蝉魴鮄(セミホウボウ)を卸してみた
Vol.4284 (1月31日)
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2992.jpg)
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です
「いよいよ今日は
セミホウボウを卸す話だね♬」
と、熱血君
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「そうだね
初めて仕入れた魚だから
勉強しながら
話しているから
いい勉強になるよ」
「へぇ~
“人は教えることによって学ぶ”
ってやつだね」
「気の利いたこと
知っているじゃん!」
「えへへ・・・♬」
今回から
お読みになる方は
過去2回のブログを
お読み下さい
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水洗いしておいた
蝉魴鮄(セミホウボウ)です
三枚に卸すと
このような身をしています
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2928.jpg)
締めてから
一日経っており
薄いピンクをしています
セミホウボウのような
紡錘形の魚は
身(内)から皮(外)に向かって
骨が入っているのが
特徴です
また、紡錘形の魚は
ワニ型の魚とも呼ばれており
![ワニを英語で何という?覚えておきたい表現3選](https://www.rokutanjuku.com/_p/1957/images/pc/eefeadff.jpg)
ワニとは
いわゆるワニのことです
骨が入っているので
頭の方から
抜いていきます
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2933.jpg)
普通の魚のように
血合い骨そのものを
切り分けないのは
身が少なくなってしまうからです
また、初めて卸す魚なので
骨の形が不明なので
手探りで
抜いていきます
結果的に
骨の先端が二股になっていませんでした
骨を抜き終えた身です👇
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2937.jpg)
皮を引くと
脂が乗っているのが
わかります
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2941.jpg)
引いた皮を
改めて見ると
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2943.jpg)
鱗(うろこ)というより
鎧(よろい)のような感じです
実際、鱗の役割は
外敵から襲われた時に
身を守るためだけでなく
水の抵抗を減らすためや
海では水分が
出ていかないように
するためでもあります
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2948.jpg)
「鱗と鎧って
似ているんだね。」
出汁を取るため
焼いた皮は
かなり脂が乗っており
![](https://www.kakoh-kirin.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/sRIMG2993.jpg)
締めたのが月曜日で
今日の水曜日で
三日目ですが
予想していたよりも
期待出来そうな身質でした
ということで
明日は
クオリティチェックということで
実食してみます
初めて手にした魚で
ここまで楽しめるのは
自ら魚市場に
通っているからこその特権です
明日が最終回の
蝉魴鮄シリーズに
乞うご期待!
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