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もっとおいしいお話し

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さばふぐはパスして、お弁当の準備

明日は、沼津の魚市場が休みですので、今日は、定休日でしたが、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。売場には、

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地物のさばふぐが、このように、

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山積みされており、全部で、350キロくらいありました。

 

これだけあると、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、素通りするわけにはいかなかったのですが、先日仕入れたさばふぐのストックもあるだけでなく、休みが完全に無くなるのだけは、避けたかったので、断腸の想いというか、心を鬼にして、その場を通り過ぎることにしました。

 

この場から、

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別の売場に行くと、

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発泡スチロールに入ったさばふぐが、山積みになっていました。

 

このさばふぐは、

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三重県産のもので、1ケースに、

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3キロ入っており、全部で、21ケースつまり、63キロ入荷してしていたことになり、先ほどの売場と合わせると、400キロ超で、これまた、泣く泣く、この場から、立ち去らざるを得ませんでした。

 

その後、ひと通りの仕入れを終え、苦々しい気持ちで、市場を後にしたのですが、『佳肴 季凛』に戻ると、明日のお弁当の焼物のサーモンに、

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串を打ったり、

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南蛮漬やお新香を、カップに入れたりしました。お弁当の煮物などは、昨日の時点で、仕込んでありましたが、

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彩りに使う隠元はまだでしたので、包丁し、揚物のあしらいの獅子唐を、

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掃除して、串に刺しておきました。その後、

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御飯の米を研ぎ、最後に、

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冷凍庫から、下味をつけた鶏肉と、三枚に卸した鯵を、冷蔵庫に戻しておきました。

 

何度もお話ししているように、一人仕事ゆえ、今日のようなことは、これまでにも多々ありますし、出来ることなら、仕事を間引きしたいこともありますが、間引きをすれば、美味しい料理を作ることは不可能です。

 

料理ではなく、美味しい料理を作るために、料理人になったのですから、自分の時間が無くなるのは、覚悟の上ですし、料理というより、食を取り巻く昨今の状況を見ると、時代遅れかもしれませんが、愚直なまでに、今のスタイルを貫くことこそが、自分の道ゆえ、歩き続けるのみです。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

 

酢橘(すだち)入りのふぐ用のぽん酢

今日は、

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お客様に、酢橘(すだち)を頂きました。

 

来月になると、ふぐ料理も、本格的に、ふぐ料理も始まるので、そろそろポン酢を仕込もうと思っていたので、“渡りに船”といった感じでした。自分のポン酢の仕込み方については、こちらをご覧下さい。

 

ただ、これだけでは、少ないので、

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徳島県から、

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3種類の果汁を取り寄せました。3種類の果汁は、

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酢橘、

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橙(だいだい)、

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柚香(ゆこう)です。

 

先ほどの作り方にあるようにもあるように、酢橘を入れることはしないのですが、今回は、こちらの手違いで、注文してしまったので、使うことにしてみました。

 

大体の仕上りは予想出来るのですが、こういうことでもないと、意外と新しい味が生まれないのかもしれません。これも、料理の面白さの一つでもあり、どこまでいっても、料理は奥深いものです。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

地物のさばふぐ

定休日明けの今日は、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。この売場には、沼津近郊で水揚げされる魚が、並べられることが多く、

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このごま鯖のように、荷主である船の名前が、書かれた札が置かれています。色々と物色していると、

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さばふぐが並んでいるのに、気が付きました。先程のごま鯖同様、地物です。ここ最近の相場からして、さほど高くならないような感じがしたところ、案の定の相場で、

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10キロ入りのものを、2ケースセリ落としてもらうことが出来ました。その後、

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発泡スチロールに移し替え、持ち帰ることにしました。

 

『佳肴 季凛』に戻り、ひと通りの段取りを終え、卸し始めましたが、さばふぐなどのふぐを卸す時は、背びれと尻びれを落としてから、

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頭の付け根の部分に、包丁で切込みを入れます。切込みを入れ終えたら、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番です。

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“ぐる剥き”と呼ばれる方法で、頭ごと皮を引っ張り、剥き身の状態にしたら、水洗いをします。真由美さんが、簡単に水洗いをし、

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それを、

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自分が手直ししていきます。洗い終えたら、

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水分と残った汚れなどを拭き取れば、終了です。

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結局、全部で、87本ありました。このさばふぐは、唐揚用に仕入れたので、

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骨ごとぶつ切りして、一度には使い切れないので、

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日付と個数を書き、真空パックして、冷凍しておくことにしたのですが、全部で、約120個ありました。

 

こうしておけば、味を落とさず、お出し出来るだけでなく、これからの時季、台風などで、揚物用の魚が無い時に、使うことも出来ます。ちなみに、当店のふぐ料理は、天然のとらふぐしか使わないので、さばふぐの唐揚は、単品ものや、会席料理の揚物で、お出ししています。

