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始まりも、終わりも、長崎県壱岐産の本鮪

今日から、2月です。そんな今日から、【佳肴 季凛】では、2月、3月の間、女性限定の会席料理『春仕度』(おひとり 3,000円)を、御用意しております。個室だけでなく、テーブル席にも、夕席の営業前に、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

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お品書きを置き、玄関のメニュースタンドにも、3月の末まで、

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掲げてあります。

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なお、『春仕度』は、土曜日以外の御用意となっており、ご予約なしでも、お召し上がり頂けます。

 

ところで、今日が2月1日ですので、昨日までは、1月でした。そんな1月に入荷した鮪を、備忘録として、記しておきます。ちなみに、全て生の天然の本鮪で、築地から仕入れたものです。

 

新年最初の営業日の7日(火)に入荷したのが、

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長崎県壱岐産のもので、同じ週の11日(土)に入荷したのは、

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青森県大間産で、その次も、

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大間産で、16日(木)のことでした。その次に入荷した本鮪は、週が明けた21日(火)で、

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津軽海峡を挟んで大間の真向いの北海道戸井産のものでした。その週の金曜日の24日(金)は、

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再び大間でした。週が明けた今週の火曜日の28日は、

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今年最初と同じ壱岐産。そして、昨日の31日(金)も、

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同じく壱岐産でした。

 

結局、全部で7回入荷し、壱岐が3回、大間が3回、戸井が1回で、さらに言うと、津軽海峡産が4回ということになります。また、これらの中で一番良かったのが、16日の大間と28日の壱岐でした。あとは、どれもほぼ互角といった感じで、産地では、鮪の良し悪し、つまり値段というのは、決まらないもので、その時の身の状態によるのです。

 

壱岐産の本鮪が入荷しているように、これからの時季、本鮪の産地は、各地を転々とします。また、もうしばらくすると、宮崎県の油津や川南などから、生の黄肌(きはだ)鮪が、入荷して来ます。油津や川南は、今でこそ、それほど名前を聞きませんが、大正から戦前にかけて、豊漁で賑わい、鮪の産地としては、老舗というか、名門で、鮪に詳しい人には、避けて通ることが出来ませんし、ここ20年間こそ、トップブランドのような大間ですが、ようやく成人したかの程度なのです。

 

ところで、産地というのは、あくまでも目安で、本鮪とはじめとするマグロ類は、回遊魚ゆえ、時季によって産地も変わり、脂の乗り具合も変わってくるのです。産地というブランドにとらわれていると、先入観や偏見だけで、判断することになります。

 

さらに、そのものの真価が分からなくなるどころか、少し前に世間を賑わせた誤表示や偽装の温床になると自分は、思います。食べる側が、ちゃんとした目を持っていれば、小手先の宣伝文句が、いかに陳腐なものなのか分かるだけでなく、売る側の浅はかさに気付くのは、当然のことです。実際、自分もそのようなケースに、何度も出くわしたことがあります。

 

ここ最近、自分のテンションが、幾分高いように感じる方もいるかと思いますが、それは否定の余地もない事実です。というのも、日本人の食生活の乱れというより、その体たらくに、辟易とし、今後の日本料理を取り巻く状況に、危機感どころか、絶望感すら覚えるからです。

 

日本料理という文化の担い手である料理人になり、自分の声が、届かなくとも、自らの生業に誇りを持つ以上、気付かれようと、気付かれれまいと、どこまでも、声を出し続けます。外国人に、「何故、日本人なのに、日本料理を食べないの?」とだけは、言われたくはありませんし、売国奴に、成り下がるわけには、いきません。

 

夏まで見納めが近い“大間の鮪”

今日、東京・築地から入荷したのが、

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青森県大間産の生の本(天然)です。

 

部分としては、腹の真ん中より下の部分ですので、皮目を見ると、

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銀色の斑点模様をしています。

 

腹の真ん中より下の部分ですので、

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大トロの部分も、少しですが取れます。ただ、筋の強い部分は、刺身で食べるには不都合ですので、

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お弁当用に、南蛮漬にしました。この南蛮漬の仕込み方については、こちらをお読み下さい。

 

また、仕込むには多い分は、

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数を書いてから、真空して、冷凍しておきました。

 

タイトルにもあるように、“大間の鮪”は、夏ぐらいまで見納めというより、入荷がなくなります。確かに、今でこそ、大間はブランド中のブランドとなっていますが、津軽海峡で本鮪が水揚げされるようになったのは、1993年の奥尻島沖の地震以降のことです。

