”ふじさんクーポン”使えます!
こんにちは、真由美です。
今日はあいにくのお天気ですね。もし晴れていたら、次女の遠足でしたが、この雨で中止になってしまいました。
そのつもりでしたので、私は今日のランチタイムはお休みせてもらい、娘二人を連れて、出かけてきました。
外で遊ぶわけにもいかないので、富士宮市にある”花の湯”で、のんびりしてきました。たまには、こんな息抜きもいいものですね。写真を撮るつもりでしたが、そんなことを忘れてしまうくらい、のんびりしてきてしまいました。
ところで、今日から、以前お話ししていた”ふじさんクーポン”が使えます。
”佳肴 季凛”の入口にも、こんな風に、ポスターを貼ってあります。

また、”佳肴 季凛”では、ランチタイムを含めて、いつでもお使いになれます。是非、ご利用下さい。
GWの営業ですが、4日(月)は休まず、営業致しますが、6日(水)はお休みさせていただきます。皆様のお越し、お待ち申し上げます。
真由美
小肌(コハダ)の見分け方
以前、小肌(こはだ)の仕込みについてお話ししました。そのお話しは、こちらを。
今朝も、沼津の魚市場で小肌を仕入れてきたのですが、いつものように、一匹ずつ、良し悪しを見分けながら、選んでいます。

ひと箱に5キロ入っています。その中から、10匹程度、目方にして、0,5キロです。倍率10倍の狭き門です。

今朝は一番の乗りなので、好き放題選ぶことが出来ました。当然、小肌は新鮮そのものです。新鮮ですから、鱗も沢山ついています。
ところで、選んでいる箱の隣に、小肌の入った箱がありました。

左が、自分が選んだ箱です。右のは、水が赤く濁っています。

この箱の小肌は、昨日入荷したものです。市場では、こういう魚のことを、”トメ”といいます。語源は市場に”とまっている”から、来ているはずです。
見るからに、鮮度が悪そうです。小肌をご覧頂ければ、お分かりになると思います。

頭の付け根の部分が、血でにじんでいます。また、鱗も落ちてしまっています。開けばもっと分かるのですが、あえて仕入れるまでもないので、説明だけにしておきます。
開くと、お腹の辺りが、血でにじんでいます。当然、食べても美味しくありません。もっと鮮度が落ちると、お腹が割れてきます。
良くないものを見て初めて、その違いがお分かり頂けると思います。今日の小肌は、倍率10倍の狭き門を、くぐり抜けた精鋭ですから、はっきりいって自信あります。
志村
マクロビオティックのお肉

これは、お菓子ではありません。では?
”大豆たんぱく”と呼ばれる食品です。この状態では、乾燥しているので、水で戻してから使います。

ぬるま湯に10分程度浸しておくと、倍くらいにふやけます。

”大豆たんぱく”と呼ばれるように、原材料は大豆などの穀物の粉です。

”大豆たんぱく”と原料、形が似ているのが油揚げです。ただ、食感が違います。”大豆たんぱく”の食感は、歯ごたえのある油揚げといった感じです。
その食感ゆえ、マクロビオティックでは、肉の代わりに使ったりもします。パン粉をつけて揚げれば、豚カツのようになりますし、ミンチにかければ、挽肉のようにもなります。簡単にいえば、マクロビオティックのお肉とも言えます。
原材料をご覧いただいたように、全て植物性のものですから、コレステロールはゼロです。
”佳肴 季凛”では、戻してから、小さく包丁してから、味を含めます。

味を含めた”大豆たんぱく”は、会席のコースの小鍋に入れています。

ランチだけでなく、夜もお出ししているのですが、召し上がったお客様は、「これ、何?」、「油揚げじゃないよね?」と聞いてきます。
「太らないお肉ですから、いくら食べても平気です。」と答えると、特にランチに見えた女性のお客様には、好評です。
そのあとの質問は決まって、「どこで、売っているの?」です。
一般には出回っていません。殆どの場合、自然食品を扱っているお店で売られています。ちなみに、”佳肴 季凛”では、富士宮市にある”富士グリーン”さんから、買っています。
興味がある方は、是非一度、”富士グリーン”さんを覗いてみて下さい。店員の方は、皆さん女性で、マクロ”美”オティックといった感じです。
志村
桂剥き
以前、刺身の妻についてお話ししました。
こちらが、刺身の”妻”です。中に入っているのは、大根、人参、胡瓜、茗荷、アーリーレッド(紫玉葱)です。
その時のお話しにあるように、”佳肴 季凛”では、全部自分が桂剥きして、包丁しているものです。

