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もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 奇跡的に戻って来た超特大のすっぽん 

奇跡的に戻って来た超特大のすっぽん 


なっ、なっ、なんと!

脱走していたすっぽんが

保護されて

無事に戻って来ました


奇跡というものは

起こるものなんですね~



2024年11月22日





いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし


魚菜食文化でもある

日本料理の魅力を

伝えるため

【佳肴 季凛】の

店主兼熱血料理人の

志村弘信が

今日も認(したた)めます


昨日のことです



「親方、このすっぽんって

先週いなくなったスッポンに

似ているんじゃね?」

と、ふぐとらちゃん

訊いてきました



「そうだよ

似ているんじゃなくて

脱走したすっぽんだよ」

と、自分 



「え゛~っ

マジ、奇跡が

起こったじゃん!」


「めちゃめちゃ嬉しくて

叫びたいくらいだよ」 



先週いなくなった

すっぽんについては

こちらを👇


「良かったじゃん

いなくなった時は

マジで泣きそうな顔を

していたからねぇ~

で、どこにいたの?」


「近所の家で

保護してくれていて

さっき連れ戻して

来たんだよ」




「近所って

どの辺なの?」


「店から上の方に

500メートルくらいの

所だよ」



「この川から

下の方に行ったと

思っていたのにね」



「そうだよ

あの後

雨が降ったから

完全に流されて

潤井川まで

行ったと思っていたからね


見つかって

戻って来たのは

それこそ奇跡だよ」


ちなみに

潤井川(うるいがわ)とは

富士山の大沢崩れを

源流とし

駿河湾の田子の浦港に

流れ込んでいます 



「どうやって

連絡が来たの?」


「近所の交番の

お巡りさんが

昼過ぎに来て

教えてくれたんだよ」


「警察沙汰じゃん!

詳しく話してよ」


「はいよ~♬」



「♬付きなんて

本当に嬉しいんだねぇ~」



「何か言った?」


「いや別に~www」 


ということで

ここから

一連の流れをお話しします


ランチの営業が終わり

仕込みをしていると

近所の交番の

お巡りさんが

やって来ました



「交番の者ですけど

最近、すっぽんが

いなくなったりしました?」



キター | 無料イラスト素材|素材ラボ


「はい

先週いなくなりました」


「さっき見て来たら

かなり大きかったけど・・・」


と言われるや否や

👇の写真を

見せました

「で、どこにいるんですか?」


「確かに

こんな大きさです

季凛さんの上の

○○さんの所にいますから

すぐに行きましょう」

「はい!」


“現場”に着くと

いました!


着くと

ご近所さんが

迎えてくれました



「うちの子です

下って潤井川まで

流されいると

思っていたのに

こんな近くにいたなんて

信じられませんよ

有難うございました」


「それは良かったです

すっぽんなんて

実物を見るのは

初めてだから

ビックリですよ」




「で、いつ

こちらにいたんですか?」


「昼前頃

植木の所にいたんです

最初はカメかと

思ったんだけど


違うから

市役所に

連絡したんです」


「で、お巡りさん?」


「最初、市役所の担当者に

『上から流れて来たもの

でしょうから

そのまま

川に放すように』

って言われたんですけど

流すって

言ってもねぇ・・・


で、交番に電話したら

お宅の近所に

料理屋さんがあるから

もしかしたら

ってことで

季凛さんに

訊いてくれたんですよ」




「そういう流れだったんですね

お巡りさん

有難うございます🙇」 



「いえいえ

無事に持ち主さんに

戻って良かったです

今度は逃がさないで

下さいね」



「はい

気を付けます!」




お巡りさんが

現場から撤収した後


ご近所さんに

色々と訊いたところ


素手では

捕まえられないから

3人一緒に

スコップを使って

持ち上げたとのこと


絵としては

こんな感じです

イギリス軍放出品 折りたたみスコップ 三つ折り 樹脂製ケース付き オリーブドラブの販売 - ミリタリーショップ


再び

お礼を伝え

“現場”を後にしたのでした






「お巡りさんが来て

一緒に出掛けたから

何かと思って

見ていたけど

こういう流れだったんだね」


「ともかく

良かったよ

ってことで

やったね!」


「この際

マジでペットにするのが

いいんじゃね?」



「いやいや

それはないよ

ともかく

こういう大きいすっぽんを

卸したいからね」


「やっぱ

親方にしてみれば

すっぽんは

食材なんだね」


「だから

卸したいってことを

Facebook友達の

コメントにも

返信したよ」





「Facebookにアップしたんだ~

で、反応は?」



「👆これが、その投稿だよ」




「大勢の人が

コメントしてくれているけど

それにしても

満面の笑みって

このことだよね

心底、嬉しいのが

よく分かるよ


声のトーンも

3オクターブくらい

普段よりも

高いしwww」 


「当然だよ

奇跡が起こったからね

しかも

ジャンボすっぽん自体が

奇跡だから

奇跡が奇跡を

呼んだわけだから

それこそ凄いことだね!」 


「確かに

そうかもね

で、これを食べたら

奇跡が起きちゃうとか?」 



「どうだろう

ただ美食であるのは

確かだけどね」 


「このスッポンが

いるってことは

季凛が

パワースポット化

していたりして・・・!?」



「悪いことじゃないから

いいと思うよ」 


「亀は縁起ものだしね」 


その後

一週間の疲れを

癒すだけでなく

世間の穢(けが)れを

取り除くため


甲羅も



お腹もきれいに

流してあげました





二度と逃げ出さないよう

頑丈の上に

頑丈を重ねて


頑丈なガードをして

甲羅干しを

しておきましたが


念には念を入れて

さらなるガードを


「これなら

どうやっても

逃げないよね」


「まぁね

もう勘弁して欲しいよ」 


こんなやり取りをしていると

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんの

LINEの着信音が

夕方まで

鳴りまくっていました


というのも

二人の娘達と

ホールスタッフ

さらには

従姉とまで

やり取りを

していたからです 



◆ホールスタッフ



◆長女




◆次女



◆従姉



このやり取りの前に

前置きはあったとは言え

従姉とまで

やり取りしたのは

真由美さん自身も

すっぽんが居なくなって

淋しかったはずに

違いありません!?


というのも

すっぽんを卸した後の

薄皮を剥くのは

彼女の役目だからです 


このジャンボすっぽんは

ペットであるのも確かですが

先程お話ししたように

食材でしかありません 


脱走したこともあり

予定が変更になりましたが

近々卸します


複雑な気分ではありますが

色んな意味で

楽しみで

楽しみで・・・♬  


それにしても

奇跡というものは

起こるからこそ

奇跡ですが

半世紀、生きてきて

奇跡なるものを経験したのは

初めてかもしれません 






「これからの時季は

薪ストーブが

いいね~

そんじゃ、また明日🐡」

by 熱血君 




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召し上がった方々が 

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