この時季の楽しみは、新子丼
いきなりですが、
今日の賄いは、野菜のかき揚げをメインにしたマクロビオティックバージョンのかき揚げ定食でした。
かき揚げには、玉葱、えのき、人参、ひじきが入っており、生野菜には、キャベツ、人参、レッドキャベツ、胡瓜、アーリーレッドが入っており、雑穀御飯には、玄米、押麦、黒米、小豆、あわ、ひえ、きびが入っており、味噌汁には、大豆もやし、韮、茗荷が入っています。
それぞれの野菜の種類は、かき揚げには4種類、生野菜には5種類、雑穀御飯には7種類、味噌汁には3種類となりますが、ひじきは海藻なので、野菜とは言えませんが、植物性の食材なので、野菜とみなしています。
人参が重複しているので、合計すると18種類の野菜を、一度に食べたことになり、これがマクロビオティックの食事の良さの一つとも言えます。
自分の食生活は、マクロビオティックを基本に据えているので、このような食事になることが多く、肉類はかなり少なく、動物性食品は、魚が殆どです。
自分のように、肉、乳製品、卵を少なめに魚を主に食べる食生活をしている人のことを、魚菜食主義者(ペスクタリアンとか、ペスコベジタリアン)と呼ばれています。
ですので、おかずの中心は、魚になることが多く、昨日は、
〆鯖丼にしました。
〆鯖は、一昨日買い物に行ったスーパーに良さげなごま鯖で、
仕込んだものです。
〆鯖などの光物で、この時季が旬にして、光物ファンの垂涎の的が、
小肌の幼魚である新子です。
この世界に転がった始まりが、鮨屋だった自分にとっては、思い入れがある魚の一つでもあり、刺身で使うこともしばしばで、
昨日も、
沼津魚市場で、
有明海(佐賀)産のものを仕入れ、
仕込みましたが、新子は小さくて、仕込みに手間が掛かるので、職人泣かせの魚でもあり、そんな仕込みについては、こちらをお読み下さい。
新子は、早ければ6月半ばくらいから入荷し始め、9月の終わりくらいまで出回る期間の短い魚ですが、例年その新子を使って、賄いとして丼に仕立てるのが、この時季の楽しみで、今季初の新子丼を、先日食しました。
新子の仕込みこそ、手間が掛かりますが、あとの作り方は、至ってシンプルというか、単純なものです。
酢飯を、
よそったら、
白胡麻をちらし、
新子を、
ここぞとばかりに、
並べていきます。
器の違いは、大きさによるもので、青いのが自分で、
水色のが、女将兼愛妻(!?)の真由美さんのものです。
新子を盛り付け終えたら、
千切りにした大葉をちらし、
卸したての本山葵を乗せたら、
出来上がりです。
本山葵を、
刺身用に用意してある土佐醤油にといたら、
ダァ~ッと・・・。
そのまま一気呵成に、
箸は進み、
完食。
新子が出回っている間に、もう一度とは思っているものの、仕込みのことを考えると、二の足を踏んでしまうのですが、来年までお預けとなるのも、無念ゆえ、意を決して、新子の仕込みに取り掛かるつもりです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語っています。
次回は9月7日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非是非♬
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