胡瓜を桂剥きしているところです。剥き終えたら、こんな風に、巻き取ります。

こちらの写真は、大根です。巻いたら、すぐに包丁することもありますが、次の日に包丁をすることもあるので、このようにしてしまっておきます。

妻の仕込みは、2,3日おきぐらいなのですが、どんなに沢山の予約が入っても、自分は自ら桂剥きをします。
理由は、ちゃんと桂剥きした妻は美味しいからです。
こんなお話しをすると、一般の方だけに限らず、同業者である和食の料理人にも、「たいへんでしょう?」と言います。
さらに「(妻剥き専用の)道具でやればいいのに。」とも、言われます。
事実、たいへんです。が、美味しいものを、手間隙かけて作るのが、料理人ですから、予約がどれだけ沢山入っても、自分はやりますし、やらないと気が済まないし、お客さんにお出しして、お金をもらうことなど出来ません。
「そこまでするの?」とも言われます。
そんな時自分が思うのは、「自分がお客さんだったら、どっちが食べたいのか?」ということです。
当然、美味しい方を食べたいに決まっています。だから、そこまでやるのです。それが嫌だったら、料理人をやる必要はないと思っています。料理人は、お客さんがいてこそ、料理人でいられるのです。
ところで、今でこそ、桂剥きも人並みに出来ますが、鮨屋から和食に転がり込んだ頃、全く出来ず、悔しい思いをしたものです。
その頃は修業中で、東京に一人で住んでいたのですが、仕事帰りに、自分の住んでいる駅でなく、手前の駅で降りて、スーパーで大根を買って帰り、一人練習したものでした。
練習したからといって、一朝一夕に桂剥きができるわけではありません。そんなことを、半年位続けた頃から、なんとか人に見せられる程度になったのです。
今となっては、懐かしい思い出ですが、桂剥きをしていると、何故か思い出してしまいます。
そんな若かりし頃と同じことが、自分の中では、桂剥きに限らず、今でも続いています。だからこそ、料理人は一生修業と言われるのかもしれません。
志村
2009.4.22|野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
恵方睨み
先日、当ブログ”もっと美味しいお話し”の、名コメンテイターの”富士のマク”様から、こんな置物を頂きました。

作品名は、”恵方睨み”といいます。ちなみに、”富士のマク”氏は、”木彫道楽家”を名乗っておられ、これまでも数多くの、木彫の作品を作っています。
”佳肴 季凛”の入口にも、二つほど作品が、あります。

この大きな木が、氏の作品ではありません。この木の上に、”ふくろう”、下に”猫”が置かれているのですが、見にくいので、近くに寄ってみます。
こちらが、”ふくろう”です。

こちらが、”猫”です。

さて、今回の”恵方睨み”ですが、氏の勧めで、カウンターの左端に置いてあります。
”恵方睨み”だけあって、恵方に向けようと思い、調べてみたら、今年の恵方は、東北東でした。そちらを向いてしまうと、お客様に背を向けることになってしまうので、玄関を向かせるようにしました。

”佳肴 季凛”にいらしたら、”木彫道楽家”こと”富士のマク”様の作品を、是非ご覧下さい。
志村
生じらす
朝6時半頃の沼津の魚市場の様子です。

漁船が入港して来ました。船を岸壁につけると、青いザルを降ろし始めました。この中に、魚が入っています。

これだけでは、分かりにくいので、もう少し近づいてみます。

中に入っているのは、”生じらす”です。今年のしらす漁は、3月20日か21日に解禁になったのですが、水温や潮の関係で、殆ど獲れませんでしたが、ここ最近、ようやく入荷し始めました。
船が入ってくると、セリの開始がアナウンスされます。そうすると、仲買人が集まってきます。

