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恵方巻に刺激され、手巻き鮨

年が明け、コンビニの駐車場に、

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こんな幟(のぼり)や、

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こんな看板を、目にするだけでなく、

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最近になって、新聞チラシが、目に入ってくるようになってから、恵方巻という言葉のサブリミナル効果のせいか、妙に、鮨が食べたくなり、今日の夕飯は、

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定休日で、家族揃って、食事をするので、手巻き鮨にしました。今日のために、自分は、天然のとらふぐを仕入れている三重県の魚屋さんから、

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宅配便で、鮨だね用の魚を、送ってもらうことにし、今朝、届きました。中を開けると、

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こんな感じの詰め合わせが、入っていました。鮮魚そのままの詰め合わせというのも、変な言い方ですが・・・。

 

その中身ですが、5種類で、その一つが、

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鯨でした。この鯨は、ミンククジラという種類で、定置網にかかったものです。鮮やかな色合いに、否が応でも食がそそられ、魚でもなく、獣肉でもない味わいは、何とも言えません。ご存じのように、鯨の流通量は、非常に少ないので、今回のセットに入っていたのは、幸運そのものでした。

 

セットの2つめですが、

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槍烏賊(やりいか)です。

 

秋から、春先までが旬の烏賊で、特に、今シーズンは、全国的に豊漁で、それこそ、沸くほど水揚げがあります。とは言っても、来シーズンが不漁になることも可能性もあります。ただ、こういう状況は、槍烏賊に限ったことではなく、あるとあらゆる水産資源に当てはまり、水産業に限らず、自然を相手にする一次産業の難しさの一面でもあります。

 

さらに、3つ目が、

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鯵です。

 

鯵が一番美味しいとされる時季は、夏というのが通説ですが、自論としては、所謂小魚ゆえ、驚くほどの差異はなく、関鯵をはじめ、各地でブランド鯵が存在し、光物の範疇にありながらも、万人受けする魚でもあります。

 

調理方法も、生で良し、煮て良し、焼いて良し、揚げて良しのオールランドプレーヤーぶりは、星の数ほどある魚の種類でも、鯵以外に見つけるとなると、なかなか難しいものですし、鯵の語源とも言われるように、味が良いのは、ど真ん中の的を得ていると言っても、過言ではないはずです。

 

そして、4つ目が、

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この寒い時季に脂が乗る真鯖で、今回のセットで、自分が、一番食べたい魚で、〆鯖にしました。やや大きめの1キロ弱のものでしたが、聞くところでは、2キロを超えるスーパー稲妻ジャンボ、略称“SIJ”がいるらしいのです。いつか、そんなSIJを、食してみたいものです。

 

最後の5つ目が、

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はがつおです。

 

はがつおは、漢字で書くと、歯鰹と書き、歯が犬歯のようになっていることに、由来しています。また、水揚げされた三重県では、尖った顔付から、キツネとも呼ばれています。さらなる俗説の一つが、鰹の名前で、騙すから、キツネとも言われたりもするらしいのですが、実際には、どうなんでしょう?

 

冒頭の写真にもあるように、これら5種類以外のものも、鮨だねにしたので、改めて、ご覧下さい。

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鯨に、

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鰻。

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鯵、〆鯖、湯葉の3種。さらに、もう3種として、

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はがつお、小肌、帆立。そして、最後の3種が、

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槍烏賊、すわい蟹の爪、甘海老で、合計11種類の魚介類を、味わいました。

 

手巻き鮨は、食卓を囲みながら、同じ食材を、好みで、食べることが出来るのが、その良さの一つだと思います。何も、このことは、手巻き鮨に限ったことではなく、家族揃って、食事をすることの大きな意義で、普段なかなか子供達と、時間を共有することの出来ない自分にとっては、貴重なひとときでもあります。

 

食は、人を良くするとも言われていますが、食に携わることを生業としている以上、少しでも、そんな役目の一端を担うことのできる料理人になりたいものです。

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