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もっとおいしいお話し

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刺身用と西京焼用の宮崎県産の鰆(さわら)

Vol.3997

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(4月19日)は


刺身用と西京焼用に

仕込んだ鰆(さわら)について

お話しします。


じゃあ、始めるよ~🐡 

今朝、沼津魚市場に着いたのは


沼津魚市場に着いたのは


普段より30分ほど早い

4時半前でした。

早めに来たのは

お持ち帰り(テイクアウト)の

鶏肉の照焼重のご注文を

頂いていたからです。 

売場には

宮崎県産の鰆(さわら)が

入荷していました。

また、宮崎県産の隣には

山口県産と


静岡県焼津産の鰆もあったのですが
どちらも目方的にパス。

パスした理由は

コース料理の西京焼にするため

その場合

4キロから5キロ前半が

ストライクゾーンだからです。

宮崎産のうち

3キロ台が5本

4キロ台が3本あり

当然3キロ台はパスし

4,8キロのものを

仕入れることにしました。

この他には


静岡県由比・倉沢産の鯵(あじ)も

仕入れました。


【佳肴 季凛】に戻り

鶏肉の照焼重を仕上げたら

仕込みのスタート。

鰆を見ると


「おはよう、親方🐡」

と、熱血君。


「おはよう🐡」

「ねぇ、このサワラ

頭に

傷があるけど

どうしてなの?」


「これは

活〆にされたからだよ。」

「ふ~ん。」

鱗を取ったら

頭を落とし

はらわたを抜き

水洗いしたら

三枚に卸しました。

腹骨を欠いたら

西京焼用の切身にするため

身を返しました。

これを見た熱血君


「身の上の小さい切身が

置いてあるけど・・・。」

「尾の部分を

刺身用にするためだよ。」

「刺身にする時は

こういう風にするの?

もしかして

おなじないとか・・・。」

「いや違うんだよ。

いつもの癖で

切身にしないようにするための目印だよ。」

「そういうことね。」


ここまで包丁したら


尾の部分を

残りの片身と比べたら

同じ様な大きさで

包丁しました。

その後

バーナーで炙り


粗熱が取れたら

水気を取り、冷蔵庫へ。


一方の切身を

冷蔵庫にしまおうとすると

熱血君が

「こういう風に白っぽいと

脂が乗っている証拠なんでしょ?」

「そうだよ。

よく知っているじゃん。」

「親方のブログに書いてあったもん。」

「ご愛読、有難うございます♬(笑)」

「ブログって言えば

そろそろ4000回じゃん。」

「そうだよ。」

「それにしても凄いね。

元メジャーリーガーの

イチローの記録をクリアしそうだね。」

「そうだね。

イチローの生涯のヒット数が

4367本だからね。」

「料理ブログ界のイチローに

なれるんじゃね?」

「そうだね。

そんなことより

仕込み仕込み。」

「そうだね。」

切身にしたら

有機JAS認証済の

西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌だけでなく


熱き想いも一緒に

真空パック。


「そう言えば

アジのことは

話さないの?」

「明日にするよ。

市場に行ったのも

いつもより早かったし

明日も市場だしね。」

「じゃあ、今日と同じくらい

がんばらないとね。」

「そうだね。」

ということで、

この辺で失礼させて頂きます。


「明日のアジの話が楽しみだなぁ。

じゃ、また🐡」 by 熱血君

昨日の鰤(ぶり)の産地

Vol.3993

いらっしゃいませ


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こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(4月15日)は

鰤(ぶり)の産地についてお話しします。

さぁ、始めるよ~🐡 


「親方

この焼物は?」

「あっ、これね。

鰤(ぶり)の西京焼なんだけど

一昨日のブログに書いた切身だよ。

「それだから

形が少し悪いんだぁ~。」

「そうだよ。」

「で、今日は何の話?」

「仕入れはしなかったけど

今朝、入荷していた鰤(ぶり)の

産地のことかなぁ~。」

「それで、いいんじゃね?」

「はいよ~。」

寒鰤という言葉がありますが

この時季は全国各地の定置網で

鰤が多く水揚げされており

湧くと言う人もいるほどです。

なので、今朝の沼津魚市場にも

ガッツリ入荷。

一番多かったのが

静岡県焼津産で

サイズも7~8キロ台。

鰤のサイズとしては

まあまあ大きめ。

一般の方には

十分大きいかもしれませんが

水産業界でいうところの

デカい鰤というのは

10キロオーバー。

10キロオーバーと言えば

今朝の場合

山口県産。

10キロと8キロでは

2キロ=2割も違うので

かなり差があります。

脂の乗り具合も違いがあるのですが

あまり大きいと

西京焼用の切身にするには

不都合なので

あまり仕入れることはしません。

ここが、鰤の悩ましいところです。

また、今朝は三重県の鰤が

2口入荷していました。


🐟その1🐟

5キロ後半から7キロサイズの

Mサイズ



🐟その2🐟 

7キロオーバー中心


三重県は南北に長く

漁港の数も多いので

鰤に限らず

様々な魚が水揚げされています。

ところで

鰤の三大漁場(さんだいぎょば)

