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HOME ≫ ブログ ≫ 休市日の仕入れは、1キロの浅蜊(あさり)

休市日の仕入れは、1キロの浅蜊(あさり)

Vol.3804

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の

志村弘信が認めます。

土曜日ということで、

今朝の沼津魚市場は、

土曜日なので、ガラ~ン。

薄暗い通路を進み、

問屋に行き、

愛知県産の浅蜊(1キロ)を、

車で15分程の食遊市場で、

野菜などを仕入れ、

帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻り、

野菜や、

あさりをしまおうとすると、

ふぐネット達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」

「おはよう」

「どうして、土曜日なのに、

魚市場が休みなの?」

「沼津みたいに、

漁港がある魚市場は、

全国的に、土曜日休みの

ところが、多いんだよ。」

「へぇ~。そうなんだあ。」

「簡単に言うと、日曜、祭日の前が

休みってことだけど、

そうでないところも、

あるけどよ。」

「ふぅ~ん。1キロのあさりだけの

ために行くって、

感心しちゃうな。」

「このあさりは、明日使うんだけど、

鮮度が良いものを使いたいから、

これぐらいのことはね。」

「おぉ~!」

あさりは、濡れたタオルをかぶせ、

そのまま、冷蔵庫へ。

魚市場だけでなく、

スーパーの鮮魚コーナーに

並んでいるあさりは、

砂抜き済なので、

この保存方法で平気です。

ただ、徐々に弱くなるので、

出来るだけ早く

使わなくてはなりません。

鮮度が落ちれば、身も痩せ、

栄養価だけでなく、味も

落ちてしまいます。

その程度なら、まだ良しで、

最悪の場合、煮ても焼いても、

食するに価(あたい)せず、

食材の命を殺(あや)め、

お金も捨ててしまうので、

これは、

完全にアウト!

100点満点の料理を

作ることが無理でも、

それに近づける努力は、

可能です。

そのためには、自分の目で見て、

納得したものしか、使いません。

さらに言うと、食べて、

美味しいだけでなく、

身体が喜ぶものを

お出しするのが、

自分の信条でもある

“身体に優しい、

美味しい日本料理”なのです。

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