バスツアー三連荘(さんれんちゃん)の初日
バス旅行の団体のお客様が御来店されることもあり、昨日、休日出勤をしたこともあり、殆どの仕込みは済んでいたのですが、今朝は、ひととおりの準備を終えたら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
みょうばん水につけておいた大和芋を、当たり鉢ですり降ろしてくれたのですが、何となく変な姿勢に見えるのは、
盛り台が高く、
踏み台に乗っているからです。
卸し終えた大和芋は、山掛けにするには固いので、
一番出汁で伸ばしましたが、日本料理には欠かせない一番出汁は、店によって、出汁を取るための食材は千差万別で、【佳肴 季凛】の一番出汁は、鰹節、宗田節、椎茸の足、昆布で取ったものです。
全ての準備が整ったので、盛り付けを始めたのですが、冷蔵庫にしまう都合で、最後にお出しするデザート(苺のムース)にはじまり、
山掛けと、
料理をお出しする順番と反対の仕事で、
最後にお新香を盛り付け、冷蔵庫にしまうものは、これで終わりました。
ただ、お新香の器が異なるのは、別々のお客様だからではなく、御客様が、御座敷とテーブルに別れ、器の数が不都合ゆえのことです。
その後、
小鍋を盛り付けたのですが、今日の小鍋は、
ひじきと野菜の小鍋仕立てでした。
マクロビオティックを基本に据えた“身体に優しい、美味しい日本料理”がスタイルの当店のマストアイテムとも言うべき料理で、7種類の雑穀(玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きび)をはじめ、20種類近い食材が入っています。
御座敷、テーブル席も満席でしたので、
玄関先には、このようなお詫びを掲げ、ひととおりの準備を終え、お客様がお見えになるのを待つばかりとなり、
揚物の器も用意しておいたのですが、お新香同様、
御座敷とテーブルで、別のものを用意しておき、
御来店時間まで余裕があったので、先付のうすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)を仕込み、お客様の御来店を待つばかりとなりました。
ただ、約40名の御客様ということもあり、揚物も一度に揚げることが出来ないので、
鶏の唐揚げは揚げておき、
温蔵庫へ。
出来立てには敵わないのが料理の美味しさゆえ、自分としては、複雑な気分ですが、冷めた揚物をお出しするわけにはいかないので、今日のような団体のお客様には、こうせざるを得ません。
ちなみに、揚物は鶏の唐揚げと、
鯵の新挽き揚げの二種盛りで、鯵の方は、お見えになってから揚げるため、揚げずに準備しておきました。
鯵も揚げおきしないのは、身が薄く、揚げてから温蔵庫に入れておくと、パサパサどころかカリカリになってしまうだけでなく、揚げる時間もさほどかからないからです。
ですので、半分でも揚げ立てをお出し出来るのが、自分としては、唯一の救いなのは、否定出来ません。
そして、当初の予定と幾分遅れたものの、
御来店されると、案の定のバタバタモードに。
御食事を終え、しばしすると、出発時間となり、
いつものように、皆でお見送りをしたら、店内は、
再び、
バタバタモードに、
突入し、
明日のランチタイムも、バスの団体のお客様がお見えになるので、
器を準備出来るようにしておき、洗い物をはじめ、片付けが終わったら、
明日の器を、用意しておきました。
明日は、今日ほどの大勢の御客様ではありませんが、到着時間によっては、御来店されても、御席の御用意が出来ない場合もございます。
また、バスのお客様に限らず、週末は御祝いや法事の御席の関係で、そのようなこともしばしばあるので、御来店の御予定がございましたら、お手数ですが、お問い合せ頂けると、幸いです。
くれぐれも、宜しくお願い致します。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
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