レア魚の川飛車(カワビシャ)の薄造り
漁港が併設されている
沼津魚市場には
多種類のレア魚が
水揚げされますが
今朝、仕入れたのも
そんな魚でした
2026年4月3日
Vol.4869

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
志村弘信が認(したた)めます
沼津魚市場から
戻って来ると
熱血君が
やってきました

「おはよう、親方🐡
見たことがない魚が
2匹いるけど・・・」
と、熱血君

「おはよう🐡
この魚かな?」
と、返すと
「BINGO!
もしかして
親方も、初めて?」
と、訊いてきました
「そうだよ
川飛車(カワビシャ)
って言うんだよ」
「高飛車な態度で
威張っていたりして・・・!?」
「よく分かんないなぁ
皮比車とも
書くんだよ」
「初めての割に
詳しくね?」
「初めての魚だよ
下調べをするに
決まっているじゃん
カタカナだと
名前の由来も
わかんないけど
漢字だと
由来が分かることもあるけど
はっきりした理由は
分かんなかったよ」
「チェッ!
で、味はどうなんだろうね?」
「肝心なのは
そこなんだけど
白身だろうから
普通には
美味しいはずだよ」
「おぉ~!
で、このカワビシャは
どこ産なの?」
「熱海・網代の定置網で
水揚げされた魚だよ

一緒にいる貝割(カイワリ)も
活魚で入荷して来たんだけど
どっちも虫の息状態だったから
競りが終わったら

速攻で締めたんだよ
一緒に入っているのは
分かっているだろうけど

トラフグとシマフグだよ」
「これぐらいなら
分かるよ
よく仕入れて来るもんね」
こんなやり取りをしながら
下処理を終え
卸しことにしました

見ての通り

頭の付根の骨の形は
くの字
になっており

中骨は
平目(ヒラメ)や
鰈(カレイ)の形に似ています
活〆=血抜き済
ゆえ、卸し身は
透き通っており

皮を引くと
虫の息だったこともあり
いくらか
血痕が残っていますが

残っていない部分は

このような感じです
活〆ゆえ
身には歯応えと
弾力があるので

薄造りに仕立てて
ランチメニュー
“凛(りん)”の刺身でお出しし
お出しする前に
味見したところ
クセもなく
活〆の白身特有の
味わいでした
川飛車のようなレア魚を
活きたままで
仕入れることが出来
さらに、それを
薄造りでお出し出来るのは
地方でしか受けられない恩恵です
その恩恵の源は
漁師の尽力の賜物以外の
何物でもありません
魚菜食文化の日本料理を
支えてくれる漁師の代弁者として
声を出し続けるのが
自分の使命なのです

「コース用の西京焼に
サワラを仕入れたんだね
そんじゃ、また明日🐡」
by ミニふぐちゃん
















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