 

さばふぐが、天然のとらふぐの味には、及ばないのは、否定出来ませんが、十分旨味があり、リーズナブルなお値段で、召し上がれるのも、さばふぐの良いところでもあります。このことは、さばふぐだけでなく、しょうさいふぐ、ひがんふぐについても、同様です。

 

“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、天然のとらふぐが、やはり一番なのですが、それを確かなものにさせてくれるのは、さばふぐなどの脇役のふぐでもあります。脇役の美味しさも、これまた、ふぐの魅力でもあります。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

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(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

交雑ふぐ、再び

今朝の沼津の魚市場は、

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所謂“夏枯れ”と言った感じで、魚も少なく、

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地物の魚も、同じくまばらでした。この時季になると、巻網漁の網で、とらふぐが水揚げされることもあるので、ここに並んでいるものを、物色していると、

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0,9キロのとらふぐと、

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0,3キロのものもいました。ただ、この0,3キロのものを、手に取ってみると、

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とらふぐには似ているものの、とらふぐらしからぬ姿をしていました。前回お話ししたような交雑ふぐの可能性が高いと思ったので、この売場の担当者に、そのことを伝え、セリにかけないように、してもらいました。

 

というのも、交雑ふぐは、その毒性が分からないので、食用が不可能とされているからです。ちなみに、このふぐは、とらふぐとまふぐの交雑のような感じでした。

 

こうやって並んでしまったということは、ふぐ類に関する知識がないことによります。ただ、静岡県に限らず多くの都道府県では、ふぐを調理し、提供するとなると、免許が必要で、“万が一”ということは、考えにくいと思われます。

 

ですので、最終判断は、我々のような料理人で、言わば、最後の砦かもしれません。ただ、食の安全ということについて言えば、どんな食材についても、同様のことが言えるはずです。

 

そう思うと、常日頃、心して料理をしなくてはならないことを、改めて感じたのでした。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

静岡県沼津産の天然とらふぐ2本のうちの1本は、交雑ふぐ

今朝、沼津の魚市場の活魚売場に行くと、

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2本のとらふぐ(天然)が、

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入荷していました。1本は、

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0,4キロで、もう1本が、

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0,5キロの小さいもので、自分はこれぐらいの大きさのものを、“チビとら”と呼んでいます。この2本の産地は、

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魚市場から、車で、20分ほどの小海(こうみ)というところで、鯵(あじ)、鯖(さば)などの巻網にかかったものです。

 

久し振りに、活きた天然のとらふぐを見た以上、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”の自分としては、もちろん気分は、萌え燃え・・・

 

真夏であるだけでなく、“チビとら”ということもあり、

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2本とも、すんなりセリ落としてもらうことが出来、

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そのまま活かしたまま、持って帰ることにしました。『佳肴 季凛』に戻り、

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水槽に入れようとした時、1本の姿が、

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斑点が通常よりも、小さくて、数が多いだけでなく、

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顔の部分に、薄い黄色い線があることに、気付きました。

 

これまでにも、このようなふぐを、何度か見たことのある自分は、すぐに、このふぐが、親のふぐが判別出来ない交雑ふぐと、判断しました。こんな違いがありながらも、市場で気付かなかったのは、迂闊というか、不覚としか、言い様がありません。

 

交雑ふぐとは、あいの子のふぐで、その毒性についても、判別が出来ないので、食用にすることは、不可能です。

 

とりあえず、水槽に入れておくことにし、ランチの営業が終わり、

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水槽から取り出した2本を、見比べてみると、その斑点の大きさは、

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一目瞭然です。また、手前のふぐ、つまりとらふぐの背中にある棘を見てみると、

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はっきりとしており、背びれ付近まで、達しています。一方の交雑ふぐの棘は、

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あるものの、数も少なく、小さいものでした。

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並べて、顔を眺めてみると、

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とらふぐの方は、顔には、何もなく、白いままで、交雑ふぐの顔には、

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先程の写真同様、黄色い線が入っていました。これらの特徴から、この交雑ふぐは、とらふぐとまふぐの雑種の可能性が高いと判断しました。

 

また、交雑ふぐを研究している専門家によれば、このような特徴は、とらふぐとまふぐで、人工的に作り出した雑種で確認されているとのことです。

 

卸し終えたとらふぐは、水洗いし、

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きれいに拭き上げ、交雑ふぐは、

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間違いがあるといけないので、そのまま、とらふぐの内臓と共に、処分することにしました。

 

結果的に、自分は、とらふぐでないと気付き、お客様にお出しせずにすみました。また、ふぐを取り扱うには、免許がいるとはいえ、一見したところでは、なかなか気づかないこともあり得ますし、かなり注意が必要です。

 

