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もっとおいしいお話し

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魚市場に行く前に、仕込み

魚市場に行く時は、4時過ぎに起きるのですが、少し早めに起きた今朝は、

厨房に行き、

先付のうすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)を仕込みました。

徹夜での仕事や、お弁当などの料理の仕上げや料理の盛り付けなどの経験は、過去に何度もあるのですが、下拵えや仕込みの類の仕事を、こんなに早くするしたのは、約30年の料理人人生の中では、実は初めてのことでした。

普段なら、前日に仕込むのですが、片付を完全に終えた遅くになり、ランチの御予約を頂き、在庫分では足りなくなりそうな感じなったからです。

その後、

冷蔵庫にしまったら、

鍋などの道具を水につけ、魚市場へ。

いつもよりも早めに出たこともあり、魚市場の売場に着いたのも、

若干早めで、5時を過ぎた頃でした。

ひととおりの仕入れを終え、

最後に、

佐賀産の小肌を仕入れ、

魚市場から帰る頃には、

富士山も見えるようになっており、夜が明けるのが早くなったとは言え、先程の写真のように、氷の入った海水に手を浸けるのは、まだまだ辛いものがあります。

【佳肴 季凛】に戻り、

荷物を下ろし、仕込みをする前に、

大方固まっているような感じで、ランチの営業までには間に合わすことが出来、ひと安心。

こうして、普段より早めに起きただけでなく、仕込みをして魚市場に行った一日が始まったのですが、徹夜での仕事や、お弁当などの料理の仕上げや料理の盛り付けなど、早い時間からの仕事の経験は、過去に何度もあるものの、下拵えや仕込みの類の仕事を、こんなに早くするしたのは、約30年の料理人人生の中で、初めてのことで、 料理の世界の未体験エリアは、まだまだあるかもしれません。

★★★ 『佳肴季凛』謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

zoutousaikyou.jpg


銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

折の調達

今日のように、お弁当の御注文を頂いている時は、

沼津魚市場に仕入れに行くことは少ないのですが、今朝は仕入れに行って来ました。

また、 ランチであれ、夕席であれ、御予約の人数が多い時も、仕入れに来ることは、殆どありません。

今朝の仕入れは、

富山産の鯵(あじ)、

佐賀産の小肌(こはだ)などの魚だけでなく、

伊豆産の本山葵で、魚市場を出る頃には、

明るくなっていました。

そして、最後に向かったのが、

魚市場近郊にある包装資材店で、そこで、

今日のお弁当用の折を調達し、魚市場から帰ることにしました。

お弁当用の折は、前日までに準備出来ているのですが、今日の御注文は、火曜日の午後に頂いていたこともあり、配達が間に合わなかったので、仕入れのついでに、

持ち帰ってきたのです。

ただ、時々、魚をはじめ、色々な細かいものを忘れてしまうことがあるのですが、今朝は、間違っても忘れることは出来ないので、とりあえず事なきを得ました。

普段の段取りを終えた自分は、仕込みの前に、

お弁当用の料理を仕上げ、その頃、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが折の準備をし、盛り付け、

このように仕上り、

箱詰めをし、お客様が取りに見えるのを待つばかりとなりました。

ここからは、

普段のように、

魚の仕込みをし、ひととおりの仕込みを終えたら、

シンク周り、

床、

側溝と掃除をし、ランチの営業時間を待つばかりとなり、慌ただしい朝が終わったのでした。

全て活け物(いけもの)

今朝の沼津魚市場の仕入れは、普段とは異なり、全てが活け物つまり、活きた魚介類でした。

伊勢海老(西伊豆産)を仕入れるため、

この問屋に行くと、

自分用の伊勢海老を準備しているところで、

そのまま受取り、

次の売場へ行くと、

自分宛に届くことになっていた天然のとらふぐ(舞坂産)が届いており、

中を確認すると、3本全てスイスイとなれば、萌え燃え・・・❤

そして、同じ構内の別の売場に行き、

注文しておいた4ハイのすっぽん(佐賀産)を受取り、

今日の仕入れは、終了。

仕入れを終了したのは、今日の御予約のお客様は、バスツアーではないものの、遠方からの御来店であるだけでなく、それなりの人数だったからです。

とは言え、他の売場も行かないわけにはいかないので、

このところの時化の影響もあり、

構内は、

ガラ~ンとし、

活魚売場の生簀も、

神奈川県佐島産の蛸(たこ)が数ハイと、

東伊豆の定置網漁の魚が、

そこそこあっただけでした。

また、今日は、ランチタイムに団体とまでは言えないまでも、御予約を頂いていたので、魚市場から帰ることにし、

【佳肴 季凛】に戻ったら、

締めてから、

血抜きのため、海水へ。

その後、出汁を引くなどの普段の段取りを終えたら、

ランチだけでなく、夕席の御予約の料理の盛り付けをし、盛り付けが終わったら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、まな板とカウンター周りを養生してもらい、