 

本鮪に限らず、マグロ類は、海流に乗って、移動するルートを変えることは、人為的には不可能ですが、天変地異などで、漁場が大きく荒らされると、進路を変えることもあるようで、実際、1983年の大韓航空機墜落事故以来、北海道西岸では、殆ど揚がっていません。

 

確かに、大間はトップブランドゆえ、高値が付くのですが、獲れる時季が、暮れにかけて、相場が高騰すること関連が強いのは、否定出来ません。また、今年はそうでもありませんでしたが、ここ何年かの年明けの相場を見ても、同じとも言えます。

 

さらに言うと、ブランドとか産地などばかりにとらわれていると、肝心の味について、重視しなくなり、少し前の偽装や誤表示の温床になってしまうのは、ごく自然の流れです。

 

本鮪には、回遊ルートに沿った旬があり、これは他の食材についても言えることで、それを踏まえた上で、産地やブランドにとらわれない姿勢をもち、美味しいものを、自分は提供したいと思っています。

 

ちなみに、産地やブランドにとらわれないようにとは言いつつも、「本鮪の好きな産地は?」と、訊かれれば、自分はギリシャと答え、例年3月ぐらいに入荷し、去年もかなり良いものが入荷しました。

 

まだまだ厳しい寒さは続きそうですが、こんなお話しをしていると、春はそう遠くなくなって来ました。

三連休の主役は、大間の鮪

今日から、明後日の【成人の日】の(13日)まで、

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日本全国津々浦々三連休です。基本的に、月曜日は、祝日でも、お休みさせて頂いている当店ですが、13日は、ランチのみですが、営業します。

 

そんな今日、いつものように、築地から入荷したのが、

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青森県大間産の本鮪でした。言わずもがなの生の天然ものです。“大間の鮪”に限らず、このような塊を見てから、

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包丁を入れていく時は、自分にとっては、まさに“聖なる儀式”としか言えません。不惑を超え、成人式を2回経験したことになる自分ですが、やはりこの儀式は、何度やっても、緊張します。

 

この緊張感は、何も“大間の鮪”などに生の鮪に限ったことではありません。良い素材を手にすれば、そうなるのは、ごく自然のことで、成人式を迎えた若人のように、還暦、古稀、・・・・・。というよりも、生まれ変わっても、この心持ちで、包丁と鍋を携えていたいと思っても、今の自分の不甲斐無さと未熟さを感じると、新たな道があるのかもしれません。

 

しかしながら、この道の終着駅に辿り着くまで、何度でも生まれ変わることの出来るチャンスがあるのなら、自分にとっては、やはり料理になってしまうでしょう。

年明けの鮪は、2年連続で、長崎県壱岐産の本鮪

今日が、新年最初の営業ということもあり、

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今朝は、沼津の魚市場へ行って来ました。正月休み後で、週末の三連休にして、明日が、

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東京・築地などの中央市場の水曜日休みという“トリプルパンチ”で、市場の冷凍ものを中心に扱う“塩干売り場”は、

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赤い服を着た市場の職員が、殆どでした。そんな今朝、自分が仕入れたのは、

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【贈答用西京漬】に仕込むサーモン(ノルウェー)の5,5キロのものをはじめ、

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帆立(岩手)や、

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小肌(佐賀)などでした。

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仕込みを始め、しばらくすると、

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宅配便で、東京・築地から、新年最初の鮪が届き、昨年と全く同じ長崎県・壱岐産のものでした。

 

新年最初というと、ここ何年か話題になるのが、築地での初競りの鮪の値段で、ご存じの方も多かもしれませんが、今年は、

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このような相場でした。これまで何度もお話ししていますが、これからの時季、本鮪は、大間、戸井などの有名産地がある津軽海峡を離れ、日本海を下り始めます。真冬ど真ん中ですが、季節は、春に向かい始めました。

 

初めて入荷した東京都・伊豆大島産の生の天然の本鮪(ほんまぐろ)

昨日、東京・築地から入荷した鮪は、

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築地と同じ東京都の伊豆大島産のもので、これまでに様々な産地の鮪を使っていますが、初めて使うものです。

 

ただ、本鮪ではありませんが、伊豆大島と同じ伊豆七島の三宅島産の生の黄肌鮪(きはだまぐろ)は、約2年前に使ったことがあります。その記事については、こちらをお読み下さい。

