あえて追加しなかった天然のとらふぐ
今日も沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、
昨日同様、この売場に最初に向かいました。
というのも、昨日のブログの最後でお話ししたように、
三重県から天然のとらふぐが4本届くことになっていたからです。
中を開けると、
4本とも活きていたものの、海水がこのように濁っているのは、お腹の中に残っているエサを吐き出したからですが、道中の車酔いが原因かどうかは、ふぐのみぞ知るとしか言えません。
4本の無事を確認した以上、萌え燃え・・・❤の想いで、車に発砲スチロールを積み込んだ後、この売場の生簀を確認すると、
2,1キロの焼津産の天然のとらふぐが、
入荷していましたが、これくらいの大きさになると、見ているだけで、うっとりしてしまいます。
その後、活魚売場に行くと、
生簀には、
三重県産の天然のとらふぐが、
4本入荷しており、2本が0,9キロで、残りの2本が、それぞれ1,0キロと1,45キロでした。
既に4本仕入れていたこともあり、今朝は諸々の理由で、仕入れるというより、セリに臨むことはせず、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、断腸の思いであるのは言うまでもなく、見て見ぬふりをし、魚市場から帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻り、
4本を締めたら、
卸し、卸し終えたものは、
毎度の如く、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いし、
手直しをし、
拭き上げ、
ふぐの仕込みが終わりました。
昨日の今日ですので、「これでお仕舞いなの?」と、真由美さんに言われる始末で、「そうだよねぇ。」と答えた時に思ったのは、実は真由美さんも、密かに天然のとらふぐの虜になっているのは、間違いなく、似たもの夫婦なのか、ふぐが取り持つ縁なのか、それとも同類相哀れむなのか、それとも・・・。
どんな形であれ、夫婦というものは色んな形があるのは、確かなことかもしれません。(笑)
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
コメントを残す