なるものがあり

三大漁場は以下の3つです。



👇三大漁場👇

①富山県氷見市

②長崎県の五島列島

③京都府伊根町

ですが、2019年のデータでは

こんな感じ。

今回お話しするにあたり

色々調べると

富山県は15位以下とのこと。

ただ、 鰤の消費量ランキングでは

全国1位が富山県なのです。

う~ん・・・・。

まだまだ、勉強が足りないので

√完了しました! フリー 素材 がんばり カード 無料 イラスト 829146 - Pictngamukjpuy7r

👆明らかに👆


気を取り直して

最後の産地が

網代(あじろ)産で

網代は

静岡県熱海市の漁港です。

6キロ台ですので

鰤というよりは

手前の稚鰤(わらさ)と

呼んでもいいかもしれません。

先程、お話ししたように

まだまだ知らないことも多く

勉強の余地

大いにありです。

明日も魚市場に行くのですが

魚だけでなく

知識も仕入れて来ます。


「それじゃ

また、明日🐡」  by ミニふぐ

西京焼にならなかった鰤(ぶり)の切身 

Vol.3991

いらっしゃいませ


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“身体に優しい美味しい日本料理”

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志村弘信です。


今日(4月13日)は

西京焼用の鰤(ぶり)について

お話しします。

それでは、始めるよ~🐡

今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

「おはよう、親方🐡

仕入れ、お疲れ様~♬」

と、熱血君。

「おはよう🐡」


「ブリとサワラを

一緒に仕入れて来るのって

少ないんじゃね?」

「そうだね。

タイミングの問題だと思うけど・・・。」

「そうなんだぁ~。」

「どっちも、コース料理の

西京焼に使うから

重ならないんだよ。」

「ってことは

ブリもサワラも

西京焼用なの?」

「違うよ。

鰤(ぶり)は西京焼で

鰆(さわら)は刺身。」

「じゃあ、今日のブログは

2本立て?」

「どっちにしようか

迷っているんだけど

どっちがいい?」

「う~ん。

親方が話しやすい方でいいよ。」

「じゃあ、鰤ね。」

「ほぉ~い♬」



昨日

沼津魚市場に入荷していた鰤です。

全部で3つの産地で

二つが

三重県産で

もう一つが

静岡県焼津産でした。

寒鰤(かんぶり)と

言われるように

冬のイメージが強いのですが

春になると全国各地の定置網で

水揚げされています。

これらの中から

自分が選んだのが

焼津産の7,3キロのものです。

活〆とあるように

頭の付根には

包丁の痕がありました。

鮮度を確認するため

えらを見ると

鮮やかな赤。 

「こんな風に

仕入れて来たんだぁ。」

と、熱血君。 


鱗が細かい鰤は

包丁で鱗を取り除き

この方法を

“すき引(び)き”と呼んでいます。


鱗を取り終え

頭を落とし

水洗いしたら

三枚に卸します。 

腹骨をすき取ったら

鮪(まぐろ)で言うところの

大とろの部分を

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG6294.jpg

最初に包丁します。

その後

西京焼用の切身に。

「👆も西京焼になるの?」

「そうだよ。」

「想像するだけで

んまそう!