 

そんな今日は、ふぐ料理を召し上がったお客様には、先付の二品のうちの一品として、

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中トロの部分を、お出ししました。

 

例年、この時季、当店でお出しする鮪は、青森県・大間や北海道・戸井などの津軽海峡産の本鮪が殆どですが、今日の伊豆大島産のものは、ブランド化した大間や戸井産のものとは、何ら遜色の無い味わいでした。

 

次回は、どこの産地が来るのやら、巷間“鮪コレクター”なる称号をもらっている自分としては、気になります。

 

★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★

当店では、大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』のご予約を承っております。

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こちらのお料理は、おひとつ5,800円で、5人前程度となっております。数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。

大間の鮪に始まり、大間の鮪で終わった平成25年11月

なんだかんだで、

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今日で、平成25年の11月もおしまいです。そんな昨日、【佳肴 季凛】に入荷した鮪は、

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大間産の生の本鮪で、いつものように、東京・築地から入荷しました。その前も、

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“大間の鮪”で、そのまた前も、

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同じ“大間の鮪”でしたが、この時は、延縄のものでなく、釣りもので、その前も、

写真: 今夜は、お客様になりたい気分です・・・。

大間産の生の本鮪で、さらにさらに、

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“大間の鮪”で、11月の一番最初に入荷したのも、

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これまた、“大間の鮪”でした。というわけで、今月、当店でお出しした鮪は、全て、“大間の鮪”でした。つまるところ、大間に始まり、大間に終わったのです。

 

ところで、“大間の鮪”は、一年365日獲れるわけではなく、夏から年が明けるくらいまでです。ただ、当店でお出ししているものは、かなりのレベルのもので、その証拠に、単品でのお値段は、お出ししている自分でも嫌になるくらいで、

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中トロ、赤身どちらも、7切れで、このようなお値段です。ただ、このお値段は、何もぼったくっているわけでもなく、原価に対して、ごく普通の設定なのです。それについては、こちらをお読み下さい。

 

また、良い鮪の代名詞が、“大間の鮪”のようになっていますが、自分にとっての一番は、春先に入荷するギリシャ産の本鮪です。また、この記事以外のギリシャ産の本鮪の記事は、こちらをお読み下さい。

 

“大間の鮪”だから、美味しいわけではなくて、“大間の鮪”でもはずれはありますし、悪く言えば、名前だけで、値段が上がっていることも事実ですし、このことは、鮪に限ったことではありません。産地をはじめとするブランドも結構なことですが、それが本当に良いものか、どうかが、大事なことであり、それを自分自身で、判断することが、肝心だと思います。

 

また、ブランド食材でなくても、自分が美味しいと思って、食べることの方が、ブランドに左右された挙句に、誤表示や偽装されたものを有難がることよりも、ずっと健全な食べ方のはずで、知らぬが仏とは、よく言ったものです。

 

★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★

当店では、大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』のご予約を承っております。

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こちらのお料理は、おひとつ5,800円で、5人前程度となっております。数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。

冷凍鮪が、セリ場に並ぶまで

今日、東京・築地から【佳肴 季凛】に入荷した鮪は、

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青森県・大間産の生の本鮪(天然)で、ご覧のように、釣りで獲れたものです。本鮪に限らず、まぐろ類は釣り漁法の一種である延縄でも、水揚げされ、巻網などの網漁法のように、一網打尽で獲り尽くすことはないので、水産資源に優しい漁法とも言えます。

 

ちなみに、この時季、水揚げされる天然のとらふぐも、延縄によるもので、

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今日は、“大間の鮪”が入荷する前に、三重県産の5本の天然のとらふぐが、入荷し、全て卸し終わっていました。

 

こんな感じで、書き始めたものの、これまでのお話しは、前置きで、本題はここからです。冒頭の写真にもあるように、当店でお出ししている鮪は、“大間の鮪”をはじめ、生の天然ものであるだけでなく、東京・築地から入荷するので、自分が通う沼津の魚市場の鮪のセリ場は、

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全く縁のない場所で、立ち寄っても、それこそ社会科見学状態なのです。また、自分が魚市場に着く時には、既にこのような状態で、冷凍の鮪が、並んでいます。これらの鮪は、本鮪、目鉢(めばち)鮪、インド鮪と呼ばれる南鮪などです。

 

