実は、かなり美味しい宗田鰹(ソウダガツオ)
魚は下処理次第で
味に大きな違いが
生まれます
また、鮮度さえ良ければ
まずい魚は
ありません
2025年7月21日
Vol.4667

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「親方、んまそうじゃん🤤
アジは分かるんだけど
赤いのは
カツオ?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「赤いのは
宗田鰹(ソウダガツオ)

っていうか
正確には
宗田(マルソウダ)だよ」
と、自分
「ソウダガツオには
ヒラソウダと
マルソウダがいて
マルソウダは
あんまり美味しくない
って、読んだことあるけど
本当はどうなの?」
「フェイクとまでは
言わないけど
正しくはないよ」
「ってことは
間違いなの?」
「正しくないって
言っているのは
あくまでも
味は好みの問題だからだよ
丸宗田の場合
鰹とか
平宗田に比べれば
味が劣るのは
言えるかもしれないけど
これだけなら
十分美味しいし
鰹や平宗田には無い
美味しさがあるよ
だから
仕入れて来たんだよ」
「そうだよね」
「鮮度が良い限り
ごくごく僅かな例外を除けば
不味い魚は
なかなかいないよ
丸宗田は
お値打ちだから
コスパで言えば
最高レベルだね」
「そっか~」
「丸宗田は
宗田節って言って
鰹節みたいな使い道が
あるんだけど
仮に美味しくなかったら
手間暇を掛けて
加工するわけないでしょ?」
「そうだよね
ってことは
ほぼフェイクじゃん」
「まぁ、そうなるし
ただの偏見だね」
「鮮度って
言ったけど
今朝、市場で
仕入れたんでしょ?」
「そうだよ」
市場とは
ホームグランドの
沼津魚市場のことです

今朝の丸宗田は
東伊豆の定置網で
山下丸が
水揚げしたもので

その目方は
約1,5トン

この中から
自分が選ったのが
この4本でした

比較的大きめのもので
4本で2,7キロでしたので
1本あたり
700グラム弱です
となると
1,5トンだと
2000本超となります
鮮度バリバリですので
すぐに
えらを抜きました

こうすることで
鮮度が保たれ
味が落ちることは
ありません

卸したら
皮に包丁目を入れ

バーナーで炙り
叩きにしました
十分に冷えたら
血合いを外すのですが
丸宗田の血合いは
時間が経つと
ヒスタミンが生成されるので
注意が必要です
が、しかし
鮮度が良いものを
丁寧に下処理すれば
全く問題ありません

ということで
こんな感じです
器の外側に盛付けたのが
鯵(あじ)で

この鯵は
知り合いの居酒屋さんが
もらった鯵のお裾分けで
貰い物の貰い物
ということになります
身がすき透っているのは
鮮度が良いだけでなく
えらを抜いてあったからです
なので
どんな魚でも
血抜きをすることで
見た目だけでなく
味にも
大きな違いが生まれます
こういう下処理をするのが
魚菜食文化の
日本料理には
欠かせません
そして
日本料理を
自らの生業とした以上
その魅力を
伝え続けるための努力を
怠るわけには
いかないのです

「娘ちゃんが作った
キッシュじゃん
んまそぉ~🤤」
by ミニふぐちゃん
















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