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もっとおいしいお話し

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今年三ヵ国目と思しき外国産は、ボストン産の生の本鮪

今日、東京・築地から入荷した生の本鮪(天然)は、

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アメリカ・ボストン産のものでした。これまでにも、何度か入荷していますが、自分の記憶の中では、かなり久々です。

 

また、今年入荷した外国産のものは、例年よりも少なく、春先のギリシャ産の本鮪と、夏場のニュージーランド産の通称“インド鮪”と呼ばれる南鮪だけだったような気がします。特に、南鮪は、2,3回だったような・・・。

 

ボストンの緯度は、北海道の札幌とほぼ同じに位置しているので、、これからの時季、入荷が増える大間や戸井同様、脂が乗ってきます。皮を身を外した身の部分は、

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脂が浮き出ており、皮ぎしの部分は、

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このような感じでした。そんな今夜は、ふぐ料理のお客様に、中トロの部分を、

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先付の一品として、お出ししました。

 

ところで、鮪の産地というと、青森県・大間がブランド中のブランドで、大間は、最も有名な産地ですが、必ずしも、一番美味しい産地ではありませんし、大間でも、ハズレはあります。

 

鮪に限らず、素材の味を決めるのは、その個体差であって、産地ではありません。ブランドにこだわるというより、踊らされると、その本質を見極めることは、困難なことですし、結果的に、偽装、誤表示の被害者となってしまい、ただの“カモ”にされているだけなのです。

 

このボストン産の本鮪も、大間の札を付けて、大間産として、お出しすることは、簡単ですし、自分としては、その方が、お客様に喜ばれるというよりも、“ウケル”のは、百も承知です。ただ、そんな下衆どころか、嘘つきのようなことは出来ませんし、本物を追い求めるのが、自分の料理人としてのスタイルで、それこそが、拠り所以外の何物でもありません。

大間の鮪が、入荷しなかった9月

もうすぐ10月ということもあり、9月に入荷した鮪が、今回のお話しです。どの鮪も、生の天然の本鮪ですので、“生の本鮪コレクション in 佳肴季凛 of 平成26年9月”と言った方が、妥当かもしれません。

 

昨日、東京・築地から入荷した鮪は、

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千葉県・勝浦産で、この前に、入荷したのは、

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北海道・戸井産でした。この戸井産の前が、

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連続で、

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千葉県・銚子産でした。

 

例年、9月だと、青森県・大間産のものが、必ず入荷するのですが、今年に限っては、ゼロでした。大間は、ブランド中のブランドですが、必ずしも、一番良いとは限りません。ただ、水揚げされるのが、夏から年明けくらいまでの長い期間ですので、当店に入荷してくる本鮪の産地としては、一番多いのが、実際のところです。

 

ですので、大間でも、良いものもあれば、良くないものもあるのです。自分の好みとしては、春から初夏にかけて入荷する太平洋側の本鮪で、産地としては、和歌山県・那智勝浦や宮崎県・川南などです。どちらも、大間よりも、マグロ漁に関しては、ずっと歴史があり、老舗でもあります。

 

何はともあれ、今月の鮪は、自分好みのものが多かったのですが、来月はどうなることでしょう?

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は六周年を迎えました。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月5日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

三役揃い踏み

今朝は、沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。これまでに、何度もお話ししているように、一番最初に向かうのが、

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活魚の売場です。近寄って、見てみると、一昨日の水曜日に来た時同様、蛸が殆どでした。

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蛸は、逃げないように、ネットに入っており、赤いのは、そのネットの色です。今朝入荷していた産地は、

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福井県や、

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木負(きしょう)、

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鳥沢(とりさわ)などの沼津産のものでした。蛸は入用ではなかったので、素通りし、別の売場に向かうと、

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伊勢海老が、入荷していました。この伊勢海老の産地は、

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神奈川県三浦半島産のものでした。蛸同様、入用ではなかったので、素通して、隣りの水槽を眺めると、

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0,6キロと1,5キロのとらふぐ(天然)が、2本入荷していました。とらふぐだけでなく、この黄色の水槽に入っている魚は、めいちだい、平目など、御前崎産のものでした。

 

週末に、ふぐ料理や、ふぐ刺をご希望のお客様のご予約も頂いていたので、仕入れるつもりでいたところ、

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2本共、セリ落としてもらうことが出来、

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ブクブクをセットした発泡スチロールに入れ、持ち帰る準備をしました。その後、

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注文しておいた鱧を、取りに寄りました。ちなみに、この鱧は、

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和歌山県産のものでした。

 

その後、【佳肴 季凛】に戻り、仕込みをし、

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2本のとらふぐを、卸し終えた頃、

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東京・築地から、青森県大間産の生の本鮪が、入荷しました。

