氷見に始まり、氷見で終わった一日
昨日は、女将兼愛妻(!?)の真由美さんでしたが、今朝は、
自分が、宅配便の営業所まで、
富山県氷見から届いた荷物を、取りに行きました。受け取り、【佳肴 季凛】に戻り、中を開けると、
こんな感じに、箱詰めされていました。入っていたのは、
真鰯(まいわし)、
鯣烏賊(するめいか)、そして、
とらふぐでした。もちろん、メインはとらふぐで、
3,6キロのものの大きめのもので、4キロUPとまでいかないサイズを、自分は、“大ちゃん”と、呼んでいます。
頭の部分には、
締めた後があるように、
氷見の市場では、お疲れ気味でしたが、活きていました。
卸すと、
予想通り、メスで、食べると痺れてしまう真子(卵巣)が、入っていました。というのも、何度もお話ししているように、大型のとらふぐの殆どは、メスだからです。
卸してから、水洗いをし終えたのが、
こちらです。その後、ランチの営業時間までに、余裕があったので、
真鰯を酢で〆たり、
煮たり、頭などのアラは、
出汁を取るために、こんがり焼きました。
また、鯣烏賊は、
塩辛に仕込むように、下拵えをしておきました。そうこうしていると、ランチの営業時間が、終わると、
山口県下関から、荷物が届きました。下関ですから、もちろん、
とらふぐです。氷見の倍のサイズで、
7,3キロの“ジャンボちゃん”でした。自分の仕入れた中では、最大ではなかったものの、仲買人さんにとっては、最大だったようで、セリ落とした後、
こんな写真を、撮っていたようです。
何だかんだ言っても、“ふぐに魅せられし料理人”の自分ですから、“ジャンボちゃん”を仕入れたので、儀式として、
抱きしめないと気が済みません。となれば、気分は、萌え燃え・・・❤
しかしながら、ひとたび包丁を握ったら、
ここからは、真剣勝負です。ただ、“ジャンボちゃん”も、
案の定、メスでした。水洗いして、拭き上げたら、朝の氷見のものと並べてみると、
その大きさは、一目瞭然で、“ジャンボちゃん”の胴体は、
一升瓶と、殆ど変わりません。ようやく、ふぐだけでなく、他の仕込みを終えたので、お昼の賄いは、
氷見産の真鰯と鯣烏賊で作った丼の“氷見丼”でした。どちらも、高価で、派手な素材ではありませんが、疑いようのない本物の美味しでした。
さらに、今夜は、晩酌の肴として、
再び、真鰯と鯣烏賊が登場し、氷見に始まり、氷見で終わった一日が、無事に終わったのでした。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)『春支度』を、御用意致しました。
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
コメントを残す