過去画像は無いの?」

「見つかるのに

時間が掛かりそうだから

パスさせて。」

「ありゃりゃ・・・。」

切身だけでなく

かま等のあらの部分も

それぞれ

有機JAS認証済の

西京味噌をベースにしたお手製の

西京味噌と共に

真空パックしておきました。

ところで

切り落とし以上切身以下の部分は

常連さんのランチ用の

西京焼などの焼物にします。

焼き方は、その時次第で

照焼だったり

塩焼だったり・・・。

魚以外では

鶏肉の塩焼をお出ししたこともあります。

そんな今日

早速、塩焼にしてお出ししました。



👇のように

お決まりのコース


👇定番の西京焼はあっても

常連さんゆえ

こちらのスタイルも

ご理解されているので

為せる焼物なのです。


今日の塩焼は

一人前=おひとり様用でした。


他の料理も

その時によって

差し替えることも珍しくなく

それこそ、日替わり状態。

常連さんでなくても

これまでにも

お話ししているように


可能な限り

対応させて頂いておりますので

ご要望を仰って頂けると

幸いです。


「明日はサワラだね。

それじゃ、また🐡」 by 熱血君

冷蔵便で発送した鰆(さわら)の西京漬&野菜感溢れるドレッシング

Vol.3979

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今日(4月1日)も

お付き合い下さい。


今日のお話しは

先日発送した

お取り寄せ商品についてです。


「ねぇねぇ、親方

これって

この間のさわらの西京漬を

注文してくれたお客さんの

メッセージじゃね。」

「そうそう。

上手に焼いてくれて嬉しいよ。」

「普通の人でも

こんなに美味しそうに焼けるんだね。」

「これまでにも何度か

お取り寄せしてくれたことがあるけど

その時も完璧だったよ。

ほら。」

「う~ん。これなら

親方の手元が出来んじゃね?」

「そうだね。(笑)」

「リーフレット通りに焼けば

ここまで焼けるんだぁ~。

今度、僕達も頼もうっかな。」

「熱烈歓迎で

お待ちしています♬」

「そう言えば

このお客さんって

冷蔵便で送ったんだよね。」

「そうそう。

仕上がったのが木曜日だったし

【野菜感溢れる溢れるドレッシング】

一緒に発送したから

冷蔵便だったんだよ。」


【野菜感溢れるドレッシング】の後に

おまけアイテムの賄いカレーを入れ

鰆の西京漬を

二段に重ねて

また鰆。

クッション用の新聞を詰めたら

リーフレットと納品書を入れ

準備完了。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5202.jpg

そして、冷蔵庫へ。

普段は冷凍便で送るので

ミニふぐ達が

「冷凍じゃないから

注意してね、親方。」と

世話を焼いてくれました。

当店の【西京漬】

佳肴 季凛 謹製 西京漬け


銀鱈(ぎんだら)


サーモン


鯖(さば)の3種類で

セットでの販売しております。

ただ、ご要望に応じて

鰆のような変則的な

ご注文をお受けすることも可能です。


詳細については

お気軽にお問い合わせ下さい。


「明日は、お弁当があるんだね。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん

鰤(ぶり)の西京焼、いろいろ

Vol.3976

いらっしゃいませ


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今日(3月29日)も

お付き合い下さい。


今日のお話しは

鰤(ぶり)の西京焼についてです。


明日、明後日は

ロイヤル・グランステージ

豪華バスツアー

クラブツーリズムの

ロイヤル・グランステージ

のご予約を頂いており

その御席の焼物は

サーモンの西京焼です。

串を打ち終え

冷蔵庫にしまおうとすると

ミニふぐ達が

「この袋に

入っているのは・・・?」と

訊いてきました。

「何だと思う?」

「こういう❔クエスチョンって

親方らしいよね。」

「そう?(笑)