とらふぐの仕込みを始め、その頃、真由美さんは、

小鍋の盛り付けをしてくれ、それが終わったら、

卸し終えたとらふぐの水洗いを始めたものの、

御来店時間が早まるとのご連絡があったので、

水洗いを中断し、

掃除をし、撤収。

ランチの営業の目途も着き、

お客様を見送った頃には、ランチの営業時間だけでなく、

殆どの片付も終わったので、

水洗いを再開し、

終わったら、今日2回目のまな板周りの掃除。

洗い上げたとらふぐを拭き上げたのですが、

3本のうち1本には、

十分に成長した白子入りで、3打数1安打の成績を良しとし、休憩を取ることにしました。

夜の営業時間となり、御予約のお客様がお見えになったのですが、

伊勢海老の御注文は、ふぐ料理のお客様の別途のもので、

刺身でお出し、召し上がった後の殻は、

包丁してから、

味噌汁に仕立てました。

今日仕入れたすっぽんは、鍋用に明日仕込むのですが、他の仕込みなどもあるので、早起きはないものの、時間に追われることになるので、この辺りで・・・。

いるかの味噌煮

毎月、第一木曜日は、ローカルFM局の電話インタビューで、旬の魚というか、魚介類についてお話しするのですが、前もって打ち合せをします。

打ち合せの時、可能な限り、その魚介類を試食してもらうことにしており、今回の打ち合せの様子については、こちらを御覧下さい。

その時、試食してもらったのが、

いるかの味噌煮で、作り方までお話し出来なかったこともあり、今回のお話しは、いるかの味噌煮の作り方についてですが、上のリンク先であるお話しをお読み頂くと、分かりやすいので、お読み頂けると、幸いです。