現在、ふぐの取り扱いに関しては、各都道府県の条例に基づいていますが、今後は、匡レベルでの法整備も、必要になるかもしれません。

 

一年を通じて、とらふぐに限らず、様々な種類のふぐを、数え切れない量を卸しているので、交雑ふぐに出くわす可能性が高いのは、当然かもしれませんが、この際、新種のふぐを、見つけてみたいと、密かに思っているような、いないような・・・・・。

 

★☆★ 夏期限定 鱧(はも)料理 ☆★☆

只今、夏期限定コースとして、鱧料理をご堪能いただけるコースをご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打ちました。この時季の美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

ふぐ料理のページのリニューアル

【佳肴 季凛】のホームページには、今が時季の“鱧料理”をはじめ、“ふぐ料理”、“西京漬”などのページがありますが、開店して、7年近く経ったこともあり、一部をリニューアルしました。

 

最も手直ししたページが、“ふぐ料理”のページです。冒頭では、“ふぐに魅せられし料理人”の自分の天然のとらふぐへの熱き想いを、改めて認(したた)めてあります。

 

一番のリニューアルは、ハーフコースの『季』(おひとり 5,000円)と、フルコースの『凛』(同 9,00円)でしたが、これらとは全く違う『佳肴』(おひとり 15,000円より)というコースを設けた点です。

 

『佳肴』というコースは、天然のとらふぐの醍醐味を堪能出来るコースで、料理内容もお客様とのご相談の上で、決めさせて頂くスペシャルコースです。そんなこともあり、個室やテーブルというよりは、カウンターの方が、より美味しく、味わうことが出来るかもしれません。

 

また、“ふぐ料理”のページだけでなく、他のページもリニューアルしましたが、店内にあるお品書きの内容は、

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しばらくは、従来のままです。先ほどお話しした“ふぐ料理”のそれも、

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同様ですが、お品書きも、近いうちに、リニューアルします。不都合もあるかと思われますが、ご理解のほど、よろしくお願い致します。

 

★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★

この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
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当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。

静岡県御前崎産の3種類のふぐ

明日(30日)は、

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お弁当のご注文を頂いているので、今日は、定休日でしたが、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。

 

この列に、

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静岡県御前崎産のしょうさいふぐをはじめ、小型のふぐの入った籠が並んでおり、

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魳(かます)も、1本入っていました。このように、数も少なく、バラバラですと、意外と安いことが多く、

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案の定、セリ落としてもらうことが出来ました。

 

その後、他の仕入れを済まし、【佳肴 季凛】に戻り、

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確認をしたところ、

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しょうさいふぐが、13本で、

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さばふぐと、

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ひがんふぐが、それぞれ1本と、3種類のふぐが入っていました。卸してから、

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水洗いをし、

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きれいに拭き上げ、しょうさいふぐだけ、

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このような大きさに包丁してから、

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薄口醤油と日本酒を同割にしたものに、10分ほど漬け、

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ざるに上げておきました。この下味をつけたしょうさいふぐは、明日のお弁当の揚物にします。

 

最初の予定では、しょうさいふぐでなく、鶏の唐揚でしたが、結果的に、市場に行ったことで、献立が変わりました。自ら、市場に行き、仕入れをしているからこそのことで、これもまた、料理の面白さでもあるのと同時に、難しさでもあります。

 

それが、時として、偶然にも、新しい料理や提供の仕方の変化が浮かぶこともあるとは言え、思うほど容易くないのは、料理そのものが、難しいものであることの証しなのかもしれません。

 

★☆★ 夏期限定 鱧(はも)料理 ☆★☆

只今、夏期限定コースとして、鱧料理をご堪能いただけるコースをご用意して、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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『鱧彩々』 (おひとり 6,000円)と銘打ちました。この時季の美食の極みでもある鱧の味を、是非ご賞味下さいませ。

詳細は、【鱧料理】のページをご覧下さい。

三重県産の2本のとらふぐ(天然)は、“大ちゃん”&“チビとら”

今日は、下の娘が通う小学校の運動会が予定通り行われたので、

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お弁当作りから、一日が始まり、このようなお弁当を、

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このようなお弁当を作りました。

 

昨日お話ししたように、三重県から、天然のとらふぐが届くことになっていたので、合間を見て、

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宅配便の営業所に、

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荷物を、

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取りに行って来ました。【佳肴 季凛】に戻り、

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中を開け、取り出すと、

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予定通りの2本でした。自分の手に乗せているのは、0,3キロの“チビとら”で、0,5キロ以下のものを、そのように、自分は呼んでいます。

 

また、まな板の上にいるのは、

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3,0キロの“大ちゃん”で、2,5~4,0キロのものを、そのように呼んでおり、それ以上は、ご存じの方もいるかもしれませんが、“ジャンボちゃん”と、呼んでいます。

