4回連続で入荷している本鮪は、和歌山県那智勝浦産
今日、築地から入荷した本鮪は、
和歌山県那智勝浦産の本鮪でした。この前に入荷した鮪も、
同じく那智勝浦産の本鮪で、4日の金曜日でした。さらに、この前のものも、
同じく那智勝浦産のもので、3月25日に入荷したのですが、かなり良いものでしたので、10日以上も、色が変わることはなく、4日の入荷したものと、何ら遜色がないくらいでした。
さらにさらに、この前の本鮪も、
那智勝浦産でした。今更ですが、どれも生の天然ものです。
本鮪に限らず、紀伊半島の魚は、良質ものが多く、そこに住んでいる人達の食文化も、魚がかなりのウェイトを占めています。それくらい、漁業というものが、大きく根付いていますし、日本の漁業のメッカでもあることは、以前お話ししたことがあります。そんなお話しは、こちらをお読み下さい。
静岡県生まれにして、在住の自分ですので、紀州の回し者ではありませんが、逆立ちしても、紀州の魚文化については、他の地域は、敵わないと思っています。繰り返しになりますが、その理由は、先ほどのリンク先に書いてある通りです。
ですので、魚をメインに扱う日本料理に携わる以上、魚を大事に扱う紀州は、一度も行ったこそありませんが、かなり身近な存在ゆえ、つい熱くなり、“熱血料理人”の本性を現してしますのです。
過去最大の天然のとらふぐのひれは、三重県産
去年の10月から、天気の良い日には、
自分が卸した天然のとらふぐのひれを貼り付けたものが、【佳肴 季凛】では、ほぼ毎日見ることが出来ましたが、そんな光景も、いよいよ終わりが近づいて来ました。ちなみに、真ん中のひと際大きいひれは、
このひれも、乾いたので、
板から、はがすことにしました。
7,0キロというと、超特大ということになるのですが、これまで仕入れた最大のものは、焼津産の7,5キロのものでした。最大だからと言っても、必ずしも、ひれも最大だとは限らないので、
取り出して、この三重県産の尾びれ(右側)と比べてみると、
三重県産のものの方が、大きいことが分かりました。また、同じ様に、昨年の三重県産の7,3キロのとらふぐのひれを、
取り出し、
比べてみると、明らかに、7,0キロのもの(右側)の方が、大きいことも分かりました。ちなみに、7,3キロのものは、7,5キロに次ぐ大きさのものです。つまり、これまで自分が卸した天然のとらふぐのひれで、一番大きいものは、7,0キロの三重県産という結果が、出ました。
7キロ以上の超特大サイズのものとなると、魚体そのものというより、内臓の目方が大きい場合もあるので、このような結果になったと思われるのですが、ともかく最大のひれを手に入れることが出来たので、
日付を記した袋に、
入れ、後生大事に取っておくことにしました。
この3本の超特大の天然のとらふぐのひれは、自称“富士市でふぐが一番好きな料理人”の自分のお守りであるだけでなく、いつか10キロという天然のとらふぐを仕入れることが出来るためのお守りであるこも、言うまでもありません。
去年同様、初めて仕入れた岩牡蠣(いわがき)は、大分県産
今朝は、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。
構内にある貝類の売り場に行くと、
3月の終わり頃から、ようや入荷し始めた岩牡蠣(いわがき)がありました。ただ、これまで何度か見たものは、大きさもイマイチでしたので、素通りしていましたが、今朝の岩牡蠣は、それなりの大きさでしたので、確認してみることにしました。
入荷していたのは、
大分産のものと、
宮崎産のものでした。
宮崎産のものの大きさは、こんな感じで、一方の大分産は、
これぐらいの大きさでした。殆ど変らないのですが、大分産のいくらか大きいのと、持った感触も良かったので、
気に入ったものを8個だけ選り抜きました。ちなみに、去年初めて仕入れたものも、大分産でした。
【佳肴 季凛】で、岩牡蠣をお出しする時は、
生のまま、ぽん酢と一緒にお出しするか、
軽く焼いたものです。個人的には、焼いたものの方が、岩牡蠣の旨味が凝縮され、食べやすくなるので、焼いたものをお勧めしておりますが、お好みのお召し上がり方を、お申し付けください。
例年に比べ、幾らか入荷が遅かった岩牡蠣ですが、季節は少しずつ、変化して、冬から春、春から夏へと向かっています。
定休日よもやま話
昨日は、定休日でしたが、
お弁当の煮物や、
焼物の串を打ったりしました。その後、一昨日仕入れ、水槽に入れておいた長崎産のとらふぐ(天然)を、
水槽から、
取り出し、
卸しました。卸す前から、何となくの予想はついていたのですが、
案の定、オスでしたので、十分なほどに成長した白子が入っていました。その後、今日から、消費税率が上がることもあり、
お品書きの入れ替えをしました。ようやく、仕事が終わったのは、夕方近くでしたが、春休みということもあり、少しばかり、出掛けることにしました。行先は、御殿場で、新東名を使ったので、
途中、サービスエリア【NEOPASA駿河湾沼津】に立ち寄り、
ちょっとした旅行気分を味わいました。
再び、車を走らせ、辿り着いたのは、
そば屋の【金太郎】さんでした。席に着くと、
皆で乾杯。手作り蒟蒻の刺身に始まり、
天ぷらと、
色んな料理を楽しみながら、
ビールだけでなく、熱燗も、グビグビ。仕事をした後のお酒は、美味しいこと、この上なく、そんなこんなで、定休日の一日は、あっという間に過ぎたのでした。