いるかは、沼津魚市場で仕入れるのですが、ほ乳類とは言っても、漁師が獲るものですので、魚という扱いになります。

こちらが、

いるかの身で、

この白い部分が脂身で、いるか好きの人は、この部分を好み、食べた時の脂のジュワッとした感じが、何とも言えません。

また、いるか好きの中には、あばら、つまりスペアリブの部分を好む人もいて、いるかのあばらも、捨てがたいものがあります。

先ずは、身を適当な大きさに包丁し、

その時、

一緒に煮込む人参と牛蒡も包丁しておき、大きさは、いるかの身と同じくらいです。

人参と牛蒡を下茹でし、

火が通ったら、

ざるに上げておきます。

野菜の下拵えをする場合、例外はありますが、根菜は水から茹で、葉物は沸騰したお湯で茹でるのが、基本です。

人参と牛蒡を下茹でしたお湯で、

霜降り(軽く湯通し)したら、

氷水に落とし、軽く洗ったら、

鍋に移し、

一番出汁(鰹節、宗田節、昆布、干し椎茸の足)と日本酒を注ぎ、

強火で一気に加熱すると、あくが出て来ます。

これを、徹底的に取り除くのですが、

いるかに限らず、あくは食材本来の味の裏返しで、あくが抜けたくせが、その食材の美味しさでもあります。

しばらくすると、

あくも出なくなり、

その頃には、 出汁も澄み、味付をする準備となります。

完全にあくが出なくなったら、

最初に砂糖を入れるのですが、マクロビオティック(玄米菜食)を基本に据えていることもあり、上白糖などは使わず、使う砂糖は、てん菜糖です。

しばらくしたら、

濃口醤油を加え、煮詰めていき、

酒粕、八丁味噌、西京味噌、田舎味噌を、

煮汁で溶かしたら、鍋に入れ、

下茹でした人参と牛蒡を加え、

軽く煮立てたら、

バットに移し、粗熱が取れたら、冷蔵庫にしまいます。

煮物は冷めていく過程で、味が染みこむので、煮上げるのは、明くる日以降で、それが煮物というか、味を含める仕事の基本です。

煮上げる時は、

鍋に入れ、

仕込みの時同様、一気に加熱し、沸いてくると、

調味料のあくが、いくらか出て来るので、丁寧にすくい、煮詰まってきたら、

味醂を加え、

煮上げます。

そして、器に盛り付けたら、天に白髪葱をあしらえば、

冒頭の写真のように、出来上がりです。

いるかの味噌煮は、熱々よりも、少し冷めたぐらいの方が、味わいが深く、野趣溢れる旨味は、他の食材にはないものがあり、同じ仲間の鯨(くじら)とは、似て非なるものです。

いるかを食べる地域は、全国でも限られており、言わば土着の料理ですが、土着の料理が基になり、格式ある日本料理が成り立っている以上、どんな些細なことも、ぞんざいにするわけにはいきません。

盛り付けの後に、魚の仕込み

今朝は、

沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、『佳肴 季凛』に戻ったら、普段とは違う流れで、仕事を始めました。

というのも、バスツアーのような団体ではないものの、ランチタイムに御予約を頂いていたからです。

先ずは、

デザート(ココナッツミルクのムース)と、

酢の物(白魚の辛子酢掛け)を盛り付けたら、

刺身(生の目鉢鮪、小肌、湯葉)、先付(南京豆腐)を盛り付けたら、冷蔵庫へ。

デザートから盛り付けたのは、冷蔵庫にしまう順番の都合で、小鍋(ひじきと野菜の小鍋仕立て)の盛り付けは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、

小肌から、仕込みを始めることにしました。

小鍋を盛り付け終えた真由美さんは、

帆立の下拵えを始めてくれ、

小肌を開き終え、振り塩をしたら、

鯵のした処理をすることにしました。

鱗を取り、頭を落とし、腹を開いた鯵は、

真由美さんが、

水洗いしてくれ、魚の仕込みは、これで終わりました。

今日に限らず、魚の仕込みをした時は、

まな板とシンク周りの掃除だけでなく、

床と、

側溝の掃除は、

欠かせません。

掃除が終わる頃には、開店時間(11時半)も近づき、お客様が御来店を待つばかりとなったのでした。

misaki coffee(ミサキコーヒー)

仕入先の沼津魚市場には、週に何度か行くのですが、仕入れるものがあろうとなかろうと、余程のことが無い限り、最初に向かうのが、

活魚売場で、今朝も然りでした。

生簀の中をひととおり覗いたら、

構内を物色しながら、

隣にある別棟の売場に行きます。

この売場は、

活魚売場がある建物の売場が出来るまでのもので、

ひと昔どころか、昭和の魚市場そのものとは言え、魚の鮮度には問題は無く、今朝仕入れたのは、

島根県産の鯵(あじ)でした。

そして、次に向かうのが、

鮮魚や冷凍ものを扱う売場で、この中には、

様々な問屋があり、自ずと、仕入れるものも様々にして、ここまでで、大体の仕入れが終わるのが、いつものことです。

そして、競りで買うものがあったり、時間で届くものを待っていたりするので、

小休止を兼ねて行くのが、

【misaki coffee】という喫茶店です。

入口はこちらですが、

“裏口入学”も時々し、こういうのが、チェーン店にないのが魅力なのは言うまでもありません。

今朝は、開店時間の5時半も過ぎていたので、普通に入店すると、

同業者の先輩にして、良き相談相手でもある沼津市にある居酒屋【きえい】のご主人と共に、

いつものように、世間話をし、ブレイク・タイム。

同業とは言えども、ジャンルが違うだけでなく、離れた場所で商売していることもあり、何ら遠慮することなく、話せるのが貴重で、お互いのストレスを解消出来ます。

魚市場に来ないで、地元の魚屋で雑談をしていたら、牽制をするどころか、お互いの足を引っ張ることをするような邪なことを考えるような気がしてならず、早起きをして、魚市場に来る方が健全で、早起きは三文の得という諺以上に、人としての在り方を忘れずに済む原点のような気がしてなりません。

ただ、自分がこの業界に転がったきっかけが、東京の鮨屋で、その店は、誰かしらが交替で、かつての河岸である築地に仕入れに行っていたこともあり、仕入れ=魚市場という等式を教わっていたので、魚は魚市場で仕入れることしか頭に無い自分としては、やはり原点なのです。

