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筍饅頭

『佳肴 季凛』の地元である富士市や富士宮市の方には、休みの日になると、筍掘りに出掛ける方も多く、筍をもらうこともしばしばです。
そんな先日、もらった筍です。
takenoko.jpg
筍も走りの時期でしたら、値段も高いので、日本料理店でもそのまま煮てお出しすることができるのですが、一般家庭でも食卓に上るこの時期ですと、如何せんそうはいきません。
筍に限らず、盛りを迎えた食材を使う時は、その姿、形を変えて、お出しするのが、日本料理店の仕事の一つでもあります。そんな仕事の種類は沢山あるのですが、ここ最近、『佳肴 季凛』でお出ししているのが、
manju.jpg
“筍饅頭”という料理です。
その作り方ですが、筍を適当な大きさに包丁します。
houtyou.jpg
そのまま、卸し金で卸しても構わないのですが、多い時は、
pro.jpg
フードプロセッサーで細かくしてから、
siboru.jpg
搾って、水を切ります。その後、もう一度、フードプロセッサーに戻し、そこに、
touhu.jpg
水切りして、裏漉しした豆腐を入れます。さらに、卸した大和芋と卵白を入れ、塩を少し入れてから、
mazeru.jpg
混ぜ合わせます。それを手に取り、玄米を始めとする雑穀を、
tutumu.jpg
包み、小麦粉をつけて、油で揚げます。中まで温まったら、油から取り出し、筍とは切っても切り離せない若布を一緒に盛ります。
そこに、薄口醤油、塩、味醂、酒で味を調えた出汁をはり、これまた筍の相方の木の芽を天にあしらって出来上がりです。
饅頭というと、小豆の餡が入ったものを思い浮かべますが、中に具を入れて、包んだものを、和食では饅頭と言います。マクロビオティックを基本に据えている『佳肴 季凛』ですから、雑穀を入れましたが、挽肉や海老でも構いません。
また、味つけした出汁の代わりに、とろみを付けたあんでも、美味しく食べられますし、さらに大根卸しを入れて、春霞に見立てるのも、一興です。
こんな一風変わった料理は、日本料理店ならではの仕事ですが、筍の定番料理に飽きたら、ご家庭でも、是非お試し下さい。
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“筍饅頭” への5件のフィードバック

  1. 金太郎 より:

    さすがですね。手が込んでる。
    筍ネタ、私も書こうとしていたところです。
    先いかれちゃいました^^

  2. ままりん より:

    はじめまして ままりんです
    私も静岡市清水に住んでいます。
    マクロビオティック料理を、富士宮の富士グリーンの松永先生のところで、
    勉強しています。
    とっても参考になります、お仕事忙しいと思いますががんばってくださいね。  

  3. 志村 より:

    金太郎様
    恐縮です。
    金太郎さんの筍ネタ、楽しみにしています。
    ままりん様
    こちらこそ、はじめまして。コメント有難うございます。
    機会がありましたら、是非お越し下さい。

  4. おばさん より:

    筍いただいたのがありますので、挑戦したいと思います。
    饅頭の中に入れるコメ類は生ですか??
    教えてください。

  5. 志村 より:

    おばさん様
    中に入れている雑穀は、炊いてあります。
    機会がありましたら、是非作ってみて下さい。

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