フライングゲットした朝獲れの地物の鯵(あじ)
Vol.4227
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(12月5日)は
朝獲れの地物の鯵(あじ)について
お話しします。
今朝
沼津魚市場に行くと
旋網(まきあみ)漁で
水揚げした鯵の
仕分けをしているところでした。
水揚げ直後=死後硬直前なので
身はクニャ~ッとしています。
また、売場に並ぶ前なので
すべきはフライングゲット。
それこそ、頭の中では
♬ フライングゲット 僕は一足先に
新鮮な鯵 今すぐ手に入れようか ♬
結果、ゲットしたのは
これらで
秤にかけると
たった1,5キロにして
25本前後。
自分の気に入ったサイズで
気に入った分を仕入れ
気に入った仕込みをするので
これで十分なのです。
鯵を仕入れる場合
3キロ入の箱の時もありますが
我儘(わがまま)が服を着ている
自分にとっては
この方法こそが、最上級。
【佳肴 季凛】に戻ると
熱血君がやって来ました。
「おはよう🐡
この量だと
親方得意のフライングゲットで
仕入れたんでしょ?」
「おはよう🐡
そうだよ。
このために早く行くんだからね。」
「ってことは、今朝は
3時半起きだった?」
「そうだね。」
「欲しい魚のために
ここまでするのには
頭が下がるよ、マジで。」
「魚っていう食材よりも
料理へのモチベーションを
仕入れに行くようなもんだよ。」
「確かに、そうかもね~。」
そして、鯵の仕込みです。
①鱗(うろこ)を取る
②ぜいごを取る
③ 反対の身も①と②の作業をする
④頭を落とす
⑤はらわたを抜く
あとは
水洗いしたのち
ざるに上げておきました。
また、頭は
焼いてから出汁を取るので
水洗いしておきました。
「この後
卸すんでしょ?」
「卸すけど
今日はこのまま。」
「どうしてなの?」
「酢で締めるんだけど
明日、仕込んだ方が
週末あたりに
良い状態で出せるからだよ。」
「そこまで
逆算しているの!?」
「そうだよ。
身が新しい分
水が出て仕上がりに
期待が出来ないからだよ。」
「アジみたいな小魚でも
ここまでするのってバくね?」
「 料理を作るのが料理人じゃなく
美味しい料理を作るのが
料理人だからここまでするんだよ。」
「恐れ入ったよ・・・。」
とりあえず、今日の鯵の仕込みは
ここまでにしておきました。
「今夜もお歳暮の発送の準備
お疲れ様~♬
🐡 ふくはうち~大晦日お持ち帰りふぐ料理~ 🐡
12月31日(11時~13時)の
お引渡しで
ふぐ刺、ふぐちり
(野菜他具・謹製ぽん酢・薬味・ひれ付)の
二人前のセット(16,200円)を
ご用意しております。
皆様のご注文
心よりお待ちしております。
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