ただ、無縁の場所とは言え、10月に2回ほど行った焼津の魚市場で、自分が初めて見た様子は、魚市場だけに、目から鱗でした。ちなみに、最初の様子が、こちらでした。また、2回目の様子が、こちらでした。

 

 

焼津の魚市場の構内を歩いていると、保冷車から、

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フォークリフトに、冷凍の鮪が積み込まれ、

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移動すると、

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一気に、冷凍の鮪が、卸されました。こんな光景を見ると、鮪という食材というより、単なる物体としか、思わざるを得ません。

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そうこうすると、手鉤(てかぎ)を持った人達が、s-PA072168

鮪を並べ始めました。お気付きかもしれませんが、半袖の長袖の人がいるのは、写真を撮った日が違うからです。その辺は、ご理解下さい。

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並べ終えると、2人掛りで、鮪を持ち上げ、秤に乗せていきます。

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秤に乗せていきます。量り終えると、

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エラの部分に、

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目方が書かれた札を挟んでいきます。その次に、電動の鋸(のこぎり)を持った人が現れ、

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尾の付け根に、切り込みを入れると、

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別の人が、

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鋸で、完全に切り落としました。これで、あとはセリが始まるのを待つだけとなりました。

 

先程お話ししたように、一連の作業を見たのは、初めてのことでした。自分が使わない食材だからといって、知らないというわけにはいきませんし、より多くの食材について知ることが出来れば、普段使っているものにも、より多くのことが知ることが出来ます。

 

気付かないこと、知らないことは、まだまだ沢山ありますし、色んな面で、勉強する余地は、大いにありです。料理に限ったことではありませんが、やはり道は険しです。

初めて入荷した塩釜産の生の天然の本鮪

昨日、【佳肴 季凛】に、東京・築地から入荷した鮪は、

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宮城県・塩釜産の生の天然の本鮪でした。自分にとってに塩釜産の鮪というと、

写真: 今日、東京・築地から入荷した鮪は、塩釜産の生の目鉢鮪。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
これから、寒くなるまでが、一番美味しい時季です。

例年、この時季入荷する生の目鉢鮪(天然)で、先月の終わりに、仕入れたものです。例年とは、お話ししたものの、去年は、イマイチのものが多く、一度も仕入れることはなかったので、2年ぶりに仕入れたことになります。

 

これまで、国産のものだけでなく、外国産も含め、かなり沢山の産地の本鮪を仕入れたことがあるのですが、本鮪に限らず、日本有数の漁港の一つでもある塩釜産のものは、初めてです。

 

自分が覚えている限り、国産の本鮪の産地は、北海道の松前、戸井、青森の三厩(みんまや)、竜飛、大間、富山、壱岐、対馬、沖縄、鹿児島、宮崎・川南、高知・甲宮(かんのみや)、那智勝浦、下田・須崎、銚子などで、どれも天然ですが、心を鬼にして、2回ほど、京都・伊根産の養殖ものを使ったことがあります。

 

一方、外国産の本鮪は、ニューヨーク、ボストン、カナダ、フロリダ、ノースカロライナ、スペイン、マルタ、ギリシャ、ニュージーランド、オーストラリアですが、番外として、南アフリカ・ケープタウン産の南鮪(通称 インド鮪)も、仕入れたこともあり、南鮪に限っては、オーストラリア、ニュージーランドは、定番の産地でもあります。

 

昨今では、鮪というと、“大間の鮪”が、代名詞のようになっていますが、回遊魚である以上、季節つまり回遊ルートによって旬があります。スーパーや町の魚屋さんだけでなく、当店のような日本料理店をはじめ、多くの飲食店でも、目にする鮪ですが、同じ種類のものでも、値段も大きな違いがあります。

 