 

数こそ、2本でしたが、天然のとらふぐは、やはりいいものです。

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もちろん、気分は、ちょっとだけ萌え燃え・・・

 

例年、6月から9月まで、天然のとらふぐの入荷は、かなり減りますが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、時々は、そんな気分になりたいものです。

 

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

佳肴季凛的お供え餅

今朝は、

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仕込みをする前に、宅配便の営業所に行って来ました。既に、

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二つの荷物は、届いており、手前が、三重・熊野からの天然のとらふぐで、奥が、東京・築地からの鮪でした。

 

【佳肴 季凛】に戻り、三重から届いた箱を開けると、

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天然のとらふぐが、

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姿を現しました。

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5,1キロの超特大サイズで、自分が呼ぶところの“ジャンボちゃん”でした。

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まな板には乗せたものの、久し振りの“ジャンボちゃん”ですので、

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抱っこして、写真を。もちろん、気分は、萌え燃え・・・

 

もう一つの箱を開けると、

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氷の入った袋の下に、

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宮城県塩釜産の生の本鮪」(天然)が、

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入っていました。

 

問答無用で、最高のものでしたが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、どこまでいっても、天然のとらふぐですし、しかも、今日は、“ジャンボちゃん”ですので、及第点程度の評価しか出来ませんでした。

 

いったん包丁を握れば、気分は、萌えから燃えとなり、

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卸すと、はち切れんばかりの白子が、出て来ました。卸してから、水洗いをし終え、

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秤に乗せると、

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大きい方は、900グラム弱で、一方の小さい方は、

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500グラム程で、合計で1,400グラム=1,4キロでした。つまり、全体重(5,1キロ)の約4分の1の大きさです。まさに、泳ぐ生殖腺です。

 

ここまで大きいと、白子というより、お餅のような感じで、

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器に、大きい方から乗せ、その上に、

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小さい方を乗せ、

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最後に、くちばしの部分を乗せると、

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【佳肴 季凛】的お供え餅が、出来上がりました。御利益がありそうな雰囲気がしないでもないように思えるのは、気のせいでしょうか・・・。

 

白子もさることながら、身の部分のうち、半身は刺身にするため、

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卸してから、晒にくるんでおきました。また、もう半身は、

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唐揚用に、ぶつ切りにしておきました。

 

これまでに、何度もお話ししているように、“ジャンボちゃん”だからと言って、身も、白子も、大味ということはなく、むしろ繊細さを束ねたような味わいで、一度食せば、その虜になることは、間違いありません。

 

5月も半ばを過ぎ、夏の気配を感じられる陽気の日もありますが、冬場とは違ったふぐの味わい方も、一興です。

二日連続で、団体のバス旅行のお客様

昨日、今日の二日連続で、【佳肴 季凛】には、団体のバス旅行のお客様が見え、御食事をしました。

 

昨日のお客様は、

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“昼ふぐ”を召し上がりました。もちろん、ふぐ刺、ふぐの唐揚げもです。先付には、

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前回お話ししたニュージーランド産の生の南鮪の中とろを、お出ししました。また、白子酒のご注文も頂いていたので、

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焼いてから、裏漉しした天然のとらふぐの白子を、

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器に入れておきました。ひと通りの準備を終え、しばらくすると、お客様が到着しました。20名ほどの団体のお客様ですので、写真を撮るどころではなく、一気に戦闘モードに突入・・・。

 

お食事を終え、程なくすると、出発の時間となり、

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お見送りをしました。その後、片付けの目途が着いた頃、今日の器を用意し、

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座敷のお席も、

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一部だけ、セットしておきました。

 

そして、明くる日の今日いらしたのは、先日お話しした募集型ツアーのお客様でした。

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蒸物の“鰯つみれ錦糸蒸し”を盛り付け、温蔵庫にしまったり、

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刺身を盛り付け終えたりと、準備に追われているうちに、お客様が到着し、昨日同様、再び戦闘モードへ・・・。

 

 

料理をひと通りお出しし終えると、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんをはじめ、ホールの女性陣達が、洗い物に取り掛かりました。とは言っても、40人以上の団体のお客様ですので、洗い物はなかなか終わりません。

 

そうこうしていると、お客様のお帰り時間となり、

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恒例のお見送りをしました。

 

結果的に、今日は、かなりハードとはいえ、不都合なミス、粗相はありませんでした。また、法事などの大勢のお客様もご来店されるので、不慣れということはないものの、流れを掴むことが出来たので、とりあえず、一安心です。

 

というのも、来週の火曜日(19日)と水曜日(20日)も、今日と同じツアーのお客様も、ご来店されるからです。ただ、両日とも、満席となっているので、フリーのお客様のお席の御用意は、出来ませんので、宜しくお願い致します。

 

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