2025年の初鰹を堪能
昨日は
今シーズン初の鰹
要は、初鰹を仕入れました
2025年5月15日
Vol.4633

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「ねぇねぇ、親方
これって
夕べのカツオの残り?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「そうだよ

どうして?」
と、答えると

「あんだけあったのに
これだけって・・・」
と、半ば呆れ顔の
ふぐのぼり君

あんだけあったのは
ONLY 鰹の特々盛で
この鰹は
昨日、沼津魚市場で
仕入れたものです
無類の鰹好きですので
鰹を見ると
素通り出来ません
好きな食べ物御三家の
一つであるだけでなく
ありとあらゆる食べ物の中で
もっとも好きな食べ物だからです
なので、人生最期の食事には
鰹一択しかありません
ちなみに
好きな食べ物御三家は
鰹、ふぐちり
海老フライです
鰹は、この3列の
真ん中にあり

この2,0キロのものを
仕入れました
今シーズン初ですので
自分的には
初鰹ということになります
産地というか
水揚げしたのは
静岡県富士市
田子の浦の『ひさ丸』
という漁船で
地元と思われるかもしれませんが
漁場(ぎょば)
要は、魚を獲った場所は
駿河湾ではなく
外海とのことでした
去年は
5月の時点で
沼津近隣の漁師が
駿河湾に入って来た鰹を
旋網(まきあみ)漁で
水揚げしていましたが
今年は
まだありません
というのは
しらすを追いかけて
鰹が駿河湾に
入って来るのですが
今年は
しらすの水揚げが
殆ど無い
要は、駿河湾に
入って来ていないからです
なので
水揚げが無いのは
当然の流れです
それはさておき
今朝の鰹です

このフォルムが
たまりません
水洗いを終えたら

三枚に卸すと

脂が殆ど無い
真っ赤な身です

「脂が無いと
美味しくないんじゃね?」
「いやいや
この脂っ気の無さが
鰹好きには
たまんないんだよ」
「よくカツオは
戻り鰹が美味しいとか
言うけど
このカツオとは、違うの?」
「戻り鰹っていうのは
秋口に三陸から
太平洋を南下してくる鰹で
夏前から
鰯を追いかけて、北上し
その後
北海道から
下って来る秋刀魚を
食べると
脂が乗るんだよ」
「そんなら
戻りカツオの方が
いいんじゃね?」
「良いも悪いも
あくまでも
好みだからねぇ
たださぁ
この時季の鰹
要は、初鰹は
血の風味が強くて
血の酸っぱいような味が
たまんないんだよ

個人的には
血だけに
ヘモグロビンの味って
呼んでいるんだけどね」
「ヘモグロビンの味かぁ
なんか笑えるっていうか
そういう呼び方が
親方らしいよね」
「言ってみれば
食べて輸血されている
みたいなもんだね(笑)」
卸し身を
背と腹に分け

皮に包丁目を入れ
氷の上に乗せたら
バーナーでFIRE🔥

すぐに返し
粗熱が取れるまで
冷蔵庫で冷ましました

刺身用に切り付けたら

あとは
盛付けるのみ

薬味は
生姜、ねぎ、紅たで
の3種類
この分量(約70切れ)を
家族4人で食べたのですが
このうちの半分以上を
自分が食べたはずです
なので、自分にとっての
鰹の刺身一人前は
30切れということになります
食べ過ぎと思われる
かもしれませんが
自分にとっての
一人前なので
適量なのです
どっちにしても
2025年の初鰹を
鮮度バリバリのうちに
堪能することが出来
満足、満足!
沼津魚市場には
全国から送られて来る鰹も
入荷しますが
どんなに鮮度が良くても
水揚げされたのは
前日のものです
ただ、昨日のように
漁師ダイレクトの鰹に
出会えるのは
漁港が併設されている
沼津魚市場の最大のメリットの
一つでもあります
その恩恵に与(あずか)るために
日々、通い
さらには
漁師の代弁者として
魚菜食文化の
日本料理文化の魅力を
伝え続けます

「今日はバスが
来たんだね🚌
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
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