揚物の油は、廃油のリサイクルへ
揚物に使うフライヤーの油は、
その時によって、汚れ方や持ちは違いますが、10日から2週間ほどで、このようになってしまいます。ここまでになると、油の交換しなくてはなりません。
ただ、その間に、1回から2回ほど濾して、注ぎ足しながら、使いますし、濾す時には、フライヤーも綺麗に、掃除しています。
油を抜き取ると、
フライヤーは、
このようになっています。掃除をする時は、
油落とし専用の洗剤をふきかけ、ひたすらこすります。手の届かないところは、
菜箸などを使い、汚れを落とします。綺麗になったら、
洗い流し、
乾いたタオルで、拭き上げると、
このようになりました。しばらく、このままにして、乾かしたら、
新しい油を入れると、
古い油との違いは、一目瞭です。
一方の古い油ですが、
鍋に移し替えたら、
別の容器を準備し、
そこに、
移し換えます。その量は、約1斗=1リットルです。
鍋の中にあったパン粉などのカスが詰まった時には、このように、押し込んで、油を移していきます。
移し替えた油ですが、決められた曜日に、
リサイクルのために、
下の娘が通う小学校に持っていきます。この日は、【佳肴 季凛】の分だけでしたが、知人の飲食店にもお願いしてあるので、多い時は、3~4本’持って行くこともあります。
去年くらいまでは、凝固剤を入れ、固めてから、そのまま燃えるゴミとして、処分していたのですが、古紙やアルミ缶などに比べ、リサイクル出来るものの中でも、廃油は、商品価値が高いということを聞いたので、お世話になっている小学校のために、少しでも役立つならばということで、このような形で、廃油を処理するようになったのです。
ちなみに、廃油の用途は、家畜の飼料、インク、自動車のタイヤ、脂肪酸、洗剤の原料など、多岐に渡り、リサイクルの申し子と言っても、過言ではありません。
どんな料理を作る時も、無駄なく使いきることを前提に、仕事をしている自分ですので、リサイクルということに、それほど頓着したことはありませんが、廃油をこのようにすることで、リサイクルの大切さに、改めて気が付きました。
これからも、食材に限らず、どんなものでも、二次利用などが出来るかどうかを考えながら、仕事をしたいものです。
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