いずれにせよ、昨日の塩釜産の本鮪の入荷で、新たに“鮪のコレクション”が、一つ増えました。

スーパーなど売られている冷凍鮪(まぐろ)の原価と売価

リアルタイムの様子は、twitterか、facebookを、ご覧下さい。
前回、【佳肴 季凛】でお出ししている生の本鮪や南鮪の原価と売価のお話しをしましたが、今回は、その続編で、スーパーなどで売られている冷凍鮪のそれについてです。
今日(8月7日)の新聞に載っていた昨日の東京・築地の魚の相場です。
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その記事に「メバチ 冷凍」とありますが、文字通り冷凍のめばちまぐろのことです。
自分が通う沼津の魚市場の鮪のセリ場には、
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こんな風に、シートがかけられ、
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冷凍のめばちまぐろが、並んでいます。このめばちまぐろは、えらとはらわたが取り除かれ、業界では“丸”と呼ばれています。また、“ロイン”と呼ばれ、
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背と腹の部分に分けられ、4つ割りになったものも、並んでいます。どちらを例にとっても、構わないのですが、先ほどの新聞の記事との関連もあるので、“丸”のものについて、お話しします。
先程の新聞の記事に、高値2,415円、安値578円とありますが、簡単にするために、1,000円で、進めていきます。単価は、キロあたりです。築地と沼津の違いは、ありますが、値段には、大きな違いはありません。
生のものも、冷凍のものも、頭を取り、骨、皮、血合いを取り除くと、約半分が、刺身に使える部分として、残ります。総重量は、一緒ですから、キロ単価2,000円ということになり、これが原価です。
人件費、パック代などの諸経費を含め、利益を出すためには、最低でも、3,000円くらいにしたいのが、本音です。ただ、スーパーは、魚以外のものも売っているので、必ずしも、鮪で利益を出さなくても構わないはずです。
もっと言えば、鮪は金額が高い商品ですので、利益というより、売上を上げるための商品とも言えます。
先日の折込チラシに、冷凍のめばちまぐろの値段が、書かれていました。
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キロ単価で、税込み2,570円になります。この鮪が、どの程度のものかは、分かりませんが、この鮪を使って、飲食店でお出しすることを、想定してみます。一切れが15グラムとして、一人前7切れとなると、105グラムになります。
2,570円×0,105=約270円となり、普通にお客様にお出しする時は、750円くらいが、適正価格となります。
これが高いのか安いのかは別として、家庭でも食べられるようなものを、自分の場合、お出しするつもりもないので、生の本鮪や南鮪のようなものを、お出ししたいというのは、昨日お話しした通りです。
スーパーで売られているものも鮪ですし、【佳肴 季凛】でお出ししているのも鮪です。名前こそ、同じでも、その差は、値段となって大きな差となり、味も大きな差があります。
どちらにしても、原価と売価の計算自体には、大差がなく、どんなものかお分かりいただけたと思います。ただ、言えるのは、土俵の違いで、比べること自体が、無意味だと思います。
そのような違いだけでなく、値段のつけ方には、それなりの訳があるということを、少しでも、理解して頂きたいので、このようなお話しをしました。ただ、そういうことは言うべきではないというお考えの方も、同業者の中には、いるはずです。
しかしながら、自分が納得したものだけをお出しして、召し上がってもらい、お金を頂きたいがために、5年ほど前に、【佳肴 季凛】をオープンさせました。自分の中では、もう5年、やっと5年、何とか5年の想いが交錯しています。どこまで、志村スタイルが続けられるのかは、分りませんが、このまま歩くのみです。
★★★ 夏期限定 鱧(はも)料理 ★★★
只今、夏期限定コースとして、鱧料理をご堪能いただけるコースをご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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『鱧づくし』 (ランチ) 、 『鱧彩々』 (夕席)と銘打ちました。
この時期美味しい鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。
詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。
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本鮪や南鮪の単品の原価と売価

