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白子入りのジャンボちゃんこと、超特大の天然とらふぐ(三重産)

今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、

お弁当のご注文を頂いていたこともあり、魚市場に着いたのは、

普段よりも30分近く早く、最初に、この売場に向かいました。

この売場に最初に行ったのは、

三重県熊野灘産のとらふぐ(天然)が、

自分宛に届くことになっていたからです。

売場には、

それと思しき荷姿の発泡スチロールがあり、中を確認すると、

無事となれば、萌え燃え・・・❤

そのまま、車に積み込み、良さげな魚を求め、構内を物色したのですが、

全国的な時化も重なり、

どの売場も、

入荷が少なかったものの、

この売場に行くと、

静岡県由比産のさばふぐが入荷しており、

3,9キロで10本入りのものを、

仕入れることにし、【47-9】というのは、魚市場での自分の買い番です。

ひととおりの仕入れを終えたので、魚市場から帰ることにし、【佳肴 季凛】に戻り、出汁を引くなどのルーチンの段取りを終えたら、お弁当用の料理の仕上げに取り掛かり、

それらを仕上げたら、

いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが盛り付けてくれ、

このように仕上がりました。

そして、自分は、

とらふぐを取り出したのですが、

この腰付からして、オスである感じがしたのですが、こればかりは卸すまでは分かりません。

そんな期待を持ちながら、

締めたら、血抜きのため、海水へ。

その後、さばふぐの下処理をし終えたら、とらふぐを卸すことにしたのですが、
このとらふぐの目方は、

4,6キロで、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、独断と偏見、そして天然のとらふぐへの想いを込めて、ジャンボちゃんと呼んでいるもので、そのワイルド感がたまらず、

ツーショット・・・♬

ちなみに、ジャンボちゃんの規定ですが、4キロ以上のもので、その下のサイズである2,5キロ以上4キロ未満のものをBIGちゃんで、0,5キロ以上2,5キロ未満のものを並とらで、0,5キロ未満のものをチビとらと呼んでいます。

写真に収めたら、

卸すことにし、お腹の膨らみ同様、期待が膨らみ、

十分過ぎるまでに成長した白子が、

現れ、

たわわ・・・♬

しかも、これだけ成長していると、放精間近ゆえ、

精液が流れていました。

天然のとらふぐの白子つまり精巣は、白いダイヤとも呼ばれ、美食中の美食に対し、真子と呼ばれる卵巣は猛毒ゆえ、食べることは出来ませんし、仮に食べると、痺れてしまいます。

また、痺れてしまう内臓の一つが、

肝臓で、ジャンボちゃんの肝臓だけあって、これまたジャンボサイズで、その目方は、

250グラムでした。

その後、真由美さんが、

さばふぐの頭と皮を剥き、

さばふぐとジャンボちゃんの水洗いをしてくれたら、

自分が手直しをし、

どちらも拭き上げ、


2種類のふぐの仕込みが終わりました。

白子の目方が気になるので、

秤にかけると、

片方が約700グラムで、もう一方は、

約500グラムで、合計すると1,2キロとなり、全体重の4分の1強の目方で、まさに泳ぐ生殖腺としか言い様がありません。

最後に、

真由美さんがまな板周りと、

床と側溝の掃除をしてくれ、ランチの営業の準備を始めることにしたのですが、

さらに大きいジャンボちゃんというより、これまでの最高記録の10キロのジャンボちゃんを越えるものを抱きしめられるよう、願掛けとして、くちばしと白子で、“お供え餅”を作りました。

どうか、この願掛けの御利益がありますように・・・❤

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