で、この袋に入っているのは

西京焼用のサーモンだよ。」

「ってことは、余り?」

「余りじゃなくて、予備。

余りだったら

何か期待していたとか・・・。」

「まぁ~、その~。

・・・・。」


ランチの営業が終わったら

昼ごはんを食べることにし

今日のおかずは

鰤(ぶり)の切り落としの

西京焼でした。

西京焼を見ると

「んまそぉ~♬」

「切身よりも

こういう部分の方が

味があるからねぇ。」

「いつもよりも

軽めじゃない?」

「そうだよ。

この後、お弁当を

作らなきゃならないからね。」

「今日の焼物は

おかずと一緒で

鰤の西京焼?」

「そうだよ。」

「今日は数が少ないの?」

「2つだよ。」

「でも

玉子焼は

かなり余っているけど・・・。」

「使い道があるんだよ。」

「ってことは

余りじゃないの?」

「余りじゃないよ。

何かを期待していたとか?」

「そ、そ、そんなことないよ。」

「焼物の前盛(まえもり)用だよ。

明日と明後日の

サーモンの西京焼に使うんだよ。」

「前盛って?」

「簡単に言うと

付け合わせのことで

メインの料理の手前に盛付けるから

前盛って言うんだよ。」

「へぇ~。」


そして、お弁当は

このように仕上がりました。

余りものを

盛付けていると

「やぁやぁ

そんなに気を遣わないでよ、親方。」

と、ミニふぐ達。

「気も何も

うちの子達の夕飯だよ。」

「ありゃりゃ・・・。」


そして、夜の会席料理の焼物は

鰤の西京焼で

「こういう切身は

立派だねぇ。」

「そりゃ、そうだよ。」

「どうせ食べるなら

これがいいなぁ。」

「熱烈歓迎で

お待ちしています。」


バスツアーの御席がある時は

魚市場に行くことは

少ないのですが

明日、明後日は連続で

行って来ます。

ということで

この辺で・・・。


「明日、明後日は

どんなバスが来るのかなぁ。

それじゃ、また🐡」 By ふぐとらちゃん

お弁当の西京焼&特注の西京漬用の鰆(さわら)は、静岡県焼津産

Vol.3974 

いらっしゃいませ


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今日(3月27)も

お付き合い下さい。

今日のお話しは

鰆(さわら)にはじまり

諸々の仕込みの様子についてです。

今朝は

沼津魚市場に行って来ました。

月曜日

 ↓

定休日

 ↓

休日出勤

という流れです。

また、今日の休日出勤は

魚のみではなく

明日のバスツアーの

仕込み&準備もあり

覚悟をして臨みました。

売場に

並んでいたのは

静岡県焼津産の鰆(さわら)でした。

実を言うと

この鰆は

昨日入荷していたものです。

こういう魚のことを

留(とめ)と呼んでいます。


気にはなったのですが


昨日は鰤(ぶり)を

優先したので


あえて仕入れることはしませんでした。


気になったのは

常連さんから

お取り寄せとして

鰆の西京漬のご注文を

頂いていたからです。


なので、この半月ほど

鰆の入荷があれば

来る度に、チェックをしていました。

昨日の今日ゆえ

ほぼ単価も変わらず。

ただ、問題なのは

鮮度です。

えらを見ると

留とは思えないほど

鮮やかな赤

全てではないものの

殆どがこのような感じでした。

並んでいた鰆は

自分5キロ台で

目方そのものとしては

5,3キロの方が大きいのですが

肥え具合(太り具合)としては

5,1キロの方が

肥えています。

そして、選んだのは

5,0キロのものでした。

お腹周りを触っても

張りがあったのが

その理由です。

自分のものとなった以上

ここからは好き放題。

改めて

姿を見ると

予想通りの小顔。

小顔なのは

身、特に背の部分が

肥えているからです。

魚市場での仕入れを終えたら

食遊市場で

野菜などを仕入れ

『佳肴 季凛』に戻り

荷物を下ろすと

ふぐとらちゃんがやって来ました。


「おはよう、親方🐡

野菜やら

サワラやら

しっかり仕入れて来たね。」

「おはよう🐡

鰆は予定していなかったけど

良かったから

仕入れて来ちゃったよ。」

「頑張って~!」

「どんどんやって

早く終わるよ。」

その頃、外では

女将兼愛妻の真由美さんが

軽トラの掃除をしてくれていました。

仕込みを始めようとすると

「親方が戻って来るまでに

真由美さんが

明日のセットをしてくれていたよ。」

「君達も

手伝ったの?」

「・・・・・。」


水洗いした鰆を見ると

乳白色をしており

乳白色をしているのは

脂が乗っている証です。

卸すと

身割れさせることなく

卸せたので

ひと安心。

というのも、鰆は

身割れしやすい魚だからです。

先程お話ししたように

今日の鰆の切身は

いつもとは少しばかり違い

このうような感じです。

御覧のように

お取り寄せですので

形も良い部分もあれば

良くない部分もあります。

というより

お客様からの要望でもあり

こちらとしては

ありがたや、ありがたや。

さらには

小さめに包丁してしまった3切は

2切分として

カウントしてあります。

これらの目方は

90グラムを

目休にしましたが

尾の部分は

形が悪いだけに

100グラム程度です。

また、今度の日曜日の

お弁当用にも使う切身は

左側の列のもので

目方は

70グラムを目安に。

最後の数枚は

会席料理の西京焼用です。

今日の切身を見たふぐとらちゃんが

お取り寄せの鰆なんて

いつもの『西京漬』に

無いじゃん。」

「無いよ。」

「そういうのも

仕込むっていうか

注文を受けるの?」

「もちろんだよ。

店に来てくれる常連さんだし

鰆を何度も

注文してくれているからね。」

ちなみに、いつもの『西京漬』とはこちらで

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

銀鱈(ぎんだら)、サーモン、鯖(さば)の

三種類です。

切身にし終えたら

中骨に串を刺していると

「何をやっているの?」と

ふぐとらちゃん。

「血を抜いているんだよ。」

「どうしてなの?」

「焼いてから出汁を取るんだけど

血が残っていると

雑味が残るからだよ。」

「そこまでするの?」

「手抜きは出来ないからね。

知っている以上

やらないわけには

いかないしね。」

「そうなんだぁ。

良い意味で、あきれるよ。」

下処理をしたあらが

こちらです。

切身は


有機JAS認証済の

西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌と共に

真空パックし

小さめの3枚は

レ点付きです。

切り落としの部分は

賄い用に。


「親方は

これが楽しみなんだよね。」

「その通り!」

鰆の仕込みを終えたら

明日のバスツアー用の仕込みです。

最初に

ココナッツミルクのムースを仕込むと

ふぐとらちゃんが

「ここからは僕達が

説明してあげようか?」

「そうだね、頼むよ。」

「任せてよ。」


①ココナッツミルクのムース

②山掛け用の大和芋

※多いのは

※真空パックして冷凍したよ。


②揚物用の鯵の打粉

※真由美さんがやってくれたよ。

③グリンピース豆腐


④おしんこう

※キャベツ、人参、大葉入りだよ。

⑤サラダ素麺の野菜


⑥小鍋の野菜

※玉ねぎ、長ねぎ、えのき、人参だよ。

「サラダ素麺の野菜は

一杯だから

間違えると困るから

代わりに話してよ。

いいでしょ、親方?」

「お安い御用で・・・。」

野菜の内容は

長ねぎ・みょうが・アーリーレッド

人参・レッドキャベツ・ラレシ

ピーマン(青、黄、赤、オレンジ)

