良いふぐと、良くないふぐ
10月も半ばを過ぎると、沼津の魚市場に入荷するふぐの数も多くなってきました。
一昨日は、全部で12本もありました。この生簀には、3本いました。
この隣の生簀には、
4本で、その隣にも、
4本。さらにその隣には5本で、合計12本です。
ご覧のように、お腹を上にしてひっくり返っているのもいます。こういうふぐは、あまり元気がありません。
ただ、元気がないだけでなく、
お腹の部分が、赤くなっています。こういうふぐの身は、血がにじんでいたり、白く濁っていたりします。
また、ひれも血がにじんでいます。
ですから、自分はこういうふぐを仕入れることはしません。それでも、中には元気でちゃんとしたふぐもいるので、それらを仕入れます。
この日仕入れたのは、2本でした。と言うより、良いふぐが2本しかなかったのです。このように、“佳肴 季凛”で仕入れるふぐは、自分が沼津の魚市場で選り抜いたものだけです。
値段も多少高くなることもありますが、お客様に喜んで頂くのが、自分にとっては、この上ない喜びです。
もっと言えば、ふぐに限らず、納得いかない素材で料理を作っても、自分自身のモチベーションも上がりませんし、美味しい料理を作ることは出来ません。
なぜなら、料理人は料理を作るのが仕事ではなく、美味しい料理を作ることが仕事だからです。そして、それが自分の仕事なのです。
★★★ 期間限定 特別ランチ ★★★
冬期限定で、ふぐ料理【 “ふぐ皮刺し”、“ふぐの唐揚げ” 】
をご堪能出来る、特別ランチコース(全9品)を御用意致しました。
ふぐは、自らの目利きで仕入れた天然のとらふぐです。
この時季ならではの本物の味を、是非ご賞味下さい。
皆様のお越しお待ち申し上げております。
(全9品 4,200円)
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店主 志村
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