そうこうしていると、セリが始まりました。赤い服を着ているのが、市場のセリ人です。

入荷量は、その船によってまちまちで、大きさも同様です。当然、セリ値もまちまちで、高値と安値ではかなりに開きがあることもしばしばです。そうなると、仲買人同士が、なかなか値段をつけず、牽制しあいます。
また、中には砂や泥が混じっているものもあるので、注意が必要です。
しらす漁が解禁になって、自分は仕入れていなかったのですが、今朝のしらすは、なかなかのものだったので、定休日だったのですが、試しに仕入れることにしました。
ただ、”生じらす”は魚へんに弱いと書く、”片口鰯(かたくちいわし)”の稚魚なので、傷みが早いのが特徴です。
”佳肴 季凛”では、生姜、葱、紅たでをあしらい、ポン酢をかけてお出ししています。

先程、お話ししたように入荷は、それこそまちまちですが、この時季ならでは、”生じらす”を是非ご賞味下さい。
志村
”ひがんふぐ”と”あかめふぐ”
今日は、仕事そっちのけで、外へ行きたくなる天気ですね。そういうわけにもいかず、”佳肴 季凛”に幽閉されています。
一昨日の金曜日、沼津の魚市場の活魚のセリ場にこんな、札が貼ってありました。

”フグ 2(本)”と書かれています。もう少し、近づいてみます。

この2本が、その”フグ”です。色が黒っぽいのと、茶色っぽいのがいます。

右側の茶色っぽいのが、”あかめふぐ”で、左側の黒っぽいのが、”ひがんふぐ”です。
どちらも、食べることが出来るふぐで、天然の”とらふぐ”には劣りますが、十分美味しいふぐです。
ご覧のように、活きているので、刺身でも食べられます。また、唐揚げでも、美味しく食べられます。
どちらも、昨日の朝卸したのですが、普通の魚と違って、この類のふぐは、水槽ならぬ”私設富士市ふぐ水族館”には、入れません。
というのも、この時季、猛毒である卵巣が成長していて、卵を出してしまう可能性があるので、こんな風に発砲スチロールに、”ブクブク”を入れて、隔離しておきます。

ろ過装置もないので、水もすぐに汚れてしまいますが、明くる日には、卸すので、全く問題ありません。
ところで、この”あかめふぐ”と”ひがんふぐ”は、3月ぐらいからこの時季にかけて、時々入荷してきます。南伊豆・妻良(めら)の定置網にかかることが、大半です。ちなみに、今回のは、どちらも妻良産でした。
明後日、沼津の魚市場は休みなので、明日は休日出勤ならぬ、”休日市場”です。こんな変り種を見つけに行って来ます。
志村
ふじさんクーポンのステッカー
こんにちは、真由美です。
先日、富士市商工会議所から、こんなものが届きました。

先日お話しした”ふじさんクーポン”のステッカーです。
これだけでなく、取扱加盟店証も同封されていました。

”佳肴 季凛”の名前が書かれています。
最初の写真に、ステッカーが二種類ありますが、”佳肴 季凛”は、小規模事業者に区分されるので、こちらを店頭に置く予定です。

”ダブルチャンス抽選対象店”と書かれています。私もまだ詳しく分からないので、こちらをご覧下さい。
使用できるのは、今月25日から、7月31日までで、富士市内だけです。これ以降は、使えないので注意してください。
”佳肴 季凛”では、ランチタイムを含め、いつでも使えます。皆様のご利用、お越しお待ち申し上げます。
真由美
岩がき
4月も半分過ぎましたが、この時季になると、市場に夏の食材も少しづつ入荷してきます。
夏が旬の魚といえば、鰹(かつお)、鱧(はも)、鯒(こち)、鮑(あわび)、などですが、ここ最近入荷量が増えてきたのが、”岩がき”です。

こちらの”岩がき”は、大分県・豊後水道産です。

自分が仕入れてくる”岩がき”は、何よりも先ず、大きいものであることです。

左側の”岩がき”が、自分の仕入れてくるものですが、ちょっと分かりづらいので、こちらをご覧下さい。

これで、何となくはお分かり頂けると思いますが・・・。
その次に、形を見ます。”岩がき”は天然のものなので、その形もまちまちですが、このように、丸みを帯びた感じのものを選びます。

あとは、持った時に重みを感じることも大切です。これらを基準に選んでくるのですが、選んでいる時のやりとりは、きまってこんな感じです。
「親方、そんなに選ばないでよ。」
「いいじゃん、良いものを仕入れに来てるんだから。」
「値段、高くなっちゃうけど・・・。」
「値段?ちょっとぐらい高くたって、かまわないよ。うちのお客さんは、俺が選んだ美味しいものを、食べに来てくれてんだし、高かったら、俺の小遣いがなくなるだけよ。」
「・・・。好きなの選びなよ。その代わり、貰うもんもらうからね。」
「はいよ。」
そんなことを、お話ししていたら、”岩がき”の注文が入りました。