店内は、魚市場にある喫茶店らしく、

魚市場の休みが貼ってあるだけでなく、

来るお客さんも、

長靴を履いているのが殆どで、昨今流行の横文字やアルファベットの喫茶店というより、カフェとは程遠い空間です。

とは言え、こちらのオーナーは、女性ということもあり、

シフォンケーキや、

クッキーなどは様々で、お菓子を食べる機会が少ない自分でも、お気に入りのものもあるくらいです。

それだけでなく、

昨日お話ししたように、

店内には、

駿河湾産の高足蟹(タカアシガニ)の甲羅で作ったお面が飾られており、これらは、全てオーナーお手製で、

沼津市戸田(へだ)地区では、魔除のアイテムしての言い伝えがあり、店内にも、魔除の甲羅が飾られています。

ただ、先程の壁が、いくらか殺風景に見えるのは、少し前まで飾ってあったお面が売れてしまい、知る人ぞ知るものになりつつあるような、ないような・・・。

【misaki coffee】のようなところは、仕入れつまり、自らの商売を左右する場の魚市場に来る人達にとっては、早起きした時の休憩場所であるだけでなく、自らの商売を共有できる場でもあり、プロの空間とも言えます。

魚市場にあっても、一般の方もウェルカムにして、心配無用ですので、機会があれば、是非是非。

今週2回目の休市日の仕入れ

基本的に、沼津魚市場の休市日は土曜日ですが、今日は、

火曜日同様、今週2回目の休市日の仕入れでした。

魚市場に着いたのは、

6時過ぎで、普段仕入れに来る時よりも、1時間も遅いだけでなく、仕入れも、

予め注文しておいた伊勢海老だけで、

水槽には、

伊勢海老だらけ。

ざっくり計算しても、福沢諭吉に羽が生えた如く、飛んでいく数で、この下には、鮑(あわび)、栄螺(さざえ)があるので、これらを加えると、その数は、凄いものになります。

そして、

注文しておいた250グラムサイズのものを3本用意してもらい、

帰ることにしました。

伊勢海老は、今夜の【特別会席】の焼物に使うもので、前日に仕入れて、水槽で活かしておいて、死んでしまうと使い物にならないので、今朝仕入れに来たのです。

また、休市日とは行っても、豊洲などの中央市場は開市日ですので、

小物を扱う問屋は、

到着した荷物を仕分けしていました。

今朝の伊勢海老は、【特別会席】の焼物の“伊勢海老の具足焼(ぐそくやき)”にするため、

半分に包丁しておいたのですが、今夜は、フリーのふぐ料理の御席があったりと、バタバタでしたので、画像がありません。

冒頭でお話ししたように、沼津魚市場は、土曜日が休市日で、月に2回程度、火曜日が、それにあたることもあります。

これまでに、週に2度ある休市日の両方に行ったことはありませんが、休市日であろうと、開市日であろうと、仕入れが出来るのは有り難い限りで、 大体の問屋の多くは、可能な限り対応してくれ、非常に助かります。

働き改革なるもの、大いに結構。

世の中は、陰で支える方が多くいて、それなくして、成り立ちませんし、複雑怪奇な魑魅魍魎が大手を振ろうとも、己の道を歩くのが、自分の道です。

2月のラジオエフの打ち合せ

毎月、第一木曜日は、地元のローカルFM局『ラジオエフ』の電話インタビューの日で、その前に、パーソナリティーの方と必ず打ち合せをしており、今年で5年目、つまり丸4年のお付き合いさせて頂いています。

当初は、テーマである旬の魚というか、魚介類だけだったのですが、SNSでも繋がっていることもあり、色んな話題でお話しをする機会もあり、ここ1,2年の間は、電話ではなく、『佳肴 季凛』に出向いてもらい、試食しながら、打ち合せをしており、最後には、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも交え、雑談で終わることもしばしばです。

そんな今日は、来週の木曜日(6日)の放送分の打ち合せをしたのですが、今日の食材は、

いるかでした。

いるかを食べる地域は、全国的にも限られており、静岡県内の場合、中部地方以東の地域で、食べ方としては、

人参、牛蒡と共に味噌煮にしたものが一般的です。

いるかは、今でこそ、それほど食べられなくなかったものですが、40年くらい前までは、この時季の惣菜つまり、家庭料理の一つでもあり、町に魚屋さんがあった頃は、よく見かけたもので、

