地方名バカイカ、通称ムラサキイカの標準和名は、赤烏賊(アカイカ)
今朝、漁師の親方から
もらった魚の中に
ふざけた名前の烏賊(イカ)が
いました
その魚の名前とは・・・
2026年9月18日
Vol.4962

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
お得意のごちゃ混ぜセット?」
と、ふぐのぼり君が
訊いてきました
「おはよう🐡
そうそう

市場で、太刀魚漁の親方から
もらった傷ものだけど
こういう魚の方が
気楽だよ」
と、自分
今更ですが
市場とは
沼津魚市場のことです
「あんまりいい魚だと
ビビっちゃうもんね
で、魚の種類は?」
「実はさぁ
こんだけじゃなく
もう少しあったから

友達の【きえい】さんにも
あげたんだよ」
「魚を多くもらった時は
あるあるだね?」
「まぁね、良い事は
みんなで分けた方が
倍増、時には
二乗になるからね
肝心の魚は

太刀魚(タチウオ)

錆太刀(サビタチ)
正式には
黒鮪魣 (クロシビカマス)
って言うんだよ

アジっていうか
真鯵(マアジ)

胡麻鯖(ゴマサバ)

水魳(ミズカマス)
水魳は
大和魳(ヤマトカマス)の
ローカルネームだよ
最後が

馬鹿烏賊(バカイカ)
なんだけど
これもローカルネームだよ」
「バカなんて
ヤバい地方名じゃん」
「紫烏賊とも
言うんだけどね」
「ムラサキイカの方が
いいじゃん」
「でも、それも通称で
標準和名、要は
正式名は
赤烏賊なんだよ」
「えっ!?
アカイカって呼ぶイカも
他にいるんだよね?」
「いるよ
沼津だと
剣先烏賊(ケンサキイカ)を
赤烏賊って
呼んでいるね」
「わかんなくなっちゃうね」
「まぁね
そんだけローカルネームが
多いのには
理由があるんだよ」
「そうなんだぁ」
「烏賊そのものが
身近な魚だからこそ
その土地ならではの呼び名が
生まれたんだよ ①
身近なくらい
沢山獲れただけじゃなく
烏賊の種類自体も
多いから ②
ローカルネームで呼ぶようになって
全国的な名前が
広まらなかった
とも言われているね
あと、泳いでいる時と
水揚げされた時で
見た目がかなり
変わるのも ③
名前が多い理由だし
時季によっても
風物詩的な呼び名も
あるんだよね ④
どっちにしても
日本の食文化と地域性
によるもんだけどね」
「今でこそ
イカは少なくなったけど
なるほど~って
感じだね
で、なんで
バカイカなの?」
「かなり前
北太平洋で穫れたことで
バカみたいに
沢山獲れるイカ ①
っていうのと
光に向かって
馬鹿のように
群がってくるから ②
とか
バカでかいサイズ ③
っていう意味で
馬鹿烏賊なんだよ
かつては
そのまま図鑑に載っていたことも
あったらしいけど
不適切な理由で
アカイカになった経緯も
あるんだって」
「今なら
コンプラ的に
良くないよね」
「烏賊だけじゃなく
時代で呼び名が
変わるものは
多いからね」
「人間って
いい加減なもんだね」
ムラサキイカだけあって

身の表面も
どす黒い紫色をしています
基本的な仕込み方は
他の烏賊と変わることは
ありませんでしたが
この続きは
また改めて
ところで

このごちゃ混ぜセットをくれた
親方の船は


遊漁船としても
ご利用出来ますので
太公望の皆さん
是非、ご利用下さい
















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