 

これら以外にも、今日は、魚に限らず、色んなものを仕入れましたが、【佳肴 季凛】の三役とも言うべき、天然のとらふぐ、鱧、本鮪を、同時に仕入れることが出来たのは、久々のことかもしれません。というより、鱧ととらふぐの旬が、正反対ということもあるので、意外と数える程度しか、こんな状況は、無いような気がします。

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は六周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた夜の会席コースを御用意致しました。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月5日(日)までとなっております。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

半年振りに入荷した“大間の鮪”

今日、東京・築地から入荷した鮪は、

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青森県・大間産の生の本鮪(天然)で、“大間の鮪”が入荷するのは、約半年振りのことです。前回は、1月24日で、

このようなものが、入荷しました。この写真だけでは、信憑性がないので、この写真をアップした自分のfaebookが、

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こちらです。

 

今更ですが、大間は、生の本鮪として、もっとも有名な産地ですが、一番ではなく、本鮪に限らず、鮪類は、個体差が非常に激しいので、産地だけで、判断出来無いのは、言うまでもありません。ただ、このことは、何も鮪類に限ったことではなく、ありとあらゆる食品に言えるはずです。

 

また、大間、三厩(みんまや)、戸井などの津軽海峡で、本鮪が、沢山水揚げされるのは、これから年明けぐらいまでです。夏真っ盛り直前ですが、秋は、少しずつ近づいて来ています。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

平成26年5月に入荷した生の鮪いろいろ

今日から、6月です。ということで、昨日で、5月が終わりましたが、5月に入荷した生の鮪について、備忘録として、今回はお話ししたいと思います。今更ですが、全て天然ものです。

 

ゴールデンウイーク中の【憲法記念日】の3日に入荷したのが、

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ニュージーランド産の南鮪(通称 インド鮪)でした。この次に入荷したのが、

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宮崎県油津産の生の本鮪でした。これまでに、油津については、何度もお話ししていますが、同じ宮崎県の川南と並んで、大正から戦前までは、豊漁で賑わったところで、鮪については、老舗とも言うべき産地の一つでもあります。

 

この3日後の11日に入荷したのが、東日本有数の漁港の一つでもある千葉県銚子産の生の本鮪で、

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この次は、西日本の雄にして、生鮮マグロ類の水揚げ高一番の和歌山県勝浦産の本鮪で、

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17日の火曜日に入荷しました。ゴールデンウイーク明けの国産の3連発は、どれも自分好みで今年の上半期のランキングがあるなら、間違いなく上位になること必至です。

 

勝浦の入荷から、一週間たった24日には、

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5月最初と同じニュージーランド産のものでしたが、この日は、本鮪でした。そして、5月最後は、31日(土)で、

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同じくニュージーランド産の本鮪でした。

 

結果的に、5月に入荷した鮪は、ニュージーランド産のものが、半分でした。また、外国の産の鮪の中でも、ニュージーランドは、最も多い産地のはずで、これから、南半球は冬に向かっていくので、ますます脂が乗っていきます。

 

例年これからの時季、南鮪の入荷が多いのですが、6月は、どこの産地から、どんな感じの鮪が、やってくるのでしょう?

 

★★★ 佳肴季凛謹製 贈答用 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【贈答用 西京漬】をご用意いたしております。
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銀鱈、サーモン各3切入  税込3,600円     ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

今年初入荷の南鮪(みなみまぐろ)は、ニュージーランド産

今朝、東京・築地から入荷した鮪は、

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ニュージーランド産の生の南鮪(みなみまぐろ)でした。言わずもがなの天然です。

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、南鮪は、通称“インド鮪”とも呼ばれ、冷凍で流通するのが、殆どです。例年ですと、5月の終わり頃から、生のものが入荷するのですが、今年は、一カ月ぐらい早い入荷でした。とりわけ、入荷が多くなるのは、梅雨の時季で、去年の6月に、当店でお出しした鮪は、ニュージーランド産の生の南鮪でした。

 

南鮪は、本鮪に比べ、脂が強いのが特徴で、今日のも、

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白に近いくらいのピンク色をしていました。

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中トロの部分は、【特別会席】の刺身の一つで、お出ししました。ちなみに、今夜のお客様は、

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ふぐ刺をご希望でしたので、南鮪は、2貫付けでした。また、今夜は、もう一組【特別会席】のご予約があり、こちらのお客様には、

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南鮪、蛍烏賊(富山湾)、小肌(佐賀)の三種盛りで、お出ししました。ちなみに、当店の【特別会席】というコースは、おひとり8,500円からで、お客様のご要望を伺って、御用意するので、料理内容は、お客様のよって様々です。

 