この写真を自分のFacebookに投稿したところ、「懐かしい!」、「今でもあるんですね。」というコメントとは別に、「いるかって、食べられるんです?」、「どんな味なんですか?」というコメントがあり、予想以上の反響に驚きました。

家庭料理にして、土着料理のようなものですのですが、

丁寧な仕込みは不可欠で、煮含めておいたものを、

煮上げて、

白髪葱(しらがねぎ)をあしらえば、家庭料理とは違ったものに仕上がります。

作り方については、別の機会にお話しさせて頂くことにし、

パーソナリティーの佐野さんは、すかさず写真に収めていました。

そして、試食すると、「食べたことがないことを、お伝えしていましたが、こんな味なんですね。美味しいです。」と言ってくれ、「生のものも見たことがありません。」と続きました。

その後、いるかについて、色々とお話しし、今日のいるかは、

岩手県産のものだったのですが、かつて、静岡県伊東市の富戸(ふと)漁港では、追い込み漁が行われていたことを伝え、結果として、県内、山梨県、神奈川県の一部で食べられていることも、納得したようでした。

ちなみに、正肉と書かれていますが、

アバラとあるように、あばら骨だけの部分も売られており、

これはこれで、

人気があるものです。

また、いるかは、鯨(くじら)同様、ほ乳類ではあっても、海産物つまり魚の扱いゆえ、魚市場で扱われており、

冬から春ぐらいまで、沼津魚市場に入荷し、こちらのものも、

岩手県などの三陸産です。

クジラ類の食べることについては、色んな意見がありますが、あくまでも食文化の一つであり、一つの物差しで片付ることが出来ません。

命あるものを頂くことが、人間に限らず、生ける者ものが背負った業(ごう)であり、動物である以上、他の命を頂き、自らの生を成り立たせることは、避けることは出来ません。

日本人にとって、いただきますという言葉の真意が、「命、頂きます」で、食というものを、古来から日本人が考えてきたことは誇りであると同時に、その食文化である日本料理を生業とした以上、日本料理文化を後世に伝えながら、日々の仕事に臨み続けます。

青魚尽くし

今朝、沼津魚市場に行くと、

千葉県銚子産の真鰯が入荷しており、

『鰯の丸煮』用に仕入れることにしたのですが、生の真鰯を仕入れるのは久々のことで、お歳暮の時季は、生の入荷が少なかったので、冷凍もので仕込んでいました。

ここ数日、銚子産の真鰯の水揚げが増え、Facebookでは、銚子産の真鰯の脂の乗り具合が、頻繁に投稿されていたので、小躍りしたくなる気分で、別の売場へ。

別の売場で、京都・舞鶴産の鯵(あじ)を仕入れた後は、

真鰯と同じ千葉県の富津産の小肌(こはだ)を仕入れたのですが、大きさを揃えたいので、

極寒の中、氷が入った海水の発泡スチロールに手を入れ、

必要な分を選りました。

慣れているというか、分かってはいても、この時季のこの作業だけは、逃げたくなるものです。

他の仕入れもしたのですが、これだけの数の小物にして、いわゆる青魚があると、仕込みに手間取ることを覚悟しながら、魚市場から帰ることにしました。

ちなみに、小物とは小魚類のことで、貝類も、この範疇に入り、日本料理よりも、鮨屋の方が、得意とする分野で、この道の始まりが鮨屋だった自分にとっては、それほど苦になりませんし、むしろ包丁使いの基本に立ち返る気になることも、しばしばです。

また、鮨業界では、青魚は光物とも呼ばれ、酢締めにして、供される魚で、その職人の技量が問われることもあり、鮨屋中退というか、卒の身にしてみると、どうしても、素通り出来ません。

『佳肴 季凛』に戻り、普段の段取りを終えたら、

小肌から仕込み、青魚尽くしのスタートです。

小肌から始めたのは、鱗を取り、頭を落とし、腹わたを抜いたら、

水洗いした後、

開いてから、

振り塩をするのですが、

塩が回る間に、

今日は、鯵でしたが、色んな仕込みが出来るからです。

鯵も、小肌同様の下処理をするのですが、水洗いは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんにお願いし、