先程の”岩がき”の殻を開けたところです。身が殻一杯に詰まっています。
一口では食べられないので、適当な大きさに包丁しなくてはなりません。

これは4つに包丁しましたが、もっと大きいものは5つに包丁します。さすがに、6つというのは、お目にかかったことはありません。

包丁した”岩がき”を、もう一度、氷の上に置いた殻に盛り、レモンをあしらい、ポン酢を添えてお出しします。
一口食べれば、濃厚な味と”岩がき”特有の風味が広がります。この味わいは、この大きさならではのものです。
ところで、”岩がき”は天然のものですが、産地も日本各地です。当然、産地によって、その味も変わります。
個人的に美味しいと思っているのが、東日本でしたら、茨城県・鹿島灘で、西日本でしたら、京都府・舞鶴です。
ただ、もう少しすると、同じ静岡県の熱海産の”岩がき”も入荷してきます。去年初めて、食べたのですが、上の二つに匹敵する味でした。その大きさは、かなりのもので、”わらじ”と呼ぶ人もいるほどです。
何はともあれ、これから旬を迎える、”岩がき”を是非ご堪能下さい。良いものというより、気にいったものが無ければ、仕入れて来ません。その時は、ご勘弁を。
志村
”天然のふぐ”と”養殖のふぐ”の違い
4月も半ばを過ぎました。この時季になると、沼津の魚市場へ着く頃には、夜も明けています。

市場につくのは、5時前後です。今朝は、沼津魚市場のランドマークでもある”びゅうお”も、朝日に照らされています。行き慣れた場所の見慣れた風景とはいえ、何だか妙にすがすがしいものです。
市場に着いて、先ず足を向けるのが、活魚のセリ場です。この時季になると、”鱧(はも)”の入荷も始まっています。

この”鱧”は、写真に写っているように、中国産です。今朝は入荷していませんでしたが、国産の”鱧”も、ここ最近入荷しています。市場の暦は、すでに初夏です。
そんな生簀の隣に、”鱧”とは正反対の時季の魚の”ふぐ”が、一本いました。自称”富士市でふぐ一番好きな料理人”の自分が、近寄らないわけがありません。

”養ふぐ”と書かれています。養殖のとらふぐのことです。気になったので、市場のセリ人に、聞いてみました。
「何で、(ふぐが)一本しかないの。」
「それが、おしまい(のふぐ)でさぁ、今シーズン最後の一本。」
「ふーん。」と、その場を立ち去ろうとしました。”佳肴 季凛”で使うふぐは、天然ものだけですから、あえて仕入れるまでもありません。
「親方、やってよ。つきあってよ。」
ここからは、駆け引きです。
「いくら?」
「○○(円)で。」
「うーん・・・。」
「じゃ、△△(円)で。」
「それで、いいよ。」
交渉成立です。それこそ、安い買い物です。
その後、一通りの仕入れが終わって、帰ろうとすると、今度は”天然ふぐ”が、一本だけいました。値段も、そこそこで仕入れることが出来ました。こちらも、安い買い物です。
今朝は、偶然にも”天然のとらふぐ”と、”養殖のとらふぐ”を仕入れたので、両方の違いを、ご覧下さい。

一番の違いは、尾びれで、上が養殖もので、下が天然ものです。養殖ものは、生簀のなかで他のふぐに、尾びれをかまれるので、こんな風にすり切れてしまいます。
また、泳ぐこともそれほどないので、尾びれも発達しません。これは、ふぐに限ったことではありません。一方、天然ものは、泳ぎ回るので、自然と尾びれも発達します。
ところで、”養殖のふぐ”を仕入れたのは、いいのですが、”佳肴 季凛”で使うのは天然ものだけです。実を言うと、その使い道に、今悩んでいるところです。
だからと言って、天然ものと偽装して、お出しすることはありませんので、どうぞご安心を。もし、養殖ものを使う時は、ちゃんと養殖ものと、申し上げます。自分に限りなく甘く、正直な性分ですから。
志村