鮪というと、今では、“大間の鮪”が代名詞になってしまったような感じがしますが、回遊魚である鮪は、時季、産地によって、大きな違いがあり、“大間の鮪”は、この時季、入荷というより、水揚げは殆ど無いのが、実状です。

 

今回の南鮪の前には、和歌山県那智勝浦産の本鮪が4回連続で入荷したように、その時によって、産地は様々で、次に入荷するものは、“神のみぞ知る”ですが、どんな産地であれ、良いものが、入荷するのは、“神に祈るのみ”です。

4回連続で入荷している本鮪は、和歌山県那智勝浦産

今日、築地から入荷した本鮪は、

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和歌山県那智勝浦産の本鮪でした。この前に入荷した鮪も、

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同じく那智勝浦産の本鮪で、4日の金曜日でした。さらに、この前のものも、

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同じく那智勝浦産のもので、3月25日に入荷したのですが、かなり良いものでしたので、10日以上も、色が変わることはなく、4日の入荷したものと、何ら遜色がないくらいでした。

 

さらにさらに、この前の本鮪も、

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那智勝浦産でした。今更ですが、どれも生の天然ものです。

 

本鮪に限らず、紀伊半島の魚は、良質ものが多く、そこに住んでいる人達の食文化も、魚がかなりのウェイトを占めています。それくらい、漁業というものが、大きく根付いていますし、日本の漁業のメッカでもあることは、以前お話ししたことがあります。そんなお話しは、こちらをお読み下さい。

 

静岡県生まれにして、在住の自分ですので、紀州の回し者ではありませんが、逆立ちしても、紀州の魚文化については、他の地域は、敵わないと思っています。繰り返しになりますが、その理由は、先ほどのリンク先に書いてある通りです。

 

ですので、魚をメインに扱う日本料理に携わる以上、魚を大事に扱う紀州は、一度も行ったこそありませんが、かなり身近な存在ゆえ、つい熱くなり、“熱血料理人”の本性を現してしますのです。

ギリシャ産の生の本鮪(天然)の双子ちゃん

前回の続きをお話しする予定でしたが、

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自分が一番好きな産地のギリシャ産の生の本鮪(天然)が、二つの塊の“双子ちゃん”で、東京・築地から入荷してきて、どうにもこうにも書かずはいられなくたったので、予定を変更させて頂きました。

 

大間よりも、ずっと好きですし、売国奴だとか、非国民と呼ばれても、やはり、ギリシャが一番であることには、変わりありません。前回入荷してきた時に、お話ししたように、“ミロのヴィーナス”と思わざるを得ません。

 

その理由は、ハズレにあたったことがないからです。ただ、ギリシャ産でも、ハズレはありますし、ハズレが無いのは、築地の鮪屋の社長の目が利くからなのです。また、身の質が、ともかく自分好みなのです。

 

一つ目の塊の血合いを外してから、

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身と皮に分け、二つ目の塊も、

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同じように、包丁を入れ、

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身と皮に分けました。血合いの部分は、

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濃口醤油と日本酒を合わせたものと一緒に、

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真空パックして、自分の賄いや、つまみ行きです。

 

ところで、ギリシャ産が何故良いのかというと、鮪屋の社長によれば、漁場が良いというのが、その理由のようですし、漁師に技術が上がれば、さらに良質なものも期待出来るようです。だとしたら、ギリシャ産の本鮪が好きな自分としては、嬉しいこと、この上ありません。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

“ミロのヴィーナス”を思わせるギリシャ産の生の天然の本鮪

今朝、築地から入荷した鮪は、

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ギリシャ産の本鮪でした。もちろん、生の天然ものです。ギリシャなどの地中海産のものは、毎年春になると、入荷量が増え、これまでにも、スペインやマルタ産のものを使ったことがあります。

 

ギリシャというと、馴染みの薄い産地のように思われますが、自分の中では、大間や戸井などの津軽海峡産や、生鮮まぐろの水揚げ高一番の紀州勝浦よりも、ずっと好きな産地です。というのも、身の質、脂の乗り具合、どれを取っても、自分好みだからです。

 

さらに、凄いのが、一度も外れたことはなく、さすが神話の国から、やってきただけのことはあります。また、その神憑りぶりについてお話ししたこともあります。

 

そんな今日のギシリャ産の本鮪の赤身が、

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こちらで、一方の中トロが、

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こちらです。見ているだけでも、うっとりとしてしまう魅惑的な美しさは、“ミロのヴィーナス”を思わせるほどで、その味わいは、ふくよかな輪郭を持つ裸体の美しさを、具現化しているとしか思えません。

 

そんな‟ミロのヴィーナス”は、

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今夜のふぐ料理の先付の一品として、舞い降りました。

 