の10種類です。

「ありがとう、親方。」

⑦お弁当用の煮物&海老の酒煮

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4942.jpg



「こんな感じでいいかな、親方?」

「有難うね。」


仕込みが終わったら

まな板周りの掃除をすると


休日出勤のゴールが

そろそろと・・・。

器出しをし

米を研ぎ

包丁を砥ぐと

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4946.jpg

終わったのは

3時過ぎでした。

とりあえず

今日の仕込みは終わったものの

急ぎではない宿題もあるので

まだまだ気は抜けません。


「上のお姉ちゃん

🌸お🌸め🌸で🌸と🌸う🌸

そんじゃ、また明日🐡」 By 熱血君


☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は

是非、御覧下さい。

西京焼用の鰤(ぶり)は、静岡県焼津産

Vol.3973 

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今日(3月26日)も

お付き合い下さいませ。


今日は西京焼用の

鰤(ぶり)についてです。


今朝の沼津魚市場は

この2、3日の風の影響だけでなく

日曜日ということもあり

👇のように、ガラ~ン。


◆トロール漁(底引き網漁)の売場


◆地物の売場


◆陸送便の売場


◆伊豆方面及び陸送便の売場


こんな状況でしたが

陸送便の売場には

静岡県焼津産の鰤(ぶり)が

入荷していました。

上のように6キロ台もあれば

下のように

5キロ台も。

ぱっと見

同じように見えるのですが

よく見ると

かなり違います。

6キロ台のものと


5キロ台のものでは

身の丸みというか

高さが違います。

もちろん、同じサイズの

発泡スチロールですし

魚の下には

氷はありません。

身の高さがある

 ↓

厚みがある

 ↓

脂が乗っている

という流れになります。

ただ、卸してみなければ

実際のことは分かりません。

荷受(にうけ)の問屋が

唯一の情報源ですが

それこそ海のものなのか

山のものかは、分かりません。

頼りにすべきは

自分の勘と経験のみです。

悩んだ挙句

6,8キロのものを

仕入れることにし

大きなハズレは

無さそうな感じでした。

鱗(うろこ)が細かい鰤は

包丁を使う

すき引きという方法で

鱗を取り除きます。

手元が狂えば

包丁が身に入ってしまうので

注意しなくてはなりません。

身に入った部分を見た

ミニふぐ達は

「僕達は

見てないよ。(笑)」と

明後日の方を見ていました。

「隠しても

しょうがないから

まぁ、失敗だね。」と、言うと

「弘法も筆の誤りだね」と

フォローしてくれました。

「全く関係無い話だけど

自分の名前が

弘信なのは

知っているでしょ?」

「うん。」

「人に説明する時は

弓偏(ゆみへん)にムって言うんだけど

弘法大師の弘って言うと

恰好良いと思わない?」

「う~ん、知らんけど。(笑)」

「随分、つれない言い方じゃん。」

「そうかなぁ。

分かりやすい方が

いいんじゃね?」

「まぁね。」

失敗はさておき

三枚に卸すと

思った以上の脂の乗り。

全て

コース料理の西京焼用に

包丁しました。

全て切身が

きれいな部分とは

限りませんし

こればかりは

弘法の筆も関係ありません。

尾の部分や

頭出しの部分は

どうしても不格好になります。

これらを見たミニふぐ達が

「これって、どうするの?」

「ランチに見える常連さん用で

西京焼にするんだよ。

常連さんだから

理由を言えば、OKしてくれるよ。」

「隠れバージョンアップだね。」

「そうそう。」

「鰤の西京焼かぁ。

んまそう!」

「んまそうじゃなくて

美味いの。」

切身にし終えたら

有機JAS認証済の

西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌と共に

真空パック。

「これは

なぁに?」

「切り落としの部分だよ。」

「こっちの方が、美味いんじゃね?」

「もちろんだよ。」

「で、どうするの?」

「賄いっていうか

おかずだよ。」

「これってさぁ

【中評価】日清食品 これ絶対うまいやつ 豚骨醤油の感想・クチコミ・値段・価格情報【もぐナビ】

♬これ絶対うまいやつ~」

「まぁね♬」

「こっちの切身は

まとまった数なんだけど・・・。」

「こっちのは

来週の法事用の焼物だよ。」

「結構、喜ばれるんじゃね?」

「そうだね。

誰でも知っている魚だしね。

ほら。」

「この照りだけでも

美味しそうだよ。」

「切り落としの部分なら

今度、一緒にどう?」

「わぁ~い、ヤッタ~!」

冷凍庫のストックもあるので

とりあえず、コース料理の

西京焼は安泰です。

ただ、まだ“宿題”が残っているので

定休日の明日も

魚市場へ行って来ます。


「ってことは

今週も休日出勤なんだぁ。

頑張って🐡」 By ふぐとらちゃん


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当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

