グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ グレードアップした『特別会席』

グレードアップした『特別会席』

当店のお品書きを開き、

s-P8150242

コース料理のページにあるのが、

s-P8150243

『特別会席』というコースで、その料理内容については、以前お話ししたことがあり8,500円よりとなっているように、料理内容によって、お値段は、様々です。

 

そんな『特別会席』ですが、今夜お出ししたものは、かなりのグレードアップした料理でした。先付は、

s-P8140219

天然のとらふぐの白子で作った“白子豆腐”でした。これは、ランチや通常の会席料理などでもお出ししているので、グレードアップしたうちには、入りません。

 

この次にお出ししたのが、焼物の第一弾で、

s-P8140224

“和牛リブロースのたまり焼”で、手前にあるのは、粗目に卸した本山葵です。

 

実は、初めてお客様にお出しする料理で、焼く前は、

s-P8140207

このようにサシが入った霜降りでした。和牛は、静岡産のものです。

 

まだまだ、コースは始まったばかりで、次にお出ししたのが、

s-P8140225

刺身の第一弾の“ふぐ刺”で、今日のふぐは、静岡県沼津産の天然のとらふぐで、先日仕入れたものでした。

 

そして、その次は、

s-P8140226

揚物の“鮑の天ぷら”で、一緒に、

s-P8140227

肝醤油を添えてあります。

 

【鮑の天ぷら】は、これまでにもお出ししたことがあり、その作り方についても書いたことがありますが、自分は、“King of 天ぷら”と呼んでいるもので、ともかく美味しいの一言に尽きます。

 

さらに、コースは続き、

s-P8140231

刺身の第二弾として、“生の南鮪”を、お出ししました。ご覧のように、赤身と中とろを2切れずつ、盛り付けてあり、

s-P8110180

今日のは、ニュージーランド産のものでした。

 

これで、ようやくコースも折り返し地点となり、

s-P8140229

“すっぽん鍋”を、お出ししました。すっぽんを味わうには、やはり鍋しかありません。その出汁は、他の食材にはないもので、旨味の宝庫そのものです。

 

通常なら、最後でお出しする食事(ご飯もの)ですが、お腹が空いているというような感じで、コースが進んでいたので、

s-P8140232

食事の“秋刀魚御飯”を、お出ししました。もちろん、新秋刀魚で作ったもので、このように、作ります。

 

土鍋で炊き、仕上がったものをお客様にお出ししたのですが、一度、厨房に下げてから、

s-P8140236

混ぜ合わせたら、お新香と茶碗をお出しし、

s-P8140235

お客様に取り分けてもらい、召し上がって頂きました。

 

“秋刀魚御飯”の後にお出ししたのが、

s-P8140234

“銀鱈の西京焼”で、焼物の第二弾で、“秋刀魚御飯”は、薄目の味付けにしてあるので、どちらの美味しさを消すことなく、召し上がって頂けました。

 

そして、デザートの前に、

s-P8140237

酢の物の“帆立の辛子酢掛け”を、お出ししました。この料理は、最初の“白子豆腐”同様、グレードアップしたものではありませんが、口直し的な料理として、欠かすことが出来ません。

 

ようやく、コースの〆となり、デザートは、

s-P8140238

“桃のアイス”をお出しし、全10品のコースは、終わりました。

 

ここまでグレードアップすると、お客様になりたい気分が本音で、作っている時も、かなりの楽しさがあっただけでなく、お客様のご感想が気になりました。

 

やはり、高評価を頂いたのは、“鮑の天ぷら”と“和牛リブロースのたまり焼”でした。特に、“和牛リブロースのたまり焼”は、グレードアップした『特別会席』の一品として、今後、欠かせないものとなりました。

 

どんなに、自分の頭の中で考えても、新しい料理が浮かぶのには、限度があり、そのヒントを与えてくれるのは、お客様であることもあります。

 

お客様に育てられるというか、鍛えられるというのは、料理人としては、有難い限りで、不断の努力を怠ることなく、厨房に立つことの重要性を、改めて感じましたし、そういう姿勢を大事にしながら、これからも、鍋と包丁を携え続けていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る