ブログの出て来ない日常の様子は、facebookか、twitterを、ご覧下さい。
コース料理をメインにしている日本料理店【佳肴 季凛】ですが、お品書きには、
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単品ものも、幾つか御用意しています。また、お品書きには無いものは、このように、
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自分自ら、筆で認(したた)めて、所謂“本日のおすすめ”として、掲げています。
ところで、当店でお出ししている鮪は、今更ですが、
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ブランドと化してしまった“大間の鮪”をはじめとする生の天然もので、殆どが東京・築地から仕入れており、今日入荷したのは、
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ニュージーランド産の生の本鮪(天然)でした。
これらの鮪も、単品でもお召し上がり頂くことも出来るので、
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このように、認めるのですが、ご覧のように、中トロが5,600円で、赤身が4,200円となっております。
また、5月の終わりから、7月にかけて入荷していたニュージーランドやオーストラリア産の生の南鮪(天然)も、
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“大間の鮪”と同じお値段で、
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御用意させて頂きました。
このようなお値段となると、殆どのお客様は、盛り合わせと思われるのですが、単品ものですので、それしかついていませんし、7切れでこのお値段です。中トロは、
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こんな感じで、赤身は、
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こんな感じの盛り付けになります。ちなみに、この写真の鮪は、今日入荷した、ニュージーランド産の本鮪です。
あのようなお値段ですから、中トロで一切れあたり、800円で、赤身は、600円になります。普通に考えれば、高いと思われるかもしれませんが、自分はぼったくっているわけでもなく、“大間の鮪”というブランドに胡坐をかいているわけでもなく、原価に対してのお値段をつけているだけです。
自分が仕入れている値段は、築地の鮪屋さんとの付き合いもあるので、余程の相場の変動がない限り、一年を通じて、値段は殆ど一緒ですが、暮れの暮れともなると、とんでもない値段になることもあり、その時は、こんなお値段になります
自分が仕入れている値段である原価については、お話ししませんが、誰でも目にすることが出来る新聞記事から、その原価と売値については、説明することが出来ます。ちなみに、当店で使っている鮪は、これと同等のものであるので、それをご承知の上で、以降お読みください。
先月の27日付けの新聞を見ると、このような記事が載っていました。
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マグロというのは、本鮪のことを指し、その後ろに、青森とあります。青森は、大間や三厩(みんまや)、竜飛、尻労(しっかり)など、本鮪の有名な産地があります。この記事では、具体的な地名は分かりませんが、恐らく大間だと思います。
この日の高値が、キロ単価で、6,825円となっております。通常、鮪は大型のものになると、エラやはらわたを抜いた状態で流通しますが、頭や尾の部分などは、ついたままです。
刺身にする場合は、頭を落としてから、三枚に卸し、血合いと皮を外します。そうすると、一本の鮪の半分が無くなってしまいます。つまり、目方は半分になっても、魚そのもの値段は変わらないわけですので、単価は倍、つまり13,650円となります。
この状態では、原価である以上、赤身とトロの部分は、全く同じです。ただ、トロという稀少部位である以上、否が応でも、赤身との差は付けざるを得ませんし、トロが取れる脂の乗る鮪自体が、そもそも少ないので、違いが生まれてしまうのです。
先程の単価になった鮪を刺身に包丁すると、一切れあたりの目方は、
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所謂“デカネタ”を除いて、当店を含め、一般的には、15~18グラムくらいです。
それに、先程の単価を掛けると、13,650円×15グラム(=0,015キログラム)=204,75円となり、一切れが、205円という原価が、出て来て、これに消費税がかかると、215円になります。ただ、細かい計算についての誤差は、お見過ごし下さい。
結果として、これをお客様にお出しするとなると、400円から700円ぐらいのお値段で、お出しせざるを得ませんし、赤身とトロの差をつけると、自分がお品書きに認めたようなお値段になるには、ごくごく自然にして、不可避なのです。
ただ、最初にお話ししたように、当店はコース料理をメインにしているので、
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ランチの“凛”(おひとり 2,800円 8品)や、夕席の会席コース“季”(同 3,000円 7品)の刺身でも、召し上がることが出来ます。ご覧のように、三種盛りで、この日は、南鮪(ケープタウン)、帆立(北海道)、小肌(佐賀)でした。
また、この日の夕席の“凛”は、(同 4,200円 10品)の四種盛りで、縞海老が北海道産で、他は、先のものと、全く同じでした。
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旬の『鱧料理』の夜のコース『鱧彩々』の刺身では、
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鱧(和歌山産)、しょうさいふぐ(由比産)をつけた四種盛りに、しました。ただ、入荷状況によっては、必ずしもそうでないこともあります。
それは、単品もののお品書きに載せてある『盛り合せ』(2,800円)についても、
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同様で、入荷状況及び、仕入れ状況によっては、鮪の刺身がつかないこもあります。
単品ものは、ご指名である以上、それに対してお値段を頂かざるを得ません。ただ、自分としては、静岡県富士市のような地方にいながらにして、東京にあるような日本料理店や鮨店でしか召し上がれないような食材の一つでもある生の天然の本鮪などを、味わって、会席料理のの良さを知ってもらいたいのです。

ところで、今回のお話しは、当店に限ったことではなく、原価に対してのお値段のつけ方としては、ごく一般的なことで、生の本鮪や南鮪のように、普段目にすることのない高級な鮪となると、なかなか理解出来ないものです。
そんなこともあり、次回のお話しは、同じ鮪でも、スーパーなどで売られているものについてです。キロ単価こそ、違いますが、同じことであると、知って頂けると思いますので、是非お読みください。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
6月18日(火)から、8月中旬まで、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
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