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是非、御覧下さい。


ランチタイムの後に、お弁当用の煮物の仕込み 

Vol.3968 

いらっしゃいませ


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今日(3月21日)も

お付き合い下さい。


定休日明けが休市日なのは

珍しくないのですが

今日のような祭日は

かなりのレアケースです。

なので、不思議な感覚で

仕事を始めました。

とは言え

普段の段取りを終えたら

フライヤーの掃除の

開始です。

まだ十分使えるので

濾すのですが

濾すには

油を温めなくてはなりません。

温めたついでに

娘達の昼ごはん用に

天ぷらを揚げ

天丼を作りました。

天種は

鶏のもも肉、椎茸、大葉です。

天ぷらとは別に

ゆで玉子をトッピング。

天丼を見たミニふぐは

「おはよう🐡

んまそうじゃん!」

「おはよう🐡

これから春休みだから

しばらく、昼ごはん作りが日課だよ。」

「何だか、楽しそうな感じだけど・・・。」

「そう?」

「ところでさぁ

ゆで玉子がツルン

としていないけど

どうしてなの?」

「冷める前に

剥いちゃったからだよ。」

「でも、この方が

天丼のたれが絡むから

いいんじゃね?」

「そう思ったから

あえて黄身を

潰した感じにしてみたんだよ。」

「へぇ~。」

「フライヤーの掃除を始めるから

離れていてね。」

「はぁ~い。」


フライヤーの油を

抜いたら

まだ十分使えるので

濾しておきました。

最初に

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

洗っていると

「頑張って~、真由美さん♬」と

ミニふぐ達の応援。

そんな応援も聞こえないほどの

真由美さんです。

その後

自分が手直しをし

FINISH!

