土佐酢の作り方
酢物を仕立てたり、南蛮漬を仕込むのに、合わせ酢を使うのですが、料理人によって、それぞれの割(レシピ)があり、呼び方も様々です。
そんな合わせ酢の一つが、土佐酢で、仕込んだものを常備しており、その土佐酢の作り方が、今回のお話しです。
土佐酢は、三杯酢に鰹出汁を加えたもので、三杯酢は、酢、醤油、味醂を同割り、1杯ずつ合わせたもので、鰹出汁を使うため、鰹で有名な土佐の名前が使われており、日本料理では、著名な産地を料理の名前に使うこともしばしばです。
有馬とつけば、山椒を使った料理で、東寺とつけば、湯葉のそれだったり、甲州とつけば、ぶどうのそれだったりなど、挙げれば、数えきれません。
さて、土佐酢の作り方ですが、鍋にてんさい糖を入れ、
そこに、
一番出汁を、
合わせますが、自分が使う一番出汁は、鰹節、宗田節、干し椎茸の足、昆布で取ったものです。
そこに、
赤酒、
酢、
濃口醤油、薄口醤油、
塩を合わせます。
その後、てん菜糖や塩が溶けるように、かき混ぜながら、
鍋を火に掛け、
沸いたら、鰹節を入れるのですが、このことを追い鰹と呼んでいます。
火を止め、
アクをすくい、このまま冷ましておき、冷めたら、
漉し、
ペットボトルや瓶に移し、冷蔵庫にしまっておきます。
冒頭でお話ししたように、色んな使い方が出来る土佐酢は、他の調味料を加えることで、そのバリエーションは様々です。
これからの時季、さっぱりしたものを食べたくなる機会も増えるので、ご家庭でも、土佐酢を常備しておくのも、おすすめです。
ご興味、ご関心があるようでしたら、詳しい分量などについても、お伝えさせて頂きますので、直接お問い合せ下さい。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
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