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千葉県銚子産の真梶木(まかじき)

今朝、

川崎北部市場の鮪屋から届いたのが、千葉県銚子産の生の梶木(かじき)でした。

梶木は、

 



このような姿ゆえ、旗魚とも呼ばれています。

また、かじきまぐろとも呼ばれていることもあり、鮪(まぐろ)の仲間と思われていますが、鮪はサバ科で、梶木にはメカジキ科とマカジキ科がおり、全くの別ものです。

ただ、そのように言われるようになったのは、どちらも、高速回遊性の大型魚で、生息域が広く、肉質が良いなどの共通点が多いからで、名前、産地などの表示に、厳密な規定のある昨今ではあり得ないことです。

梶木を扱うのは、鮪屋になっているのは、そのような経緯(いきさつ)があるのは、想像に難くありません。

ところで、活べ船(いけべせん)とあるように、この梶木は活ベ船で水揚げされたもので、活べ船とは、一日から二日で漁をし、漁港に所属する小型の船のことで、 大型の遠洋マグロ延縄船の小型バージョンということも、仕入れ先でもある川崎北部市場の鮪屋の社長に教えて頂きました。

血合いと皮を外し、

包丁し、

このように盛り付けたのですが、色目こそ、マグロ類のような赤を帯びてはいません。

しかしながら、ほのかに感じられる脂の乗り具合は、魚本来の美味しさを感じられるものです。

これまでに、『佳肴 季凛』ではお出ししたこともなかったこともあり、梶木を最後に食べたのは、10年以上前のことで、改めて、その美味しさを感じました。

また、梶木は、これからの時季、さらに美味しくなる、いわゆる旬の魚でもあり、特に、千葉県銚子などで突きん棒(つきんぼう)で水揚げされる梶木は、高値で取引されています。

突きん棒漁とは、船上からもりを投げて、鮪や梶木などの表層性大型魚類を漁獲する漁業で、

江戸時代から梶木を対象として行われている漁法のことです。

今秋から、川崎北部市場の鮪屋との取引を始めたことで、トップクラスのものが欲しい時は豊洲、それに準ずるものが欲しい時は川崎と、使い分けを出来るようになりました。

その結果、今日のような梶木を仕入れることが出来ましたし、両方の鮪屋と自分の関係が上手くいくことで、良質なものをお出し出来るよう、努めたいものですし、それ以上に、両方の鮪屋の社長の存在が有難いこと、この上ありません。

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