんの方です。
全て包丁したら、
皮の入ったボウルに水を注ぎ、混ぜ合わせたら、ざるに上げておきました。
水気が切れたら、
小分けして、
真空パックすると、
当店のジャンボちゃんとふぐ子ちゃんがやって来て、「親方、お疲れ様♬これって、QRコードみたいだよね。」
「実はね、これを読み込むと、うちの店のふぐ料理のページを見ることが出来るよ。」
「え゛~っ!?」
「そんなことあるわけないじゃん。」
「そうだよねぇ~。ビックリしたよ。」と、言いながら、外に出ると、
真由美さんが、
乾かすため、ひれを貼り付けてくれていました。
外に出来た2匹は、
「僕たちのひれと比べてみたいから、そばに連れてって、親方。」
「はいはい。どう?」
「大体、同じだね。」
干したひれは、こんがりと炙ってから、ひれ酒にするのが一般的ですが、当店では、
天然のとらふぐの美味しさを引き立たせるため、自家製の『ぽん酢』にも使っています。
休憩前までに、皮とひれというより、皮の仕込みを終えることが出来、夜の営業に備えたのでした。
コメントを残す