これまで、何度もお話ししているように、生の鮪の産地は、時季によって、変わります。次の機会に、“ミロのヴィーナス”が舞い降りなくとも、魅惑的な貴婦人が、訪れてくれさえすれば、他には何もいりません。

 

★★★ 期間限定 会席料理 ★★★

2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。

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先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。

生の天然の本鮪を使った“ねぎま鍋”

鮪(まぐろ)というと、どんな種類であれ、刺身の代名詞になっており、日本人にとっては、御馳走の一つでもあります。

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ちなみに、この写真は、ふぐ料理の先付の一品でお出しした生の天然の本鮪(壱岐産)で、生の本鮪の刺身は、邪道かもしれませんが、やはりその美味しさは、他の追随を許さぬものゆえ、お出ししています。

 

しかしながら、個人的に言えば、鮪に限らず、魚というものは、加熱してこそ、本当の美味しさが味わえるものだと思います。冷凍の鮪ならまだしも、

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【佳肴 季凛】でお出ししているような生の天然の本鮪を加熱するなると、罰が当たるような気になるかもしれませんが、本当の美味しさを味わうなら、加熱するしかありません。特に、この時季なら、

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“ねぎま鍋”に限ります。“ねぎま鍋”は、具材の葱と鮪を略した名称で、江戸時代から、庶民に好まれた鍋料理で、当時は安価だったトロの部分を使っていたのは、広く知られています。

 

今では、トロの美味しさは評価され、安価どころか、もっとも高い食材の一つになり、その中でも、生の天然の本鮪のトロは、群を抜くものです。

 

“ねぎま鍋”にする時は、

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トロの部分を使います。トロの部分は、脂があるだけでなく、筋の部分からは、出汁が出るので、加熱するには最適なのです。

 

この部分を、

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一口大に包丁します。これだけでなく、このトロの隣りにある筋の強い部分は、

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加熱するには、もってこいの部分です。ちなみに、トロの部分を外した部分は、

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このような形をしており、上の部分を取ってあることから、“テンパネ”とか、“テンパ”と、呼ばれています。

 

トロの部分でも、皮と身を外した部分も、

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脂があるので、“ねぎま鍋”には、欠かせませんので、

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包丁で、そぎ取り、

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短冊状に包丁します。

 

また、血合いの隣りの骨付きの部分も、

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出汁が出るので、

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切り分けます。それらを、盛り付けたのが、

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こちらです。野菜は、

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長葱、椎茸に、

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芹、榎、セロリ。セロリは、意外かもしれませんが、味の強い魚の鍋には、おすすめで、鰤(ぶり)しゃぶにも、使うこともあります。野菜以外のものは、豆腐とくずきりです。

 

鍋料理というと、白菜が不可欠だと思われがちですが、味の強い食材には、その個性をあやふやにしかねません。特に、しゃぶしゃぶ、すき焼き、鶏の水炊き、鴨鍋のような肉の鍋料理は、合いませんし、それらには、キャベツの方が、ずっと合い、肉の美味しさを損なうことはありません。

 

“ねぎま鍋”の仕立て方と食べ方ですが、

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皮の部分をこんがり焼き、一番出汁を取った鰹節、昆布、干し椎茸の足と、野菜の手屑を、

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2,3時間かけて、煮出します。その出汁に、塩、薄口醤油、味醂、日本酒で、幾分濃い目に味を調え、沸きかけてきたら、

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火の通りにくい野菜を入れます。

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そして、頃合を見計らい、

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身を入れます。刺身でも食べられるものなので、半生で食べた方が、美味しいと思われがちですが、しっかりと火を入れた方が、出汁が出る上に、身の食べ応えも増すので、煮え具合については、さほど気にする必要はありません。

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それぞれの食材が、程良く煮えたら、とリ分けるのですが、この時の薬味は、粗目に卸した本山葵が、おすすめですし、粉山椒も、濃い目の味を引き立ててくれます。

 

皮ぎしの薄い部分は、

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あえて軽めに、火を入れ、多めの本山葵。一口味わえば、本鮪の旨みが、全て凝縮されたような味わいで、このように仕立てることが、もったいないとか、罰当たりと思ったとことは、錯覚どころか、無知だったことを、否が応でも、認めざるを得ません。

 

刺身=生の魚は、鮨に仕立てれば、ある程度の量を食べることが出来ますが、それだけだと、意外と食べれないものです。悪く言うと、飽きっぽいのが、刺身だと思いますし、刺身というのは、鮮度を珍重するようなもので、魚の持ち味を活かした料理とは、言い難いものかもしれませんが、切れ味という言葉もあるように、一概に片付けられないのが、日本料理の奥深さかもしれません。

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