魚の仕込み中心の休日出勤
定休日の今日は、
仕入れ先の沼津魚市場の定休日が、
明日(26日)ということもあり、
仕入れに行って来ました。
売場の隅に、予め注文しておいた2本で、1,9キロの鱧(山口)が、
置かれていたのですが、
これとは別に、
注文済みの鱧同様、落ち鱧と呼ばれ、途中で死んでしまった鱧も、いくつか並んでおり、その中から、
4本(1,9キロ)のものも仕入れることにし、お腹の中のエサの臭いが回ってしまい、使い物にならないようにするため、
その場で、はらわたを抜いておきました。
御中元のご注文を頂き始めていることもあり、『鰯の丸煮』用の真鰯を仕入れるため、別の売場に行くと、
千葉県銚子産の真鰯が入荷しており、
自分好みのサイズでしたので、
2ケース仕入れることにしました。
また、この売場の隅に目をやると、
北海道・根室産の真鰯が入荷しており、
12尾(2キロ入)と、
単純計算で、1本あたり170グラム弱で、銚子産の1,5倍くらいの大きさです。
これぐらいのサイズになると、脂の乗りもかなりのもので、炭火で焼いたら、炎上しそうですが、真鰯とは思えない美味しさであるのは、言うまでもありませ。
また、『鰯の丸煮』同様、当店のギフトの逸品の『西京漬』のご注文も頂いているので、別の売場に行き、
『西京漬』用に、
5,3キロのノルウェー産のサーモンを仕入れることにし、他の仕入れも終わったので、魚市場から帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻ったら、最初に、
先付のもろこし豆腐を仕込んだら、
佐賀産の小肌の仕込みをすることにし、ここからは、魚の仕込みとなり、もろこし豆腐は、今日唯一の魚以外の仕込みでした。
そうこうしてると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが厨房に来てくれ、
真空調理で仕込むための帆立の下拵えをし終えたら、
鱧のぬめりを取ってくれたのですが、今日の休日出勤は、自分独りでやるつもりでしたので、救いの女神が現れたとしか思えず、この場で、感謝の想いを伝えさせて頂きます。
その頃、自分は、
真鰯の下拵えに取り掛かかっていると、真由美さんが、
水洗いを始めてくれました。
真鰯の次に、
先程の鱧を卸したのですが、
今日は、骨切りはせず、このまま冷蔵庫にしまっておくことにしました。
そして、サーモンの鱗を取ることにしたのですが、サーモンは、
鱗が細かいので、包丁を使うすき引きという方法で、鱗を取り除くのですが、それこそ皮一枚を残さなくてはなりません。
少しでも角度がずれると、
このようになってしまい、勿論これは、×です。
そして、サーモンは、西京味噌と共に、
真空パックしておき、明日、『西京漬』に仕込むアラスカ産の銀鱈を、
冷凍庫から出しておきました。
真鰯の水洗いを終えた真由美さんは、
焼いてから出汁を取るため、真鰯の頭を掃除してくれたら、
真鰯の身を鍋に入れてくれたら、
超々弱火にして、ガス台へ。
真鰯同様、
鱧のあらの掃除をし、それまでに、
小肌も仕上がりました。
最後に、自分は包丁を砥ぎ、
真由美さんが、
洗い物をしてくれ、休日出勤は終了しました。
来週の定休日(7月2日)ですが、明くる日(3日)のお昼に、バスツアーのお客様がお見えになるので、休日出勤は決定済みで、御中元の包装、発送をすることになり、そんな時こそ、真由美さんの出番となり、この場を借りて、お願いしておきます。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、7月5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
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