「ピカピカ✨じゃん!」と

ミニふぐ達。

「美味しい料理は

綺麗な厨房から生まれるって

教わったから

手抜きは出来ないよ。」

「誰に教わったの?」

「浜松にいた時の親方だよ。」

「へぇ~。その親方の言う通りだよね。」

「それを守っている親方も

凄いじゃん。」

「そうかなぁ。

その代わりに

自分の片付けはダメなのは

知っているでしょ?」

「うん。確かに・・・。

人には言えないくらいだよね。(笑)」

「コラ~ッ!(笑)」

その後、ご予約の料理の

盛付に取り掛かり

今日のご予約の時間は

営業時間前の11時でした。

前もっての御予約でしたら

早い時間の御席の

ご用意も可能です。

そんな今日は

西京焼を

銀鱈(ぎんだら)に

バージョンアップした御席がありました。

銀鱈の西京焼を見たミニふぐが

「照りも脂も

乗り乗りじゃん!」

「そうだね。

この脂の乗りが

銀鱈の売りだからね。」

「それにしても

んまそう~。」

その後、ランチタイムの

ラストオーダーとなったら

明日のお弁当の煮物を

仕込み始めました。

人参と牛蒡(ごぼう)の

下茹でを始めると


「どうして
ざるで仕分けているの?」と

訊いてきました。

「火の通り方に

違いがあるからだよ。」

「思った通りだ。」

「あとは、人参の方が大きいし

火が通りにくいから

初めに茹で始めるよ。」

「ふぅ~ん。」

下茹でを終えたら

味付けをし

バットに入れ替えると

「同じ煮物なのに

こんにゃくだけ別なのは

どうしてなの?」と


またまた質問。

「蒟蒻(こんにゃく)は

濃い目の味付にしてあるんだよ。」

「だから、色も濃いんだね。」

「イエ~ス。」

煮物を冷蔵庫にしまい

休憩しようとすると

「ねぇ、親方

今日のWBC

凄かったよね。」

と、ミニふぐ達。

「仕事しながら

ネットで様子を見ていたけど

9回裏の様子は

生中継を見たかったなぁ。」

「見ていたけど

もうドキドキだったよ。」

「こういう時って

Twitterも開いているんだけど

サヨナラヒットを打った時の

Twitterが

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-22.png

これだよ。」

「え゛っ~!?」

「アクセスっていうか

ツイートが集中して

しばらく動かなかったよ。

思わずスクショしちゃった。」

「あはは・・・。」

「野球の話になった

ついでなんだけど

親方は野球の

経験とかあるの?」

「中学時代

野球部だったよ。」

「そうなんだぁ。」

「自分の中学の野球部は

当時、静岡市内で

5本の指に入るくらい

弱かったんだよ。」

「そんなに!?」

「公式戦でのコールド負けは

当たり前。

練習試合の相手は

いつも同じで

それ以外の中学からは

相手にされないレベル。」

「マジで?」

「マジ。まだまだ、続けるよ。」

「うんうん。」

「中1の時の合宿中

先輩とふざけていて

2日目に足を縫う怪我をして

最終日までの5日間ぐらい

仲間が練習をしている間に

夏休みの宿題を終わらせたよ。」

「それこそ、怪我の功名じゃん。」

「ちょっと意味が

違うようだけど・・・。(笑)」

「平気じゃね?」

夜の営業が終わったら

折を並べたのですが

明日のお弁当は

夕方上がりのため

ランチの営業を

早仕舞いさせて頂きますので

くれぐれも宜しくお願いします。


「明日も頑張ってね。

それじゃ、また🐡」 By ふぐとらちゃん

顔合わせ食事会の会席料理

Vol.3966

いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(3月19日)は

顔合わせの御席の

会席料理について

お話しします。


今日は、次女の音楽教室の

発表会があったので

ランチタイムは

ご予約のみの営業と

させて頂きました。

発表会から戻ってくると

「どうだったの?」と

ふぐとらちゃん。

「あそこまで上達しているとは

思わなかったよ。」

「そりゃ、良かったじゃん。

親方は、楽器とか出来るの?」

「楽器どころか、音楽なんて

ぜ~んぜん駄目だよ。

5段階評価で

マイナス5だったかな。

0を超えたことなんて

無いよ。」

「そんな成績って、あるの?」

「あるわけないじゃん。(笑)

それぐらい苦手だってこと。」

「へぇ~。」

「あと苦手なのが

フランス語。」

「フランス語って

ボンジュールのフランス語?」

「Oui(ウィ)」

「ウィって?」

「フランス語のはい。

英語でいうYesのことだよ。」

「出来るじゃん。」

「こんなの出来る出来ないの

レベルじゃないよ。」

「じゃ、どれくらい苦手なの?」

「大学1年の前期の試験で

100点満点中

5点を取って

3年次の再履修が

決まったぐらい苦手。」

「何それ~。

限りなく0点じゃん。」

「Oui!」

「そんなに難しいの?」

「っていうか

覚えることが、多過ぎ。」

「そうなんだぁ。

いきなり脱線しちゃったね。

今日のお話しは

顔合わせの食事会のことでしょ?」

「Oui!」

「・・・・・。

壊れちゃったかな!?」


御席にセットしてある小鍋は

鰻鍋(うなぎなべ)です。

鰻=蒲焼のイメージですので

驚かれるお客様も多いのですが

蒲焼にはない美味しさがあります。

ちなみに、この鰻は

既製品の蒲焼です。

ご両家の挨拶が済んだら

お料理をお出し始めることに。

先付①として

グリンピース豆腐を。

①とあるように

もうひとつあるのですが

揚物をお出ししました。

揚物は

海老の彩り揚げと

鯵のしんびき揚げです。

「最初の方で

揚物を出すのは

どうしてなの?」と

ふぐとらちゃん。

「元々、会席料理だと

焼物の後に出すんだけど

そうすると

お腹も一杯に近づいて

箸が止まることが多いからだよ。」

「へぇ~。」

「先付は冷たい料理だから

それが続くよりは

冷たいものと温かいものを

交互に出した方が

メリハリがつくんだよね。」

「他にもあるの?」

「アルコールを飲むような席だと

つまみにもなるしね。」

「なるほどね~。」

揚物の次に

先付②のふぐ皮です。

お出しする時は

ぽん酢を掛けてあります。

鰻鍋が温まる頃に

刺身で

鰆(さわら)、目鉢鮪(めばちまぐろ)

湯葉の三種盛です。

「このサワラが

親方が絶賛していたのでしょ?」

「そうだよ。」

この鰆については

こちらをお読み下さい。

アルコールを飲まれるとは言っても

お昼ですので

刺身共に

付け醤油、お新香

昆布御飯をお出ししました。

お祝用に揃えた器ではないものの

番(つがい)のふぐが

描かれているのは

それこそ、結果オーライ。

ご存じかもしれませんが

イラストは女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが描いたもので

オリジナルの茶碗です。

茶碗の方は

女性にお出ししました。

刺身の次が

焼物の鰤(ぶり)の西京焼です。

「この照りもいいけど

西京味噌の甘い香りが

いいよね~😋」と

ふぐとらちゃん。

その後

鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し

マスクメロンのアイスで

コースの終了です。

アイスを見たふぐとらちゃんが

「そろそろ、次のアイスは

決まったの?」

「決まったよ。」

「何になるの?」

「桃だよ。」

「いいじゃん、いいじゃん♬」

そんなやり取りとをしていると

お客様がお帰りになったら

片付を終えることなく

発表会の会場に向かったのでした。


「市場が休みってことは

明日は休日出勤!? 