その頃までには、小肌の仕込みは最終段階に入り、酢の中に・・・。

鯵の下処理を終えたら、

真鰯の下処理です。

鯵同様、

水洗いは、

真由美さんの役目で、先程お話ししたように、

予想通りの脂の乗り具合でした。

ただ、脂乗り乗りの氷詰めですので、否が応でも、仕込みのスピードは落ちざるを得ず、結果として、あまりの冷たさで、手の感覚もなくなってしまいます。

そんなこともあり、

お湯を入れた鍋に手を入れながらの仕事をするのですが、あくまでも、手の感覚重視で、間違っても、魚に温かさが伝わることだけは、避けなくてはなりません。

今日の仕込みは、ともかく数仕事ゆえ、時間との闘いで、

ランチの営業時間までに、小肌も仕上がり、

下処理を終えることが出来たのですが、これだけの魚の仕込みをすると、カウンター周りの掃除は欠かせず、

急いで、

掃除をし、ランチの営業に、どうにかこうにか間に合いました。

そして、営業の合間を見ながら、

真由美さんと、

義母は、焼いてから出汁を取るために、鯵と真鰯の頭を掃除してくれ、それが終わったら、

真鰯を鍋に並べ終え、

水と酢を注ぎ、落とし蓋をし、

超々弱火で、火に掛けたのですが、『鰯の丸煮』が仕上がるのは、明日で、仕上がるのに、それこそ、丸二日かかります。

鯵は、三枚に卸してから、

“鯵と茄子の揚げ出し”として、

早速、ランチメニューでお出しし、三枚に卸した時の中骨も、

焼いておき、全ての仕込みが終了。

ランチと言えば、自分と真由美さんのお昼の賄いは、

脂乗り乗りの真鰯を塩焼にし、青魚尽くしの一日というか、半日が終わったのでした。

三重県熊野灘産の矢柄(やがら)

普段の月なら、第一木曜日のローカルFM局の電話インタビューがあるのですが、新年ということもあり、暦の都合で、明日がその日で、連休最後の今日は、仕込みをしながら、打ち合せをしました。

電話インタビューは5年目となり、その時の旬の魚介類についてお話しし、当初、打ち合せは電話で行っていたのですが、一昨年の途中から、可能な限り、試食してもらっています。

結果として、 10分足らずのコーナーとは言え、最初の頃よりは、充足感があり、 自ら魚市場に行っていることで、食材に対して、色んなことをおさらい出来るので、「教えることによって、学」とは、よく言ったものです。

これまでの4年間つまり、48ヵ月の間、連続でお話しした鮭(さけ)、番外編のバスツアーを除くと、46種類の魚介類を取り上げました。

そう思うと、魚介類、平たく言えば、魚の種類は様々にして、その味わいも同様で、魚食文化は、日本料理文化というか、和食文化そのものと言っても、過言ではありません。

そんな今日、明日取り上げる魚が、

天然とらふぐや鱧(はも)の仕入れ先である三重県熊野から届きました。

中に入っていたのは、

矢柄(やがら)で、

その姿を見たパーソナリティーの佐野ひろ美さんは、

不思議そうに、

写真に収めていました。

その後、

第一印象をはじめ、色々とメモを取り、その間に、矢柄の下処理をし、

まな板に、頭と胴体を並べると、その長さは、ほぼイコール。

矢柄は、 スポイトのような細長く伸びた口で捕食し、英語では、cornetfishと呼ばれ、cornet(コルネット)とは、

「コルネット」の画像検索結果

トランペットに似た金管楽器です。

この状態に興味を持った佐野さんは、

再び、写真を撮り、試食してもらいながら、

矢柄について、色々お話ししました。

打ち合せをしながら、明日からの営業に備え、

刺身用の妻、サラダ素麺の野菜、

ふぐちり用の野菜などを仕込みました。

もちろん、仕込みをしたのは自分だけでなく、打ち合せをしている最中、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも仕込みをしてくれ、最後に、

器出しをし、

包丁を砥ぎ、打ち合せと仕込みをした三連休最後の日が、終わったのでした。

☆★☆ ランチのみの営業 ★☆★
定休日が月曜日の当店ですが、

13日と、

20日は、ランチのみですが、営業します。

皆様の御来店、心よりお待ち申し上げます。

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