そんじゃ、また🐡」 By 熱血君


☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は

是非、御覧下さい。

ランチメニュー用の銀鱈の西京焼

Vol.3962

いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。



今日(3月15日)のお話しは

西京焼の王道の

銀鱈についてです。


『西京漬』用に仕込むため

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

昨日から

解凍しておいた銀鱈(ぎんだら)です。

銀鱈を見た熱血君曰く

「おはよう、親方🐡」


「おはよう🐡」

「この銀鱈って

夕べ、扇風機の風をあてていたよね?」

「そうだよ。冷凍庫から出したのが

遅かったから

扇風機を使ったんだよ。」

「料理人の扇風機の使い方って

面白いね。」

「そうかねぇ~。」

銀鱈は一般的な魚と同じ様に

鱗を取るのが

最初の仕事です。

鱗を取ってくれるのは

いつものように

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで

「おはよう、真由美さん

頑張って~。」

「熱血君、おはよう♬

はぁ~い、頑張るよ~ 🥰 」

銀鱈の鱗は細かいので

包丁を使って

自分が手直しをしなくてはなりません。

特に、ひれの際(きわ)の部分の

鱗は残ることが多いので

念入りに。

鱗を取り終えたら

腹を裂き、水洗いします。

水が切れるように

斜めにしておくと

「ただ卸して

切身にすれば

OKじゃないんだね。」

「そうだよ。鱗やはらわたが

生臭くなる原因だから

丁寧な下処理はマストだよ。」

「へぇ~。」

「銀鱈の場合

ただ切身にすれば

いいんじゃないんだよ。」

「どういうこと?」

「まぁまぁ、御覧(ごろう)じろ。」

「はぁ~い。」

片身を卸したら

尾の部分に

串を打つと

「なに、何、これ?」

「試し焼きだよ。」

「どういうこと?」

「ジェリーミートって

いうんだけど

銀鱈って、加熱すると

身が溶けちゃうものが

あるんだよ。」

「え゛っ!?」

「焼いて無くなるんじゃ

どうにもならないじゃん。」

「そうだよね~。」


「店で焼いて、そうなるなら

焼き直せば、いいんだけど

通販やお取り寄せで

そうなったら?」

「ヤバいじゃん。」

「だから、試し焼きをするんだよ。」

「へぇ~。」

試し焼きは

卸したそばから

焼いていきます。

「身だけじゃ

不安だから

中骨も焼くんだよ。」

「そうなの!?」

「ただ

片面だけ焼けば

分かるから、いいんだけね。」


「そうかもしんないけど

これだけでも

ひと仕事じゃん。」

「まあね。

確認出来た順に

切身にするから

それほどでもないよ。」

「恐れ入るよ。」

今日のものは

全て問題なしということで

腹骨を欠いたら

切身にしていきます。

殆どの場合

ギフトや通販用の切身なのですが

今日はバージョンアップした

ランチ用なので

真ん中辺りの見た目が良い部分を

いくらか小さめの

切身にしてあり

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3783.jpg

80グラムを目安にしています。

ちなみに、こちらが

ランチメニューです。

また、『西京漬』のページにもあるように

通常の切身は

90グラムを

目安にしています。

「少し大きいのは、どうしてなの?」

「銀鱈は水分が出るからだよ。」

「なるほど~。」

「あと、

形の悪いところは

100グラム以上にしてあるよ。」

「見た目は悪くても

大きい方がいいなぁ。」

「よく分かるよ。」


頭出しの部分や尾の部分は

お弁当用に包丁し

切り落としも

切身と共に

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3796.jpg

脱水シートに挟み、冷蔵庫へ。

また、細かい切り落としは

皮を引いてから

すり身にします。

骨付の身や皮は

出汁を取るため

焼いておき、一部は

おまけアイテム用のフレークにするため

ほぐし身にしておきました。

身を取った骨を見ると

「ここまで使うなら

銀鱈も嬉しいんじゃね?」

と、熱血君。

「どうだろうねぇ。

命あるものだから

その命を最後まで

大切にするのが

料理人のあるべき姿だから

やっているまでだよ。」

「深~いね。」

「それだけじゃなく

銀鱈を獲った漁師

加工した人達も

丁寧に扱ってくれたら

嬉しいと思うんだよね。」

「確かに、そうかも。」

「だから、食材を最後まで

使い切るようにしているんだよ。」

「深過ぎる。」

「そうかなぁ。」

最後に、熱血君のエールと共に

//

♬ お片付け~ お片付け~

さぁさ 二人で

お片付け
\\



ランチの営業が終わったら

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に

真空パックすると

「これって

切り落としの部分?」

と、熱血君。

「そうだよ。

自分達のおかずだよ。」

「いいなぁ~。」

「おかずって言えば

今日のお昼は

鰤(ぶり)の切り落としの

西京焼だよ。」

「ずぅ~っりぃ!

でも、んまそう。」

「魚は種類が沢山だから

それぞれに美味しさがあるのが

いいんだよ。」

「そうだよね。」

そんなやり取りを終え

満足感と満腹感に浸り

休憩を取ったのでした。


「今日もお疲れ様。

そんじゃ、また🐡」 By ミニふぐ 

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